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「殺せ、殺せ」の大合唱

今週はいくつか取材と原稿書きでバタバタ。来月発売の月刊「世界」(岩波書店)に掲載する予定のイラク関係の原稿の締め切りが今日だった。編集者には内緒だが(?)、実はまだ一行も書けていない。頭の中ではすでに「構成」「執筆」しているけれども。

こんなブログ書いている場合じゃないが、でもやっぱり忘れないうち、いまのうちに書いておこう。

きょう20日(火)は、サマワの自衛隊撤退が発表されるようだ。これはこれでまた今度あらためて書くとして(注-以前「撤退から始まる次の自衛隊海外派遣」という原稿を「DAYS JAPAN」に書いたhttp://www.daysjapan.net/dj/bknm/200604.html)、夜のニュースで恐らく大きく扱われるであろう山口・光の母子殺害事件の最高裁判決も今日言い渡される。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/yamaguchi_hikari_murder/?1150784047

昨日、安田好弘弁護士の話を聞く機会が東京都内であった。以前このブログでも書いたし、http://blog.so-net.ne.jp/watai/2006-05-09 これまで何度か本人が公の場でも話されているが、やはりマスメディアを通じて扱われる彼の主張・言い分の「一部分」と、実際の彼の主張・言い分の「本質」とには大きく開きがあるようだ。

それは別に安田弁護士だけではない。もう一方ともいえる、被害者の夫・父親である本村洋さんの主張・言い分もまた同じように思えてきたりもする。

例えば以下のような新聞記事がある。
2006.06.17 読売新聞(夕刊)
山口・光の母子殺害 「命をもって償って」 夫、7年2か月苦悩 20日に判決
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060617i204.htm

メディアの報道では、殺人事件の被害者の遺族のコメント・談話で、「犯人を死刑にしてほしい」「極刑を望みます」という一部分だけが大きく扱われることが多い。だが、本当にその部分が「被害者がいちばん望んでいること」なのだろうか?

それを知るために非常に理解しやすい本があるので、ぜひ読んでみてほしい。「〈犯罪被害者〉が報道を変える」高橋シズエ・河原理子編(岩波書店)だ。http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0244290.html 地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋さんと、朝日新聞記者の河原さんが「犯罪被害者の話を聴く勉強会」を続ける中でまとめた本だが、この中で先の本村さんはこう語っている。

「例えば私は、被害者の権利確立を目的に発言や活動をしてきたつもりです。一方で、加害者には極刑を望んでいますが、それは被害者としての単純な感情によるもので、厳罰化・死刑推進運動をしているわけではありません。死刑制度を考えるきっかけになればいいと思って取材には応じるようにしていますが、被害者の状況を懸命に話しても、死刑にまつわる応報感情ばかりを採り上げられる場合が多いです。」

「死刑にまつわる応報感情」の部分とは、殺人事件の被害に遭った遺族たちの談話・コメントとして最もメディアで扱われやすい部分だと思うが、それはいまや何も遺族だけに限らない。

昨日の安田弁護士の話では、前回の弁論を欠席した際(この「欠席した」という部分だけが大きく扱われた)には一日100件以上の電話が来たそうだが、その内容のほとんどは「弁護は不要だ」「死刑にすべきだ」という内容だったという。これに対して彼は、「電話の向こう側から『殺せ、殺せ』という大合唱が聞こえてくるようだ。『許せない』ではなくて、『殺せ』という精神的な共謀感なのか。世の中が殺せ、殺せという動きの中で、司法がちゃんと機能するのかが問われている。明日は裁判という名の『リンチ』が起こる」と話していた。

「被害者の救済・保護・支援と、加害者への刑罰の重さの違い」「被害者の人権と、加害者の人権を対比させるような動き」「被害者の遺族がいるか、いないかによって量刑が変わるのは正当なのか?」「判決が今後の『裁判員制度』http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/に与える影響」など、彼は様々な問題提起を昨日していたが、そうした部分はきょうのメディアの「最高裁判決」のニュースの中では恐らく伝えられないだろう。

イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人にも聞いてみたいが、本当に「弁護は不要だ」「死刑にすべきだ」でいいの? 「誰かの被害の側に立つことで、誰かをまた殺す側にも立つ」ということは両立するのだろうか?それってアメリカの大統領やアルカイダがやっていることと同じじゃないの? 「人を殺した奴は、さっさと殺してしまえ」のルールで人間の社会はOKなのか? 「殺せ、殺せ」の大合唱の中に、自分もひょっとして入っていないだろうか…

読売新聞の引用を先にしたが、同じ新聞からこんな角度の記事もあるので参考まで。
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/051016_4.htm

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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売・各地で上映中
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2006-06-20 05:50  nice!(7)  コメント(107)  トラックバック(10) 

コメント 107

まさひこ
新着から来ました~☆よかったら僕のブログもよろしくです!
http://douga619.web.fc2.com/
by まさひこ (2006-06-20 08:09) 
らっ子
司法の役割とは(たとえ100%はできないにしても)、できるだけ公平な裁判をすることにつきると思う。被害者に対しても、一番誠実な司法のあり方は、事実を明らかにすることではないだろうか。

温情ある判決と感情的な判決は違う。
被害者救済のためにも、事実を明らかにすることは不可欠。安田弁護士のスタンスは、司法のあり方としてまっとうで貴重な存在だと思う。
by らっ子 (2006-06-20 14:18) 
悠歩
私は、いかなる理由があっても殺人は極刑相当、と思っているのですが、この国では極刑とは「死刑」しかないのです。死刑は余りにも簡単に問題を「解消」してしまいます。議論のできない非民主主義国のこの国にはこれしかないのか...と思い、悲しくなります。「死刑」でも「無期懲役」でもなく「終身刑」を。限りない「反省」を。
by 悠歩 (2006-06-20 23:56) 
ミックス
未成年が犯した罪=死刑にはならない、無期懲役でも数年で出られる

こんなことを考えている加害者。
本能のままでやりたいことをやって、反省も皆無。
極刑を望む声が多いのは当然だろう。
ただ、「死ね」といっている連中もいることは確か・・・
難しい問題であることに変わりはない
by ミックス (2006-06-21 17:19) 
まいっち
こんにちわ。この事件はいろいろ考えさせられてしまいます。
私も 大合唱にくわわってますね・・。
グローバルになりきれないけど いろんな意見を拝見して
いろいろ揺れ動きます・・。
自分のブログの記事にふれさせていただきました。
by まいっち (2006-06-21 18:42) 
sizuka-blog
「死ね」はシンプルで良い言葉ですよ
合唱に安易に参加する人がたとえ「考え深い」と自認する人よりも考える能力が低かったとしても、本能が「罪もない女を殺し、母親に泣きすがる赤ちゃんを床にたたきつけ、さらに泣きすがった赤ちゃんの首に紐を巻き付け絞殺し
さらに屍体をレイプした犯人が被害者の家族に対し「被害者は調子に
乗ってると思う」弁護人「甘えて抱きついただけ。赤ちゃんが可愛いから首にちょうちょ結びしただけ。レイプ→死体損壊に変えろ」
そういう事件に同情するなら、罪というか同罪ですよ。
世の中には絶対的な悪がある。それを気持ちの良い言葉で逃げれば
楽です。死ねと言う私を軽蔑し見下すあなたは、どれほどお心のきれいな人間なのですかね。
愛する人を無惨に殺されて許せるのなら、それは聖人ではなく悪魔ですよ(それとも本気で辛い思いをしたことのない子供の妄想かな?)。私はそんな偽善者を装った悪魔ではなく人ですので、あなたの意見は最低だと思います。
by sizuka-blog (2006-06-21 20:20) 
digthelife
綿井さんは
>イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人たち
と、この光市の事件で
>「弁護は不要だ」「死刑にすべきだ」
と言っている人たちが、同類項だと思っているの?ですか?
なんかそんなニュアンスが…。
もしそうなら、それこそ単眼で物を見ちゃってるって気がしますが
もし違ったらごめんなさい。

しづかさん

>「死ね」はシンプルで・・・(繰り返したくないので以下省略)

この言葉、夕べの本村さんの会見をきちんと理解していたら
そう間単に出てはきませんよ…。
本村さんをはじめご遺族の方々が、第三者の想像を絶するであろう
(ご家族を殺されたことについてだけではない)苦しさのなかで
苦しみ悩みながら、それでも7年間以上主張し続けてきたものと、
いわゆる大合唱団の一員(でしょ?)であるあなたが主張するものとは
全くもって「似て非なる」だということに、そして
このような↑言葉は、ご遺族に対しても大変失礼だっていうことに
0コンマ1秒でも早く気が付いたほうがいいよ。ほんとだよ。

YesかNo、赤か青、○か×。
そこに入りきらない気持ちの、なんと大切なことか。
by digthelife (2006-06-21 22:57) 
sizuka-blog
>digthelife さん
うまく反論が伝わらなかったようすですので、もう一度書き直します。
おまえは「キチガイは死ね死ね軍団」の一員であるかと言われれば、まったくもってその通りです。
母親に泣きすがる赤ん坊を叩きつけて殺すようなサイコパスは死んだ方が良いと思います。同じように、私の大切な人を殺されたくないからです。
ただ、分かって欲しいのは、「しょせん被害者の悲しみを分かれるのは当人だけ」だと私は思っています。人の心を分かったと思うのは偽善でオナニー行為です。入りきるもきらないもない、憶測により、推測させていただくしかないのが被害者のお心だと思います。
あなたがどれほど被害者の心とシンクロ出来るのか知りませんが、「加害者=死ね!」という言葉がシンプルだというのは酷い言葉だとは
思えません。そういう「私の」主張です。
あなたは物を言わない被害者を勝手に代弁して、なにが言いたいのですか。
自分の言葉で物を言えない人間に答える義務はないです。
by sizuka-blog (2006-06-21 23:22) 
らっ子
>イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人にも聞いてみたいが

