【神奈川】相模原市磯部の相模川で16日、体長約60センチの黄色いナマズ、同市提供=が見つかった。近くに住む運転手の野沢彰さん(60)が、農業用水を取水する磯部頭から下流約300メートルの左岸河川敷を散歩中に発見。自宅から網を持ってきて、すくい取った。
ナマズはメスで、頭から尾にかけて全体が黄色い。腹部は白く、所々に黒い斑点模様がある。市立水族館の「相模川ふれあい科学館」に持ち込まれ、水槽に移された。
飼育技師の藤森純一副館長は「突然変異で黒いメラニン色素が先天的に欠乏したとみられる。黄色いと外敵に見つかりやすいため、幼魚のころに鳥や他の魚に食べられる可能性が高く、成魚になるのは珍しい」と話している。科学館では、ナマズの状態を見た上で一般公開する予定。【高橋和夫】
2008年4月18日