神戸放送局

2008年4月22日 19時0分更新

女性連続暴行男に、無期懲役

兵庫や大阪で1人暮らしの女性ばかりを狙って自宅に押し入り乱暴した上、現金を奪った罪などに問われた44歳の無職の男に対し、神戸地方裁判所は「被害者に一生癒えることのない傷を負わせた責任は重い」と指摘し、無期懲役の判決を言い渡しました。

住所不定、無職の金平和被告(44歳)は、おととし、大阪市内で1人暮らしをしていた女性の自宅に押し入って、女性をスーツケースに押し込んで連れ出し、自分の部屋に監禁して乱暴した上、現金を奪うなど、兵庫や大阪で1人暮らしの女性ばかりを狙って同じような犯行を8年ほどの間に21回繰り返した罪に問われています。22日の判決で神戸地方裁判所の岡田信裁判長は、「女性を長期間にわたって監禁し、繰り返し乱暴するなど、卑劣極まりない犯行だ」と指摘した上で、「自らの欲望のおもむくままに犯行を繰り返し、被害者に一生癒えることのない傷を負わせた責任は重い」と述べ、金被告に求刑通り、無期懲役の判決を言い渡しました。