ここで、綿井さんの言いたいことは次のようなことではないですか。

「イラク戦争に反対した人」「自衛隊派遣に反対している人」「いまの憲法改正に反対している人」…その人達はこれらの反対運動を通して「殺すな」というメッセージを発していたはずだ。それは当然「死ね」というメッセージを否定した行動であったはずだ。それなのになぜ、司法が手を貸そうとしている「死ね」という大合唱にもっと敏感に反応しないのか?人権侵害の重大危機だが、それでいいのかと。

ということを言われたのではないかと思うんですけど・・・。私にはそう受け取れました。
by らっ子 (2006-06-21 23:28) 
らっ子
        ↑
すみません、訂正です。
綿井さんが書かれたのは「死ね」ではなくて、『「殺せ、殺せ」の大合唱』でした。上の「死ね」を「殺せ」と置きかえて読んでください。
失礼しました。
by らっ子 (2006-06-21 23:33) 
イシダ
>昨日の安田弁護士の話では、前回の弁論を欠席した際(この「欠席した」という部分だけが大きく扱われた)には一日100件以上の電話が来たそうだが、その内容のほとんどは「弁護は不要だ」「死刑にすべきだ」という内容だったという

これは本当でしょうか?
「弁護は不要だ」ではなく安田弁護士の論拠説得力を感じられないという意味での抗議が多かったのに、安田弁護士がそれを「弁護は不要だ」とねじ曲げて言っているのはないでしょうか?その辺は確認されましたか?

>イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人にも聞いてみたいが、本当に「弁護は不要だ」「死刑にすべきだ」でいいの?

イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人で「弁護は不要だ」なんて思っている人はまずいないと思いますが。ただしそれでも、この犯人には死刑が妥当だと思っている人は多いのではないでしょうか。
by イシダ (2006-06-22 01:41) 
アスタリスク
綿井さんは、今回のブログで「弁護は不要だ、でいいのか?」という問題と「死刑にすべきだ、でいいのか?」という問題を繋げて問いかけておられるように思います。
現状のメディアの混乱振りからすると、このようなアンチテーゼとしての問いかけは無理からぬことではありますが、しかしながら本来「弁護は不要だ」と「死刑にすべきだ」という命題は分けて考えるべきではないでしょうか?
  
① まず「弁護は不要だ」という安田弁護士に対するバッシング。これは論外です。
弁護を受けるのは被告人の当然の権利であり、
被告の最大限の利益を考えるのが弁護人の義務です。
弁護人がそれを怠れば罰せられるのが司法制度です。
弁護人が守らなくてはならないのは被告の権利であり、被害者及びその遺族の感情ではありません。
  
安田弁護士の記者会見に違和感をもたれた方は、どうかお願いです、下記のブログを読んでください。せめて「死刑囚に慰謝料を支払わされた弁護士」「ますますうんざりの弁護士非難」だけでもお読み下さい。その上で安田弁護士の弁護手法を議論すべきです。
尚、個人的な意見になりますが、私は安田弁護士の今回の戦略は被告人の利益にはならなかった、寧ろ逆効果だったと考えています。
しかし、それは同時に今回、被告の利益を守るのが如何に難しかったかの表れに他ならないとも考えています。   
   
※資料です。みなさんどうか読んでm(。。)m
★囲碁と法律の雑記張
死刑囚に慰謝料を支払わされた弁護士
http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/diary/20060419/
ますますうんざりの弁護士非難
http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/diary/20060421/

★ 弁護士のためいき
光市母子殺人事件の弁護人の意図
http://t-m-lawyer.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_7ca9.html

★元検弁護士のつぶやき
光市母子殺害事件の上告審弁論について
http://www.yabelab.net/blog/2006/04/19-142053.php

  
②次に「被告を死刑にすべきか」という問題ですが、これに関しては逆に綿井さんにお尋ねしたい。
綿井さんは常日頃から<如何なる死刑にも絶対反対である>と言明しておられます。

では仮にブッシュが、ラムズフェルドが、チェイニーが、国際法廷で人道に対する罪によって裁かれ死刑を宣告された時、それに反対されますか?
同様な質問ですが先の大戦における日本のA級戦犯の処刑にも反対されますか?
当時天皇は訴追を免れましたが、もし戦犯として彼が裁かれ死刑を求刑されたとしたらそれに反対されたでしょうか?
荒唐無稽な質問であることは承知しています。しかし伺いたいのです。
<如何なる死刑にも絶対反対である>なら、それが例え権力者であり何千何万の人々の死に関わった人間であろうと綿井さんは死刑には反対なさるのでしょう・・・
私には反対できないかもしれません。
仮にブッシュが司法の手によって死刑を求刑されたとしたら、それを当然と思うかもしれない。中東の人々が「ブッシュを吊るせ!」と大合唱しても沈黙を守るかもしれません。
嬉々として2chの祭りに参加するかもしれません。

こんな仮説は抽象論であり、国家間の紛争や歴史問題を一般的な死刑論議に持ち込むのは不適切と思われるかもしれません。
しかし新左翼やリベラル思想の人達は常に反権力であり社会的弱者を固定的に考えがちです。
死刑が社会的・政治的立場を超えた一人一人の命の問題であるのにもかかわらず、どうしてもそこには選択が入ります。
私には権力者が殺される時、その人命をも守ろうとする宮崎学さんや魚住昭さんの姿が見えてこないのです。綿井さんにしてもそうです。
天皇をも含めた、権力者の命ですら死刑から守るというスタンスがなければ死刑論議は深まらないのではないかと思います。

(改行ミスによる連投です。差し支えなければ上の書込みの消去をお願いします。)
by アスタリスク (2006-06-22 07:13) 
スリーエス
どなたに対する反論でもなんでもないんですが、
どうしてこんなにぶっちゃけられるのでしょうか。
自分の心ってそんなに見えるものなのでしょうか。
断言したそばから不安になる、って感じが私にはあるので、
こういった問題に確固とした意見を持って(持っているのは普通
なのかもしれないけど)それを表明することに戸惑いを感じます。
いや、こういうのを議論の深まり、と呼ぶのかもしれないけれど。
なんだろう、自分が「殺される」ことも「殺す」こともできる人間と
して(だけどやっぱりどっちも嫌だな、と思ったりして)この問題に
なにかひとつの断言をすることができないでいます。
by スリーエス (2006-06-22 22:20) 
digthelife
綿井さんは、自分のブログに書き込まれたコメントを読んで
毎回いろんなことを考え、また悩んだりもされると思います。

私を含めてコメントを書き込む人々は、綿井さんのブログを勝手に訪問して、勝手にコメントを書き込んで、去っていくわけです。
それらに対して反応するもしないも、100%綿井さんの自由です。
(特に私などお返事に値するコメントをしていませんし)
そんなことは億も承知の上ながら、
また他の方からの反論もあろうかと思いつつ、以下書き込みます。

今回書き込まれたこれらのコメントを読んで、どう思われましたか。
コメント欄でなくていいので、次回のブログにでもいいので
“こういう意見があったが、自分はこう思う”って、
時には誰かのコメントを読んで感じたこと、表現してもらえませんか。
by digthelife (2006-06-22 23:24) 
stoneage
安田弁護士が何故あのような傷害致死の主張をしたのか
①死刑廃止論者の安田弁護士が一日でも被告を生きながらえさせるた  めに主張したのか
②「自己の主観的見解を避けて極力被告人に 有利な観点から観察判  断すべき」という裁判所の見解からあのような主張をしたのか
digthelifeさんの紹介されたblogの記事ではこの2つなのかなとで思いました。間違っていたらすいません。
またあの主張も被告人の語ったものなのか
安田弁護士が考えた事なのか
それは被告人と安田弁護士しかわからないのですが
私は短絡的な思考で2人も殺害し、あのような手紙を書いた被告が
計画性がないから傷害致死1件と強姦致死1件にできると
考えてあのような主張をしたとは考えにくい
(死がまじかに迫って勉強でもしたのでしょうかね)
とすると死刑廃止論者(少しでも被告を生きながらえようとの意図もあったのかもしれません)の安田弁護士の入れ知恵?があったと
考えてもおかしくはないと思います。
そうするとやはり弁護すんなゴルァ等の的外れな批判はあれですが
批判されても仕方がないのではないでしょうか?
by stoneage (2006-06-23 00:47) 
sasa
 少年犯罪について思いところがあります。

 もうずっと昔、イギリスで゙メリー·ベル事件"という女児による幼児殺害事件が起こり、量刑をめぐって国中で大論争を巻き起こした。確か5~7才の女児が、赤ん坊の首を絞めて殺す(しかも2人も)という異常な事件に、どんな刑を下すべきか揉め、結局無期懲役になったかと思う。(模範的囚だったが、一度の脱走事件で終身刑になった)
 事件を詳しく解説した本で、女児が更に幼い幼児を殺すに至った背景が辿られていたが、多くの少年犯罪と同様、やはり悲惨な負のサイクルがあった。女児は殺人を起こすまでに、精神に異常をきたした母親に何度も殺されかけ、死なずにいたのが不思議なくらいだったという。問題だらけの悲惨な家庭環境で起こる典型的な児童虐待だが、今度はそれが子供が赤ん坊を殺すという残酷な事態を生んでしまう。
 事件の背景が分かった時、果たしてこの女児を裁けるのかと、大人は頭を抱えてる。判決により一応の決着をみたが、問題の根本は解決しないと皆分かっている。彼女もまた犠牲者だからだ。
 社会的格差の大きな国ではこうした問題は起こり易いということで、イギリスでは問題家庭へのケアーをかなり手厚く行っているという番組を見たこともある。

