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【政治】

参院、思いやり予算否決へ 新協定案は5月発効

2008年4月22日 19時13分

 民主党は22日、在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する新たな特別協定案について、24日に参院外交防衛委員会、25日に参院本会議で採決する方針を決めた。民主、共産、社民各党などの反対多数で否決される方向。条約は憲法規定で衆院議決が優先されるため、25日中に両院協議会を経て承認され、5月上旬までには発効する見込みだ。

 外務省によると、条約承認案が参院で否決されるのは初めてとなる。

 思いやり予算は、旧特別協定が3月末に期限切れとなったため、4月1日から予算の根拠となる協定の「空白期間」が生じている。

 民主党が新協定案に反対していることに、米軍基地の日本人従業員で組織する全駐留軍労働組合が強く反発。米軍岩国基地を抱える衆院山口2区補選の投開票を27日に控え、同党内で早期承認に向け採決を求める声が強まっていた。

(共同)
 

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