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秀臣の妻で、清海と友春の母。おしとやかできれいで料理上手という、絵に描いたような「素敵なお母さん」。糸子とのあまりの違いに、喜代美は「この親にしてこの子あり」とつくづく感じてしまう。
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小浜の庶民派食堂の店主。順子の父親。ケンカの仲裁が趣味で、ケンカをしている人を見ると駆けつけ、売り物の焼き鯖を食べさせ仲直りさせてしまう。犬のケンカまで仲裁しようとして、家族にはあきれられている。
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幸助の妻で、食堂のおかみさん。ケンカの仲裁ばかりで商売の下手な夫に代わって、店を切り盛りしている。ミーハーでおしゃべりと噂話が大好き。小草若がテレビロケで食堂に来たときには、喜んで舞い上がってしまう。
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喜代美の友達で、魚屋食堂の一人娘。あれこれ悩む喜代美に、クールな眼差しでいつも的確なアドバイスを与えてくれる頼れる存在。時に厳しいことも言うが、「あんたの人生の主役はあんたや」と励ましてくれる。
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小浜観光協会事務局長。箸問屋を営み、先代の正太郎には仕入れで世話になった恩義を感じているが、突然箸作りを継いだ正典には懐疑的である。皮肉屋で知ったかぶりが多いため、周囲からはやや煙たがられている。開店したばかりの正典の店に雑誌の取材依頼を持ってくるが、それがとんでもない事件を起こす。
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かつて「上方落語界の四天王」と称された落語家。人気実力ともに群を抜いていたが、とある出来事をきっかけに気力を失い、落ちぶれてしまった。所属していた大手芸能プロにも見限られ、残った弟子は草々一人だけ。ぼろ屋に一人で住んでいる。酒におぼれ物言いは乱暴だが、根は落語と弟子への愛にあふれている。喜代美が転がり込んできたことをきっかけに、落語への情熱を次第に取り戻していく。
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草若の下に唯一残った弟子。言葉数の少ない熱血漢。人に物事を説明するのが大の苦手で、行動を誤解され、しょっちゅう他人と衝突してしまう。だが根は純粋で、少年のような心を持つ。落語家としては荒削りながら、天与の才を持っている。喜代美の兄弟子として、何かにつけて面倒をみることになる。
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草若の元弟子。草々の兄弟子にあたる。落語家なのに極度の上がり症でなかなか芽が出ず、草若が落ちぶれた後は、落語を離れてサラリーマンをしている。喜代美たちとの関わりの中で、再び落語の世界を目指すことになる。
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草若の息子で徒然亭一門の元弟子。かつて草若が天狗芸能と決別したときに、一人天狗芸能に残り、一門にとっては裏切り者となった。入門一日違いの草々とは犬猿の仲である。上方落語界の四天王と呼ばれた父とは対照的に、「底抜けに〜」というキャッチフレーズと「寿限無」が唯一の持ち芸。
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徒然亭一門の元弟子。草若が演じた落語に出てくる狡猾な男に感動して、四番弟子として入門したという変り種。常に無表情で口が悪く、金にも汚いという嫌な奴だが、中国料理店で働く今もどこかで落語を捨てきれずにいる。ペットとして九官鳥を飼っている。
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