 昔のように貧困が犯罪を生む訳ではないので、今の日本の少年犯罪に重ねることはできないが、あの光市の被害者遺族のの言った、どうしたら犯罪を無くすことができるか考えなければ、3人とも無駄死にになる、といった言葉には、破綻状況の生まれる背景に思いをいたせという気持ちが込められていると思う。
 あの男性が求めていることの一つは、人の命を奪った者は、その行為の意味を全身全霊で理解しなければならず、そのためには犠牲者と極限まで近づくしかない、だから自分の命を放棄しろということ。もう一つは、悲惨な犯罪の発生を止めること。でも、それには事件の発生を誘う社会構造そのものを知らなければならない。矛盾するが、加害者がなぜ殺人というところまで行き着いてしまったのか、加害者自身が悟り、自ら語りるプロセスが必要不可欠ではないか。でなければ本当の意味での救いも償いも得られないだろう。

 普通に生きていれば殺人など起こせないが、容易に人を殺してしまう人間というのは、色んな意味で普通の状態ではない。複雑な背景があり、非常に破壊的な状態を抱えていたり、集団の攻撃性が集中していく負の連鎖の中で凄まじい負担を強いられていたりする。それを自覚できずはけ口を外に求めれば、他人を傷つける。逆にまともに受け止める強さがあると、病気になったり、酷い時には自殺が起きたりする。よくよく調べると、多くの犯罪者が、集団や社会の負の側面を無意識のうちに引き受けて生き、破綻した精神状態にある場合が多いと聞いたことがある。
 今回被害者遺族が求めているのは、゙我々の社会から危険因子を除け"的な単純な死ではないと思う。それはむしろ、根本解決への粘り強さ努力を損ないかねない。少年犯罪の発生を誘う社会的構造を変えなければ、犠牲者は出続けるのではないだろうか。

 今回のブログを読んで、そんな風に思いました。
 ところで、相手のテロやアメリカのイラク攻撃、自衛隊の派遣に反対というのは、当事者の置かれた状況や本当の痛みを知る意志のない者が、相手を救うことなどできないという発想からではないですか?あれらは弱者の救済を名目にした、自己の利益追求に他ならないと感じます(実際、テロの驚異が無くなれば世界は安定し、日本の経済活動にプラスだから、自衛隊いくべしと書いた新聞もあった)。

 パレスチナの苦しみを代弁するなら、民間機を乗っ取ってビルに突っ込むのでなく、丸腰で重装備の軍隊に向かって石を投げ続ける少年の群れに加わるところから始めなければならない。アフガンの治安を安定させるというなら、テロ掃討より、生存を脅かす温暖化防止のため、自らの過剰な消費社会を変える努力のほうが、まだ有効かもしれない。
 また、秋田の男児殺害事件だが、加害者を晒し者にして視聴率かせぎをするより、単に近くにいたというだけで、大人の攻撃性が無防備な子供に向かったのか、こうした負の連鎖を止めるため、どうすればいいのか、なぜ語らないのだろう。

 そういうことをおしゃりたいのかと解釈しました。長くてすみません。
by sasa (2006-06-23 06:13) 
アスタリスク
stoneage様
お気持スゴクわかります。自分も安田弁護士の手法には無理があると感じていますので・・・
ただ弁護人の仕事とは法律に不案内な被告を可能な限りサポートし被告人の利益を守ることにあるので、入れ知恵は責務の内ではないかと思うのですが・・・。
その上であえて安田弁護士に落度を探すとすれば、それは著名な死刑反対論者である事が被告に不利に働く(色眼鏡で見られる可能性)を考慮せずに多忙な中、弁護を引き受けてしまったことにあるのではないかと思います。結果論ですが国選弁護人が情に訴えた方が被告の為には良かったかもしれません。少なくともここまでの反発は起こらなかったのではないでしょうか?
(しかし私選を頼まれて断るのもなぁ・・・と無限ループ。)

上に挙げたブログ「弁護士のためいき」の中に
http://t-m-lawyer.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_309d.html
「裁判員制度の問題点が早くも露呈か」の項目の下の方ですが、明治憲法下の刑事裁判の法廷を再現した写真が出ています。その写真にこんなコメントが付いていました。以下引用です。
<この写真を見て頂くと、明治憲法下の刑事弁護人の孤独を感じて頂けるのではないだろうか。今は、検事は向かって左側の下の段に座っているが、弁護人との力関係からいえば、上の段に座っているのとたいして変わりがない。 
しかも、今は、この上段には、裁判官と一緒にマスコミも座っているのである。 これから裁判員になる方々には、マスコミと一緒に上の段に座るのだけはやめて頂きたい。>

この文章を書かれた弁護人は、刑事弁護に報われず絶望し民事弁護に移られました。この人の言葉の重さだけは、心に刻みたいと思っています。
by アスタリスク (2006-06-23 07:08) 
kimura
負の連鎖をどうすれば止めることができるのか、その方法すらわからない私ですが・・・少々書き込ませてくださいね。
イラク戦争に反対した人、自衛隊派遣に反対している人、いまの憲法改正に反対している人も、「(あんなひどい事をしたんだから)死刑は当然」と思っている人の方がきっと多いのでしょうね。でも、(少数派になってしまうのかもしれませんが・・・)私は死刑制度そのものに疑問を持っています。終身刑という選択肢がないという事もこの問題をよけいに難しいものにしていますよね。

被害者のご遺族が、加害者に「極刑」を望むのは当事者として当然の感情なのだろうと理解できるのですが、当事者でもなんでもない人たちが集団になって「殺せ、殺せ」と加害者をつるし上げる・・・そういう事に危うさとか怖さとかを感じてしまうのは私だけではないはず、と思うのですが・・・。加害者をつるし上げる事によって、自分もまた別の加害者になってしまうのではないのでしょうか・・・。
皆さんいろいろな考えを持っているのでしょうが、「この社会から犯罪がなくなってほしい」というのは共通認識ですよね。
まずは、私達一人一人が自分の感情を攻撃的に外に向かわせる事から止めていくべきなのではないのでしょうか。
加害者、そして弁護を引き受けた弁護士という「個人」に対して「集団」で非難をする体質から変えていくべきなのではないのでしょうか・・・。
by kimura (2006-06-23 11:39) 
sizuka-blog
う~ん
残念、私自身が被虐待児です
親に殺されかけたことは何度もあります
ただ問題は、それが他人の赤ん坊を床にたたきつけて殺す
言い訳になるのでしょうか。
なるのなら、今すぐ被虐待児童が成人した人間(言っておきますが
多いですよ?)全員になにか言えますか。
つか私に「おまえ赤ん坊殺してもしょうないのに頑張ったな!」って
言えますか
「ガンバれ!」くらいしか出てこないなら、本気で問題に
取り組んでる人に失礼すぎますよどこの小学生だふざけんな!
おまえの初無精に人がつきあうほど世の中甘くねぇんだよ!
いいたいことはそれけだし死んで「くれ「
by sizuka-blog (2006-06-24 22:15) 
sasa
 バッシングは醜い。正義を叫んでいるようで、実際は日々の不満のはけ口を求める心理が垣間見えて嫌だなと思う。社会的になんらかの落ち度があるとされ、蔑んでよいと思える相手なら誰でも標的になるといった感じがする。最近なら、政府が軍隊を送っている非常時に、ノコノコ平和目的で出かけ、捕まったり殺されてしまっだお馬鹿さん"達。あるいは、根深く繰り返される差別に対し、゙生意気にも"思わず不満を訴え詰め寄ったハンセン病施設の障害を負った老人達。彼らの話をよく聞き冷静に考えれば、バッシングは不当だと分かるはずなのに、なぜヒステリーの嵐は止まないのだろう。

 光市の事件は、ある意味で分かりやすく、何の落ち度もない立派な人達、愛ある家庭を築いていた被害者達に降りかかった悲劇として第三者は感情移入しやすかった。でも、犯罪被害者のなかには、社会的に立派でなく、どんなに苦しんで死に至ったとしても、かえりみられない存在もいる。
 十代の少年達が、寝ていた野宿者に面白半分で火をかけ、殺してしまったという酷い事件があった。゙殺すつもりはなかった"というが、無気力で自分達より明らかに弱い存在を、いたぶって死に至らしめた事件の構造に共通のものを感じる。しかし、遺族もなく社会の成員にもなれない野宿者に、本村さん家族に感情移入したように同情を寄せる人がどれだけいるだろう。この加害少年達に死刑を求刑する゙世論"は、果たして存在するのだろうか。襲われたのは、野宿者だった被害者の落ち度なのか。
 性犯罪は女性の尊敬を奪うという意味で二重に罪が重く、他のケースと同等に扱えない。でも、例えばアジア女性達が日本人による人身売買の被害に遭い、売春を強要された上、暴力を振るわれ、精神に異常をきたすといった痛ましいケースがシェルター運営団体から報告されたりしている。被害者の心身に起きたことは光市の事件と同質と思われるが、なんの後ろ盾もなく、日本語を巧みに操って自分の苦しみを訴えることのできない被害者達に、同じ強い気持ちで共鳴できる日本人がどれだけいるだろう。それとも、騙され迂闊に日本に来てしまった彼らの自業自得なのだろうか。
 一般の性犯罪被害者のなかには、゙なんの落ち度もない"立派な良妻賢母でない被害者もいるだろうし、遺族のなかには、本村さんのように苦しみに正面から向き合う精神的強さをもたず、忘れてしまおうとするだけの遺族もいるかもしれない。また、死刑によって更に死者の数を増やすのを拒む人もいるだろう。様々な問題があるのに、感情的になって視野を狭めるのは危険ではないだろうか。法で裁く以上、どんな被害者、あるいは加害者に対しても最低限平等に扱うルールがあるはずなのに、被害者が゙世間"の気に入るかどうかという安易な尺度が、見えない形で持ち込まれていることに疑問を感じる。

