大阪市と神戸市で1人暮らしの女性を狙って性的暴行を11件繰り返したなどとして、強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた住所不定、無職、金平和被告(44)に対する判決が22日、神戸地裁であった。岡田信裁判長は「常軌を逸した犯行で、卑劣極まりない」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決によると、金被告は06年4月、大阪市内のマンションに侵入、帰宅した女性を性的暴行し、現金などを強奪した。さらに女性を旅行かばんに押し込み、当時住んでいた大阪市内の自宅に運んで監禁するなど、98年8月から8年間で計11人に性的暴行し、8人にけがをさせ、現金計472万円を奪うなどした。【山田泰蔵】
毎日新聞 2008年4月22日 大阪夕刊