どじょうすくい踊りは、島根県に伝わる民謡「安来節」にあわせて踊るものです。上の町幼稚園では園児たちにこのユニークな踊りを通じて、日本の伝統文化に触れてもらおうと体験教室を開きました。講師には、地元でボランティア活動をしている鎌田 靖子さんが招かれました。鎌田さんは、「ユニークな足運びと表情をすることがどじょうすくい踊りのコツ」と手本を見せながら分かりやすく説明し、園児たちはさっそくザルを片手に、どじょうを想像しながら、踊りに挑戦していました。園児たちは、楽しく遊びながら、古くから伝わる芸能に親しんでいました。21人の園児たちは、これから練習を重ね、10月の運動会で保護者や地域の人たちの前でどじょうすくい踊りを見てもらう予定です。
青空の広がるグラウンドには玉野商業高校の生徒や教職員およそ500人が班ごとに集まっています。生徒たちが囲んでいるのはすき焼きの鍋です。玉野商業高校では昭和36年から毎年4月20日の開校記念日にあわせ他の高校にはない行事で生徒たちの親睦を深めようとこのすき焼きパーティーを開いています。白菜や豆腐などの食材は生徒たちが相談して持ち寄ります。1年生にとっては初めての行事で準備や味付けなど、手間取る姿もありましたが、3年生にもなると、玉ねぎや餅など定番の食材に各家庭の味が加わることもあります。玉野商業高校では5月にも開校記念として地域の清掃活動を行うことにしています。
倉敷チボリ公園には衛生監視員9人が訪れ、3つの班に分かれて園内13の飲食施設で衛生指導と簡易検査を行いました。監視員は、冷蔵庫内の温度や食材の仕入れ時期の管理、害虫駆除対策などが徹底されているかどうか25のチェック項目に従って聞き取り調査しました。また、従業員の手や指、冷蔵庫の取っ手や水道の蛇口、まな板などに食中毒の原因となる大腸菌や黄色ブドウ球菌などがついていないかを調べるふき取り検査をしました。検査にあたった監視員は、「消毒や手洗いの励行はもちろん食中毒防止のために細心の注意を払ってください。」と呼びかけていました。きょうは倉敷チボリ公園内の飲食施設のほか倉敷美観地区の20ヶ所でも衛生指導が行われました。なお、検査結果は1週間後に分かることになっており倉敷市保健所では問題があれば再度衛生指導を徹底することにしています。
「ぐるうぷどんがめ」は今年2月8日、75歳で亡くなった写真家、中村昭夫さんの指導を受けて活動してきました。会場入り口には、中村さんの「日応寺毘沙門天立像」が展示され、会員の中村さんへの感謝と誇りの気持ちを表しています。現在、会員は15人でそれぞれがテーマを持って、写真を撮り続けています。1つのテーマを5枚から7枚の写真で表現しており、伝統行事の中での参加者のいきいきとした一瞬の表情をとらえたり、自然がみせる変化を1枚の写真に切り取ったりと、見る人に訴えかける作品に仕上がっています。会の代表、小野嘉兵衛さんは「今は、会員それぞれが中村先生の遺志を継いでがんばる決意でいるポリシーを投影させた写真を撮り続けていきたい」と話していました。会場を訪れた人たちは作者に撮影方法を聞くなどして1枚1枚、じっくりと見ていました。第35回ぐるうぷどんがめ写真展は27日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。