 今回の加害者は死刑にされて決着すると感じている人は多いのだろう。犯罪を起こす人間は犯罪を起こすようにしか生きられないのかもしれない。でも、単なるバッシングでなく、本心から犯罪のなくなることを望んで死刑を求めた人達なら、加害者の死後に、そういう人間の生きる世界の暗さとも向き合わなければいけないのではないかと、そんなことを思いました。
by sasa (2006-07-02 17:50) 
イシダ
sasaさん。
事実誤認しているのではないでしょうか。「十代の少年達が、寝ていた野宿者に面白半分で火をかけ、殺してしまったという酷い事件」は、数ある殺人事件のなかでは、犯人への批判が大いに盛り上がったほうで、ほとんどの殺人事件はもっと顧みられずに忘れ去られているのではないでしょうか。あなたは「十代の少年達が、寝ていた野宿者に面白半分で火をかけ、殺してしまったという酷い事件」の犯人へのバッシングにも批判的だったのでしょうか? 光市の事件が大きく取り上げられ続けているのは、本村さんの努力の結果だと思います。本村さんの努力によって生じた世論を否定するなら、世論を喚起しようとする平和運動も否定することになります。
by イシダ (2006-07-05 13:50) 
sasa
 おっしゃるとおりです。私はこれまで残酷な犯罪について無知でしたし、遺族の方々の大変な努力について、正しく理解せず安易な物言いをしてしまったと反省しています。
 野宿者の殺害事件を持ち出したのは、以前医療関係の支援団体のフォームで「この人はこう亡くなった、あの人はああして亡くなった。」という話や巻き込まれる犯罪などについて実際に聞いたためです。外国人女性に関しても。随分酷いことだらけなのに、奇異の目で面白半分にテレビが取り上げても、本当に悲惨な部分には目を向けていない。人間としての差別もあるのかと。世論やマスコミは相手がどんな存在でも本当に公平に扱うものか疑問があったので、ああした書き方をしました。
 それと、ハンセン病裁判の後、実際に当事者の方のHPに出入りしていた時ですが、多くの方が人前で辛い体験を敢えて語っていたのに、テレビや新聞が言葉の意味を忠実に伝えているとは思えないことがしばしばありました。当事者の方々にも色々不満はあったようで、啓発の為の番組(賞をとった感動的な作品)についても、゙本当に自分達が思っているところとずれている、かえって差別を広げるだけと危惧する方もおられました。また、その後起こったバッシング事件で、それまで同情的だった世論(と言っていいかどうか)が、手の平を返したように中傷を始めた経緯を見ると、゙世論"ってなんだろうと不安を覚えました。
 本村さん達のしてこられた凄まじい努力を否定するつもりではありません。個人的には、人の命を無理やり奪ったら、償うには相手と自らを同じところに置くしかないだろうと思いますし、女性や児童をターゲットにした犯罪には、今よりずっと厳しい判断基準が必要ではと思います。ただ、当事者を支えるはずの世論の形成のされ方そのものに、やはり疑問を感じるのです。
by sasa (2006-07-06 08:13) 
イシダ
sasaさん。
「当事者を支えるはずの世論の形成のされ方そのものに、やはり疑問を感じるのです」
この意見には、確かに同意できます。イラク人質事件でのバッシングの形成のされ方と似ているところは、やはり危惧すべきかもしれません。
ただイラク人質事件でのバッシングと決定的に異なる点は、イラク人質事件の当事者は悪い人ではないけど、光市母子殺人事件の犯人は極度に悪い人という点です。この極度に悪い人にというのがでっち上げられた犯人像だとしたら大変なことですが、そのような兆しは見事にありません。
死刑制度の是非についての議論は、この事件と切り離して、今後の課題として考えるべきではないでしょうか。
現行制度の極刑が死刑であるなら、この犯人は死刑が妥当であり、現行制度の極刑が終身刑なら終身刑、現行制度の極刑が無期懲役なら無期懲役、現行制度の極刑が懲役1年なら懲役1年が妥当だといか言いようがありません。
この犯人には極刑が妥当だけど、死刑制度には反対なので、無期懲役にすべきだが、本当は終身刑があるのが望ましい、という考え方はおかしい。
安田弁護士には、どう考えても冤罪としか思えない狭山事件などで活躍してほしいです。
by イシダ (2006-07-06 13:01) 
高野 善通
 私はメディアの姿勢に対して極めて強い警戒感を持ちます。
 今回、広島事件において「あいりは2度殺された」という父親のコメントが報道姿勢において殊更強調されていますが、これは凡そ刑法や刑事訴訟法の思想からすれば誤った考え方であり、こんな誤りを「視聴率の論理」により市民感情を煽り立てる手法で報道するメディアに良識など期待しないほうがよいと思います。
 これが単に報道だけの問題ならまだしも、3年後に「裁判員制度」という形でこの種の事件に対する市民への強制動員が行われるのです。こんなメディア(しかも権力者と癒着している)の姿勢は、まさしく被告人に対するリンチそのもの。被告人が無罪主張しているケースでは、「松本サリン事件」の悪夢再来の危険性まであります。
http://www.interq.or.jp/enka/svkoya/blog/enka/index.html
by 高野 善通 (2006-07-06 20:13) 
よむりん
事実の内容なんか、私たちは殆ど何も知らないのに
今報道されている内容だけで
これは極刑にふさわしい、なんて言えないと思いますけど。。。。

一番の問題は、裁判官が「世論」を非常に気にしている、
ということです。
「法」と「情」の区別をきちんとつけられないのが
普通の一般人なのに、「世論」の後押しで
有罪無罪や量刑が決まるなんでとんでもない。
結局は、世論に左右される裁判官が
法律家としてのプロ意識が足りないってことです。
by よむりん (2006-07-07 18:38) 
イシダ
「裁判官が「世論」を非常に気にしている」と考えることに危険性を感じます。
裁判官が「世論」を非常に気にたことにより、正しい方向に修正される例がいくつもあります。薬害エイズ訴訟、薬害C型肝炎集団訴訟などはその例です。一方、狭山事件などは、裁判官が「世論」の盛り上がりがないことに、裁判のミスを是認せざるをえない判決の見直しをできないでいるとも言えるでしょう。
もちろん、世論は諸刃の剣で、常に正しい方向に動くということはありません。それでも、世論を尊重するというのが原則で、世論を否定するなら、テロやクーデターで正義を奪取するという考え方に行き着きます。重要なことは、世論が正しい方向に向かうように運動したり発言することでしょう。その意味で、少なくとも今回の安田弁護士の一連の戦略は、おろかといか言いようがありません。
by イシダ (2006-07-09 12:26) 
イシダ
たびたびすみません。
>事実の内容なんか、私たちは殆ど何も知らないのに
今報道されている内容だけで
これは極刑にふさわしい、なんて言えないと思いますけど。。。。

こういうことを言うときは根拠をあげるべきです。
根拠なくこういうことを言うのは、やっぱりイラクには大量破壊兵器があったかもしれないと言っている小泉首相と同じです。
by イシダ (2006-07-09 18:00) 
よむりん
イシダさん
裁判で取り交わされる書面や、検察の言い分、被告人の証言などの弁論内容を全部読まれた方がかなりいらっしゃるということでしょうか。当然イシダさんもご存知のようですから、どこで手に入れられるかお教え願えませんか。まあ、確かに、 「私たち」と書いてしまったことは訂正して、「私は」にします。そういうものを多くの人が読んでいないだろうと推測し、軽々しくそう書いてしまったことは反省します。

強いて言いうならば、「根拠」は、準備書面など、そう簡単に手に入れられない、という経験からです。私もある裁判の準備書面が欲しいのですが、誰から手に入れればいいのか全然わからないからです。

事実と公判内容をすべて知って形成されている世論ならば、それは正しい可能性も大きくなるんでしょうね。
by よむりん (2006-07-10 10:44) 
イシダ
よむりんさん。

まず第一点、ここはイラク報道のスペシャリストである綿井健陽さんブログです。

綿井健陽さんが昨日の朝日新聞で述べていたサマワの現状も、見事に信頼できる内容でした。私はサマワに行ったことないし、サマワのイラク人と話をしたこともないのに、なぜ信頼できると思ったかといえば、理由は「内容に説得力と整合性を感じる」からです。

綿井健陽さんのイラク報道は、ほぼ共感できています。その綿井健陽さんが、安田弁護士に関する共感できない内容の話をされたのが、ここに書き込む動機でした。

よむりんさん、あなたはファルージャ虐殺やハディーサ虐殺についてどうお考えなのですか? 米兵だって、罪のない女性や子供を殺したいと思っている人はまずいないでしょう。しかし結果として多数の女性や子供を殺している。

綿井健陽さんの映画『リトルバード』には、瀕死の娘を抱えたアリ・サクバンの姿が描かれています。しかし、アリ・サクバンの娘を殺した米兵が誰かは特定できていないし、ましてや、その米兵が結果的にアリ・サクバンの娘を殺すに至った同情すべき理由を考慮してはいない。しかし、アリ・サクバン家の悲惨な現実はしっかり描かれている。これを私は片手落ちだと非難する気になれない。よむりんさん、あなたは映画『リトルバード』も避難するのですか?

米兵が罪のない女性や子供をたくさん殺している。その結果に対して怒りを感じている人々が、反戦の世論を形成する。私はこのプロセスを自然なことだと思う。
光市母子殺人事件に関しては、
●母子ふたりが殺された。
●母はレイプされた。
●犯人は、一審の判決が出た後、友人に報道されている内容の手紙を出していた。
以上3点に関しては、それが事実ではないという話は一切出てこない。その「結果責任に対して避難する世論が形成されている」現状を私は自然なことだと思う。

「裁判で取り交わされる書面や、検察の言い分、被告人の証言などの弁論内容を全部読まれた方がかなりいらっしゃるということでしょうか。当然イシダさんもご存知のようですから、どこで手に入れられるかお教え願えませんか。」
とは、完璧にプロセスを掌握するまでは、見解を述べるな、ということでしょうか?

米軍によるイラク攻撃に至る完璧にプロセスなど誰も掌握できていません。綿井さんも、米軍によるイラク攻撃に至る完璧なプロセスなど掌握してるはずはありません。イラクが本当は大量破壊兵器を隠し持っていたのかもしれません。

しかし、米兵が罪のない女性や子供をたくさん殺しているという結果、少なくとも現時点ではイラクが大量破壊兵器を隠し持っていたという証拠がない、この2点で、アメリカを追求することに、まったく異論を感じることができません。

まして安田弁護士の見解には説得力と整合性を感じることができません。よむりんさん、あなたは安田弁護士の見解に説得力と整合性を感じるのですか?
by イシダ (2006-07-10 13:40) 
イシダ
綿井さんに、ひとつだけ聞きたいことがあります。
アリ・サクバンさんと本村洋さんは同じですか?違いますか?
by イシダ (2006-07-10 13:50) 
sasa
 リトル·バーズ見ましたけど、問題にしているのは、はっきりした政治的意図で作られたイラクのイメージと現実の人々とのギャップでは?
 監督さんがこれまで述べてきたことは、集団心理が極度に偏った方向へ向かうことや、権威が大きすぎる力を持つことへの警告だと思います。
 本村さんが犯人への報復を語ることと司法という個人をはるかに超えた大きな権威が、死刑を次々容認していくこととは、少し次元が違うと思います。凶悪犯罪が増えれば、死刑を求める被害者は増えるだろうけど、その結果死刑を次々行うことへの抵抗感の薄い社会が生まれてくる危険はないのでしょうか?そういう社会の中で、逆に個人の生命の価値の低下を招く悪循環が発生することはないのでしょうか?
by sasa (2006-07-10 18:51) 
当直の産婦人科医
この「大合唱」の件から、江戸時代の「えた・非人」制度を思い出しました。
「人殺し→人に非ず」「非人を弁護する人→人に非ず」よって言いたい放題でもかまわない。とにかく真実なんてどうでもいい。日ごろの鬱憤を言葉の暴力を使ってネットを媒介にぶちまけることができたらいい。現代にあっては、加害者およびその弁護人が「えた・非人」の役割を果たすようになったんですね。いつの時代にあっても、人間は自分より圧倒的な弱者の存在があって初めて自己の尊厳を確立したつもりになれるのかな、と。でも困ったことなのは、正義感と勘違いしている感情からそれが発信されるものだから怖い、怖い。
仕事上、新しく誕生した命・誕生したばかりなのに無情にも消えていく命・病と闘い尽くして天に昇っていく命に関わらさせていただいています。家族が祈っても、医療者があらゆる知識と技術を駆使しても、消えていってしまう命がある。犯罪にかかわらず、人の生き死にって本当に理不尽なことばかりです。神様がいたとしてもどうにもならない。ましてや人間が人間の命の期限をどうこうしようなんておこがましいことに違いない。
なのに所詮傍観者にすぎないわれわれが「奴は死刑であたりまえ」だとか「命で償え」とか無責任にのたまっているのには虫唾が走ります。庶民感情では当然?感情で人の生き死にを決定できると思っているような人は所詮殺人者と立ち居地は一緒ではないのか。人が死ぬってどういうことか知ってんのか?命で代償できるもんなんてなんもねーんだよ。非人だからかまわないって?生まれながらの非人なんていねーんだよ。単純な感情論で決着をつけようとする無神経さが、罪の無い子どもを材料にして非人を日々生産してくんだよ。と言葉は悪いですが、いってやりたい。
遺族が怒り「奴を殺してやりたい」と叫ぶとき我々にできることは理不尽にも奪われた尊い命のために一緒に悲しむことだけです。かけがえのない命がこれ以上奪われないようにするために我々ができることは、生まれた命を最大限に慈しむことです。
by 当直の産婦人科医 (2006-07-15 18:11) 
fotosintesi
みのもんた「死刑は日本独自の文化」「日本を世界一の死刑大国に」+紀藤(ダイジェスト版)
http://www.youtube.com/watch?v=REyme_97zTY
by fotosintesi (2006-11-05 16:32) 
fotosintesi
こんなのあったのでアップしました。またTBSに消されちゃうかもしれないけど。
岸井成格の安田好弘弁護士批判(みのもんたの朝ズバ!2006年4月19日)

http://www.youtube.com/watch?v=7eQ2gI2wRyc

http://video.google.com/videoplay?docid=8545926117826786470
by fotosintesi (2006-11-19 03:37) 
fotosintesi
みのもんた「一人殺しても百人殺しても死刑は死刑」「死刑は日本の伝統文化」
http://video.google.com/videoplay?docid=-3381882538310910037
by fotosintesi (2006-11-19 03:44) 
犯罪被害者遺族
当直の産婦人科医様
あなたは何の罪もない愛する人が突然殺害された
婚約者・遺族の気持ちがわかるのですか?
ただ、悲しむだけでは何も解決しません。泣き寝入りです。
世論がそれを許さない。その声でその動きで法律もどんどん改正
されてきました。なぜなら、昔に出来た法律が完全なものではない
からです。もっと前に見直されるべきものが見直されていなかった。
犯罪が起こって世論が動いて見直されたのです。
by 犯罪被害者遺族 (2007-02-19 10:11) 
それでも死刑はいけない?
死刑廃止派21人弁護団の素晴らしき主張

・水道屋の格好したのはコスプレ趣味(だから決して計画的な犯行ではない)
・姿を消した母親の寂しさを紛らわす為、抱きついたら偶発的に起こった事件
・ママゴトのつもりで遊んでた(床に叩きつけまくるママゴト遊びらしい)
・泣き止ませようと思って首をちょうちょ結びしてあげたら死んじゃった (だから、傷害致死です)
・女性に抵抗されたから首を押し続けたらなんか死んじゃった (だから、傷害致死です)
・女性を生き返らせる為に死姦した (被害者の救命措置を取りました、情状しろ!)
・精神の発達が遅れている 12歳児程度 (少年法にもあるとおり、18歳未満の死刑は出来ない)
ーーーーーーーーーーーー
・「死姦は救命行為と主張」@報すて
・性行為は被害者の生命を救うための魔術的な儀式であり
被告は精子が人間を復活させると信じていた@報ステ
by それでも死刑はいけない? (2007-05-25 10:45) 
FI
21人の押しかけ弁護士は死刑廃止原理主義の司法テロリストである。
彼らの目的はただ一つ。何が何でも(偽証しても)死刑を阻止することであり、真実の究明ということは二の次である。

計画性の高い強姦の上、母親をくびり殺し、赤子を撲殺した結果はいくら弁護したところで変えようがない。
それよりも、彼らの弁護により真実がより捻じ曲げられた格好で法廷に持ち込まれることになる。
それは彼らの提出した主張から明らかである。
ここまで裁判というシステムを馬鹿にした例は麻原の控訴スッポカシ事件以来だ。
最高裁裁判官がマトモな思考と判断力の持ち主であることを切に願う。

人を故意に殺したら死刑という判例をどんどん作って欲しい。
すでに日本では性善説は全く通用しなくなっているので更正など期待すべきではない。
人殺しはどこまで行っても人殺しである。
法相も死刑囚は一定の期限内に再審請求が無ければ執行命令を出すべきだ。
by FI (2007-05-25 11:53) 
ミリばん
安田弁護士が今までやってきた裁判遅延の妨害工作こそ「死刑廃止議論」云々以前の大悪業だと思う。
また、そんなに死刑制度が憎いのなら、まず世界の死刑執行数の大半を占めている中国政府に対して声を挙げてみればいい。
しかしどうしたことか、こういった「死刑反対」の御仁に限って中国の大量死刑制度には目も向けない。つまり二枚舌。
安田弁護士一派は、彼らが掲げる「人道主義」の見地からも、まったく信用が置けない存在であろう。
by ミリばん (2007-05-29 13:07) 
ミリばん
安田弁護士らが「死刑反対のために被告すら利用している」と憤慨している人々は、きっと善人でしょう。
「死刑反対」と言いながら「中国の大量死刑執行」に関して無視を決め込んでいる多くの「死刑反対派」は、本当は死刑などどうでもいいのです。要は、たまたま日本に死刑制度があるから、反日宣伝の道具として「死刑反対」を叫んでいるだけなのです。

それは反米的なスンニ派が被害にあった時だけ「テロだ!」と叫び、それ以外のシーア派・クルド人がスンニ派により何十倍も爆殺されている現実をスルーしている、どっかのジャーナリストと同じような、イカサマ的主張なのです。

そういった人々にとっては人命すら自己正当化の道具に過ぎないのです。実に恐ろしい話です。
by ミリばん (2007-05-30 12:59) 
正面教師
死刑は拷問である。カミュも言っているいるように、処刑を予告して被害者を監禁し続ける極悪犯人など滅多にいない。その意味では死刑を存続させる国家は極悪犯人以下である。もっともそういう極悪犯人がいたとしての話だが・・・。

光市母子殺害事件の裁判のニュースの影で、国連拷問委員会から日本への勧告のニュースは無視された。代用監獄や死刑はダメなのである。

さて本村洋さんは、「犯人を更正させてから死刑にして欲しい」とも発言している。綿井さんはこの発言をどう思うのであろう?

被害者遺族なら何を言っても許されるの?

残酷を忌み嫌う人間が死刑に賛成などしてはいけない。もちろんイラク侵略の戦争犯罪人の極悪人ブッシュやチェイニーなどでさえ死刑にしてはいけいないのである。

追記:『宣告』(加賀乙彦)で更正させてから死刑にする残酷さが描かれている。もちろん更正などしていない極悪人でさえ死刑にするのは残酷である。
by 正面教師 (2007-06-08 09:03) 
正面教師
書き忘れたのでちょっと書く。
この日本ではいまだに冤罪がまかり通っている。
よって無実の死刑囚もいる。

▼無実の死刑囚・元プロボクサー袴田巌さんを救う会

http://www.h3.dion.ne.jp/~hakamada/

▼ 袴田事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6

***

 あと中国の死刑に反対をしないの?などと馬鹿をほざいている人間がいるが、「普遍的」という言葉さえ知らないのだろう。「無視を決め込む」とは何をどうやってそう判断したのだろうか?ネット社会ではこの種のウソコキ詐欺師が増えすぎた。もっとも臓器を欲しがる金持ちは中国の死刑には反対しないかもしれないが・・・。
by 正面教師 (2007-06-09 14:59) 
鬼が島の提灯
 綿井さんへ。「遺言」て何て言わないでくれ。
あなたの様な人がいるから、安心して生活できるのだから。
情報漏洩隊だか知らんが、権力の影に怯えては何も言えないだろう。あなたのそのひねくれぶりが、一番の権力者の犬どもに
一番の武器だ!
 生きて生きて卑怯でも活躍されたい!
by 鬼が島の提灯 (2007-06-16 17:47) 
mimi
死刑は拷問?
何の反論も説明もなく
殺されてしまった人は?
被害者遺族だからこそ、言うのでしょう。
あまりにも愚です。
正面教師ではなく、仮面教師に見えました。
悲しいことです。こんなことも分からない人間がいることが
by mimi (2007-06-27 16:43) 
EX
ミリばんさんの言う通りですよ。それを何ですか、「馬鹿をほざいてる人間」?「ウソコキ詐欺師」?(残酷な表現ですな)

まさか、死刑反対論者とは、宗教関係者などのヒューマニズム系統が大部分とでも言いたいのでしょうかね。

「中国の死刑執行に無視を決め込む」は、分かり易い表現ですよ。これで「死刑反対論者」とは「何者」かがわかる。加えれば、
「北朝鮮の公開処刑にも何も言わない」ですかね。もっとも、
2002年10月15日以降は形式上の非難めいた事を口にする者
もいるので、判り難いですかね。

死刑反対論者達には「本音で語れ」と言いたいですね。
「愚劣で邪悪な国、日本がジンミンを処刑するのは許せん」と。
by EX (2007-06-28 21:35) 
hiroko
初めまして。
 この国の犯罪報道のあり方について附に落ちないものがあり、特に今注目されているこの裁判の報道(ニュースキャスターやコメンテーターの客観性に乏しい表現)の仕方について納得できない思いがあり徘徊していたところこちらにたどり着き、少し胸のつかえが和らいだように思いました。。
 その後さらに徘徊し興味深い文書を見つけたので紹介させてください。もしこちらでかかれていることが、事実とすれば、恐ろしいことです。メディアと、それを鵜呑みにしてしまう私たちのもろさ、そしてそれをなかなか訂正することもできず、大きな圧力にさえなることが。検察側が主張する事実と、弁護側が主張する事実に、こんなにも大きな開きがあって、そしてその一方のみの主張に沿った報道一辺倒になっていること、なんとかならないものかと思います。
 私も今回の一連の報道だけでは弁護側の主張には無理があるように直感的に感じていましたが(というよりそのようにしか思えないように誘導された報道が大半です)こちらを読んで大分もやもやが解消いたしました。
 http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/column10-benron.htm
 報道関係者がこちらも全部読んだ上で、事件・被告・弁護団のことについてコメントしていただければ、あのような焦点のずれた批判的論調にはならないと思うのですが。
 
by hiroko (2007-06-30 01:10) 
賛同します。僕もこの事件の弁護団に対する世間のバッシングは行き過ぎているように思います。

ただ、弁護団が被告人が精神傷害であることを主張するのではなく、傷害致死を主張している点は疑問があるのですが。
僕の考えでは、この被告人を精神鑑定にかけて責任能力があるのか否かを問うことのほうが先決だと思います。

以下が自分なりに考えたことです。
http://blue.ap.teacup.com/documentary/1182.html
by kusukusu (2007-07-21 22:39) 
訂正
精神傷害→精神障害
by kusukusu (2007-07-21 22:42) 
正面教師
この頃、米映画「『クリップス』を見た。ノーベル平和賞・文学賞に推薦された実在の死刑囚スタン・トゥッキー・ウィリアムズの話だ。・・・ただ映画公開時には生きていたが、例の州知事シュワちゃんが恩赦を与えなかったので彼は処刑された。死刑制度がある国では、そういう酷いことが起きる。

 さて光市母子殺人事件の裁判のテレビ「報道」はあまりにひどいものだ。この国には殺人犯には裁判を受ける権利もないかのようなのだ。これはある意味テレビのリンチキャンペーンなのかもしれない。大谷、フタツキ、吉永のような発言者でさえ、そのキャンペーンに参加するのみだ。事実にも無関心を決め込み、ただただ極悪人には死刑!という結論を煽るのみだ。私は米ドラマ『CSI』を見ているが、そこでは科学的証拠がとことん追求されている。しかしこの事件では今頃になって法医学者・監察医の意見を聞いているのだ。そう犯罪態様を今頃になって争っているのだ。ということは、最初からまともな弁護士が普通の仕事をしていれば、検察もこの事件を厳罰化=少年犯罪にも死刑適用=死刑絶対存続という筋書きに利用できなかったかもしれないのだ。
 
 主任弁護士がテロの威しにさらされているとき、弁護団が21人いる!という現実を皆さんどう思いますか?リンチに血走る群衆からたった一人で犯人を救い出そうとしたら、その人もリンチで殺されるかもしれません。しかし21人いたらどうでしょう?

 さて誰が本当に勇気ある人間なのでしょうか?この国ではなぜ勇気ある人間がバッシングにあうのでしょうか?そしてなぜテレビには勇気ある発言者はでないのでしょうか?

追記:アフガンで起きた韓国人誘拐事件で、まだ「自己責任」という言葉を使う馬鹿がいるのだ。あれほど海外で嘲笑されたのにいまだにそれを学習できていないとは?
by 正面教師 (2007-07-28 23:12) 
正面教師
 転び公妨・・・

  『ご臨終メディア』(集英社新書)に書いてあるけど、それは群衆の中でオウム真理教信者が捜査員に暴行を受けたのに、捜査員が暴行を受けたと自作自演をして信者を逮捕した滅茶苦茶な事件だが、群衆は黙認どころか、それを応援したとある。

 オウム真理教関連の事件では弁護士が殺害されたことも皆さん忘れているかもしれない。主任弁護士を殺すと脅迫する側にいるであろうメディアを含む社会は、憎み排斥しながらオウム真理教と目くそ鼻くそになったのかもしれない。
 
 私たちは冤罪の被害者があれほど多く報道されているのに、なぜ検察の筋書きだけに反応して死刑を叫ぶのか?無実の死刑囚がいるのに死刑を叫ぶって、心が痛まないの?

 被害者遺族と憎悪だけを共有したって私たちは権力に利用されるだけ。9.11事件で報復を叫ぶ被害者が一人もいなかったら、テロ国家アメリカはアフガンをイラクを侵略できたのだろうか?

 拉致被害者の家族がイラク侵略を支持する時代に、被害者が被害者家族が無垢なる被害者としてだけ存在するなど不可能だろう。だから本村さんが「更正さしてから処刑せよ」などと発言したら、ちゃんと批判すべきなのである。

 
by 正面教師 (2007-07-29 10:17) 
団塊の下の世代
はじめまして、別の事件を検索している最中気になった記述があったので、私も一言だけ述べさせて頂きます。

1.弁護士団の事
  マスコミやバッシング集団の「弁護士不要」は論外です、いかなる大量殺人者、あるいはA級戦犯であろうと、軍事法廷の場であろうと容疑者は弁護を受ける権利がある。
  弁護を受ける権利を否定すると言う事は、即ち司法制度そのものをひていするという事です。
  貧困のあまり司法が機能不全に落ちいっている発展途上国ならまだしも、日本は「一応」文明国の「つもり」じゃなかったんですか?。
  ただし・・・、あの無能な弁護団ではまるで「わざと容疑者を死刑にしようと弁護団が企んでいる」という疑いを持ちたくもなります。
  あれだけ穴だらけの捜査の穴を突こうともせず、最近は全く判事に見向きもされない「精神状態」論で減刑を嘆願するだけでは・・・、最近では明らかに精神病であろうとも「責任能力が無いとまでは言えない」という論拠で減刑されないのが一般的(注:~とまではいえない、というのは判断を放棄している問題外判決ですが)なのに。

2.マスコミの事
  「被害者遺族の心情を・・・」という論が目立つが、「心情」を理由に判決を左右しろというのは司法そのものに対する冒涜でしょう。
  判決は可能な限り厳正中立でなければならない、もし心情で判決を行ったらどうなります?、殺人ではなく交通事故で家族を失った被害者はやはり心情として加害者に対し死刑を望むと思いますが死刑でいいんですか?。
  というか、心情で判決が左右されるとなれば、逆に「さんざんイジメを受けてもう耐え切れなかった、だから殺した」という事件があったとして、どうします?、被害者が評判の非常に悪い人物だったら?。
  そんな事で左右される判決を社会のルールとして信頼出来る筈が有りません。

3.「犯人を更正させてから死刑にして欲しい」の事
  被害者遺族とはいえ、これは明らかに司法に対する冒涜ではありませんか?。
  現行司法制度の精神として、刑罰は更正を期待して行うのが原則の筈です、だからこそ出所後も保護司などの制度が有る。
  どうしても更正できないと判断された人間を「やむを得ず」死刑に処するのです、決して被害者の復讐代行業ではありません。
  であるなら、「更正した人間」を「死刑に処す」のは既に「殺人」です、被害者遺族とはいえ司法に殺人を要求する権利など有りはしません。
  私は、本村洋は事件の結果精神にダメージを受け、正常な判断が期待できない状態になっていると見ます。

4.「愚劣で邪悪な国、日本がジンミンを処刑するのは許せん」と。という書き込みを見て
  思考停止して何でも左翼の陰謀ととらえる、というのは某所の幼稚な掲示板ではよくお目にかかります。
  しかし、今回の問題は政治的主張の問題ではなく、あくまでも「遺族の心情」を錦の御旗にリンチキャンペーンを行うマスコミの醜悪さが問題なのです。
  しかも、一番騒いでいるのは、某所の幼稚な掲示板で「左翼マスコミ」のレッテルを張られている朝日新聞系のテレビ朝日なのです。
  それをうのみになさる方が「ジンミン」うんたらとお述べになるのは完全な自己矛盾というものでしょう。
  まあ、あまり幼稚な感情論は展開なさらないほうがよろしいかと思いますよ。

ともあれ、長々と駄文を書き連ねて真に申し訳ございません。
by 団塊の下の世代 (2007-08-04 12:26) 
はじめまして。うちは被告人が死刑がいいのかよくないのか・死刑制度はどうかはわかりませんが、殺せ殺せの合唱は怖い気がします。綿井さんのかかれた事感心して読ませていただきました。
by ayu15 (2007-08-11 13:55) 
善良なる一市民
「愚劣で邪悪な国、日本がジンミンを処刑するのは許せん」について

僕も最近になって死刑制度に関心をもち、特に死刑反対派の考えが知りたくて、死刑反対派のサイトを色々のぞきました。
すると、殺人犯に対しては「さん」をつけ、安部総理に対しては「ファシスト安部」と呼び捨てにしているサイトやら、「今の日本人の祖先は、戦争中に残虐行為を行ったのだから、日本人に殺人犯を非難する資格はない」と主張するサイトなどが散見されました。
死刑反対派が全てこのような思想の持ち主だとは言いませんが、こういう思想の人が死刑反対派には少なからず存在することも事実です(彼らのサイト御覧なさい)。
by 善良なる一市民 (2007-08-31 13:36) 
正面教師
 検察側=被害者側を被害者側と呼ぶ。本村さんは検察側筋書きどおりにしか喋っていないのだから・・・。あれほどの冤罪事件が報道された後でも、メディアが全面的に検察側につくとはどういう事なのか?吉永が相変わらず、間抜けな発言を繰り返しているが、大谷はこの事件でやっと取り調べの可視化を言い出して、多少方向転換か?

 「真実を知りたい」といいつつ、科学捜査や鑑定医の証言を無視する態度に呆れるが、事実が見え始めても、それが先入観とは違うから、「果たして真実は見えたのでしょうか?」繰り返すメディア。一度じっくり米国ドラマ『CSI』を見てみるといい。

 あるテレビ局ではこの裁判関連ニュースでスタジオで泣き続けるある女優を写していた。まず涙をぬぐわねば事実が見えないだろう。泣くのはそれからでも遅くない。もう一つ、日本には無実の死刑囚もいて、それでも泣きながらあなたが死刑を叫ぶなら、私はあなたの涙を拒絶する。
by 正面教師 (2007-09-23 08:58) 
正面教師
思慮浅薄「きっこ」喚く!

▼ 2007/09/23 (日) あたしは絶対に許さない! 1
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

***

 ついに、交通事故の加害者にも「殺す、殺せ」が叫ばれる世の中になっちゃった。被害者なら、本当に何を言っても許されるのか?
by 正面教師 (2007-09-23 19:01) 
77c
>>善良なる一市民

最近は、相手の主張を歪ませ貶める為に、そういった成りすましが居るようです。
(もし貴方が言うようなサイトがあるとするならば)
その人は死刑賛成派或いは安倍支持者なんでしょう(笑)
by 77c (2007-09-24 02:38) 
天性の庇護者
はじめまして。
私もそう思います。死刑廃止論の勢力の側にそういった勢力がいることを主張している人がいるけど、死刑廃止論の中でも右の考えの人もいますよ。
私は死刑は存続論ですが、やっぱり最近の傾向はちょっと異常に感じました。そうした報道の影響か、本村さんへのバッシングがネットでおきているのも気になります。
煽っているマスコミは被害者をたてに主張をしてますが、アレは少し問題ですね。この間、橋下弁護士が、高野山の坊さんの批判していましたが、執行された死刑囚を許すといった坊さんをくそ坊主よばわりしていた時に「いくらなんでもいいすぎじゃないか」と思いました。
私は犯罪者を許す事はできないと思うし、被害者遺族なら当然の主張ですが何か、言えない圧力とか敵を作るマスコミとかがどうも気になるんですね。被害者遺族の手の届かないところに話が広がっているような気がします。
では長文失礼しました。
by 天性の庇護者 (2007-10-11 00:24) 
 初めまして。shiraと申します。
 私は記事本体に共感しましたのでniceを付けました。それについていろいろ書きたいことはあるのですが、相当混乱してるようですのでこの場は退散させていただきます。
 
by shira (2008-02-07 23:37) 
見届け人
被告の死と共にジャーナリストとして死を選ぶわけですか。
心中とはなかなか乙ですな。
口だけで終わらないことを期待しています。
一応魚拓とっておきますね^^
by 見届け人 (2008-04-22 02:31) 
読者
いさぎよく、すべてのジャーナリスト活動やめたら、さすがです。
このブログやサイトでの主張も是非はともかく、真摯なものだったと認めます。

死刑判決が出たら引退と言い切ってないから、なんだかんだ少しは認められたとか言って、引退は撤回するなんてことはないですよね?

>弁護側の主張が「荒唐無稽」であると裁判所が同じように認定した場合、
>なおかつ検察側の最終弁論で述べられている「(略)」と裁判所が同じように判断した場合は、

色々伏線張ってるわけではないですよね(笑)
by 読者 (2008-04-22 12:45) 
ごんべえ
さっさと辞めろ
by ごんべえ (2008-04-22 12:48) 
引退、残念です…。
「光母子殺害:元少年に死刑判決 広島高裁」(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080422k0000e040025000c.html

「私はこれまでの取材などで書いたこと、発表してきたことなどの責任を取って、すべてのジャーナリスト活動から身を引くことにした。

僕もそれぐらいのことを背負う覚悟はある。」

綿井さん、今までお疲れ様でした…。
by 引退、残念です…。 (2008-04-22 12:59) 
綿井先生さようなら
一度公言した以上撤回はありませんね
今までおつかれさまでした
by 綿井先生さようなら (2008-04-22 13:08) 
ジャーナリストは言葉に責任持つもの
ジャーナリストは言葉に責任持つもの!
自分の言ったことは、ちゃんと責任持てよ!
もし辞めなかったら、ジャーナリストじゃないな
ヘボリストだな。

by ジャーナリストは言葉に責任持つもの (2008-04-22 13:09) 
私のブログで、綿井さんをしつこく追いかけますから
辞めなかったら、私のブログで、
綿井さんをしつこく追いかけますから。
今日のことも、しっかり書きますからね。
by 私のブログで、綿井さんをしつこく追いかけますから (2008-04-22 13:11) 
お疲れ様でした
正直、あなたはジャーナリストに向いていないと思うので、
これで良かったと思いますよ。
by お疲れ様でした (2008-04-22 13:14) 
さようなら
脱ジャーナリスト宣言
約束は守ってね
by さようなら (2008-04-22 13:15) 
お疲れさま
貴方の視点は好きでしたが残念ですね
お疲れさまでした
by お疲れさま (2008-04-22 13:16) 
お疲れ様でした
ジャーナリストなら言葉の責任をとらないと。
by お疲れ様でした (2008-04-22 13:17) 
ちゃんと背負ってください
「僕もそれぐらいのことを背負う覚悟はある。」

「辞めることは逃げることだと気づかされ、ジャーナリストして
の活動を続けることが自分なりの責任の背負い方だと思った」

なーんて安手の逃げ口上はなしですよ(笑)
言わないまでも分かってますよね。
by ちゃんと背負ってください (2008-04-22 13:21) 
死刑賛成
永遠に公の場で発言するな!
by 死刑賛成 (2008-04-22 13:24) 
NO NAME
ダセェwww
めっちゃくちゃダセェww

誰だか知らねーけど引退乙。誰も綿棒だか何だかってジャーナリスト知らないんだし一人ぐらい減ってもどうって事ないだろ。
by NO NAME (2008-04-22 13:25) 
こんにちは
死刑判決出ました。
ジャーナリストを名乗るからには、自分の発言には責任もちますよね。
吐いたつばは飲み込んではいけません。
いままでお疲れ様でした。
by こんにちは (2008-04-22 13:25) 
失望
ジャーナリストの発言とは思えず失望いたしました。
何かを勘違いされていませんか?

by 失望 (2008-04-22 13:26) 
お疲れ様でした
約束忘れないでくださいね。
さようなら
by お疲れ様でした (2008-04-22 13:26) 
で、誰なのこいつ?
お疲れさまでした。
笑わせていただきました。

by で、誰なのこいつ? (2008-04-22 13:26) 
NO NAME
お辞めになるそうですね
お疲れ様です
もっと自分に合った仕事が見付かるといいですね。
by NO NAME (2008-04-22 13:28) 
ファンタジー西芝
おとこのなかの漢!!!
次の職探し大変でつね
職安は盛況でつ
おちゅかれりんこ~
by ファンタジー西芝 (2008-04-22 13:31) 
NO NAME
今までの活躍お疲れ様でした。

ジャーナリスト引退らしいですね。
もう帰ってこなくて結構ですよw
by NO NAME (2008-04-22 13:35) 
NO NAME
あなたにジャーナリストしての資格はありません。
報道とは客観事実の報道が原則です。
あなたのような主義主張の表現は報道ではなくプロパガンダ です。
三流週刊誌のライターとしてなら何を書こうが自由ですが、もう2度とジャーナリストなどとは名乗らないで下さい。
世界中を巡り命がけで報道をしているジャーナリストに失礼です。
by NO NAME (2008-04-22 13:37) 
お疲れさま
今回の判決、中学生でも予想できたと思いますよ。
ジャーナリスト生活を賭けるなんてやめたかったとしか思えないw
by お疲れさま (2008-04-22 13:37) 
一ファンとして
綿井先生ご自身のジャーナリズム、言論人としての責任の取り方、しかと見届けさせていただきます。これまでお疲れ様でした。
by 一ファンとして (2008-04-22 13:38) 
nori
前言撤回期待しています・笑
by nori (2008-04-22 13:44) 
NO NAME
自分の発言には、責任を持ちましょう。
お疲れ様です。

by NO NAME (2008-04-22 13:45) 
NO NAME
被告の死刑は決まったが、実際に死刑が執行されるのは
何年も後になるかもしれない、いつなのかは決まっていない

綿井氏も、具体的にいつジャーナリストを辞めるか、
ということは言っていないわけです
つまり、その気になれば何年先、何十年先ということも
ありえる、ということです
by NO NAME (2008-04-22 13:48) 
noname
居残るようなら、それはそれで今後誰もあなたの言葉を信用しませんから
事実上干されます
ジャーナリストとしてのあなたは死にました
by noname (2008-04-22 13:49) 
もつ
まぁこの発言の重みなんて
亀田弟みたいなもんですよね?
by もつ (2008-04-22 13:49) 
常識
【朝日新聞の女記者】
「すみません、朝日新聞です。ええと今回少年は18歳と1ヶ月で前科がなく、あと2人も
殺害することでこれが死刑判決になると、今後、まあ、こうした厳しい量刑が続くと思い
ます。ハードルが、死刑に対 するハードルが下がることについてどう思われますか?」

【本村 洋さん】
「そもそもですね、死刑に対するハードルという考え方がおかしい。日本の法律は1人で
も人を殺めたら死刑に科すことができます。それ(『死刑のハードル』という考え)は法律
ではない勝手に作った司法の慣例です。で、今回の裁判所の判断で最も尊ぶべきはで
すね、過去の判例に囚われず個別の事案をキチッと審査してそれが死刑に値するかど
うかということを的確に判断したことです。今までの裁判であれば、今ご質問にあったよ
うに18歳と30日、死者が2名、無期で決まり、それに合わせて判決文を書いていくことは
当たり前だったと思います。そこを今回、乗り越えたことが非常に重要でありますし、裁
判員制度を前にですね、こういった画期的な判決が出ることは意義がある、ということだ
と思いますし、もっと言えば過去の判例に囚われず、それぞれ個別の事案を審査して、そ
の世情に合った判決を出すという風土がですね、日本の司法に生まれることを、僕は切
望します」

by 常識 (2008-04-22 13:50) 
chom
中国の大量死刑には何のアクションも起こさないくせにw
by chom (2008-04-22 13:52) 
aswqwsa
辞めなきゃwあんたが言ってきたことが全て嘘になるもんねw

辞めるしか道は残されていないねw

これからも嘘をついて飯を食っていくと宣言するなら別だけどw

by aswqwsa (2008-04-22 14:07) 
もうすぐ30の名無しニート
2chから来ました
結論から言うと
「今回の判決は死刑であるべきで死刑でよかった」と思っています
そして「ジャーナリスト活動は辞めないで下さい」です
責任を取って引退するとの事ですが
公的にされた発言で重大事な内容であると思いますが
「私はこれまでの取材などで書いたこと、発表してきたことなどの責任を取って、すべてのジャーナリスト活動から身を引くことにした。僕もそれぐらいのことを背負う覚悟はある。」
そもそもこの発言がジャーナリズム的な視点ではなく感情論的な視点に立っていませんか?
僕が指摘したいのはそっちであって引退の有無ではないです。
ジャーナリズム活動は、そのものに多角的視点があって、意見の方向が割れるからこそ問題提起と解決への循環ができるのであって、
「自分の考えと違ったからどう」とゆうものでは無いはずです。
伝えたいものを伝える精神ってゆうのは自分の主張・意見を表するだけじゃなく、見えないものを炙り出す役割もあるはずです。
だから再考してください。
次から次に見えないものが溢れてるのに、辞める方が無責任です。
by もうすぐ30の名無しニート (2008-04-22 14:08) 
NO NAME
はっはり言って私にも想定外の判決でした。
やっぱり裁判官といえども世論に迎合するのかと
くやしい思いでいっぱいです。
辞書で死刑とは生命を奪う刑と書いてあります、せ
めて裁判官には被告の命を奪うことの意味を、むし
ろ被害者の気持ちより積極的に考えて欲しかった。

by NO NAME (2008-04-22 14:14) 
ニュー速管理人
    /      ┏ ))))                      | ヽヽ
   /     / ┃  ┃                 | ヽヽ |\
  /    / /┃無 ┃         i 、、 | ヽヽ  |\   |  \
 / /  \ \┃  ┃_∧  ド ド |ヽ   |\   |    |
/ /     \ ┃  ┃;´Д`)
/ /        ヽ┃職┃  ⌒\
/            ┃   ┃/ /
          /┗ (((┛ /
         /  / ̄ \
―      /  ん、  \ \
――    (__ (   >  )
⌒ヽ   ’ ・`し'    / /

by ニュー速管理人 (2008-04-22 14:16) 
引退、残念です…。
自分の言った事に責任を持てない人間、約束を守れない人間はジャーナリストを名乗るべきではありません。

綿井さんはジャーナリストとして、立派に責任を取って欲しい。言い逃れをしてまで、見苦しくしがみつかないで下さい。

無責任な姿をリ・ジュンさんに見せないで下さい。
by 引退、残念です…。 (2008-04-22 14:27) 
擁護派
本気で辞めるわけじゃないんですよね、わかります。
しかしながらこのまま恥を晒し続けるのも大変でしょう
一度やめて違う名前で出直してみては?

by 擁護派 (2008-04-22 14:33) 
日の丸
筆を折りなさい。
by 日の丸 (2008-04-22 14:48) 
NO NAME
さっさと辞めろよ
自分で言ったことくらい守れ
馬鹿がジャーナリストを気取る事ほど迷惑な事はない
by NO NAME (2008-04-22 15:02) 
言葉の重み
頭がよくて立派な方は大変ですね。私の様な無学、無教養な者とは違い、知的階級の貴方様は無責任な生き方は出来ないのです。貴方なき後はご同輩の諸氏が貴方様の意志を継いでくれる事と思います、心置きなく職を辞して下さいませ。
by 言葉の重み (2008-04-22 15:08) 
NO NAME
綿井さんの思想・主張について何も言うことはありませんが、
一度でも文章に表現したことについて責任を取らないジャーナリストを、これからいったい誰が信用するでしょうか?
by NO NAME (2008-04-22 15:11) 
NO NAME
いやいや、ちょっと勢いづいてしまっただけですよねw

ジャーナリストで、自分の発言に責任を
持っている人なんてほとんどいません。

未来を予想できる人なんて、いませんし、
予測が外れるのは、口商売の宿命です。

謝罪文でもさらっと書けばそれでいいんじゃないですか?
by NO NAME (2008-04-22 15:38) 
NO NAME
もし被害者遺族の男性の言うように、弁護側の主張が「荒唐無稽」であると裁判所が同じように認定した場合、なおかつ検察側の最終弁論で述べられている「当審における審理の結果によっても、被告人につき死刑を回避するに足りる特に酌量すべき事情は、これを一切見出すことができない」と裁判所が同じように判断した場合は、私はこれまでの取材などで書いたこと、発表してきたことなどの責任を取って、すべてのジャーナリスト活動から身を引くことにした。

僕もそれぐらいのことを背負う覚悟はある。




男に二言は無いですな。
by NO NAME (2008-04-22 15:43) 
NO NAME
お疲れさまです。当然責任をとってやめてしまわれると思いますが
最後に辞職について一言コメント期待してますね。
再就職はやくできるようお祈りしています。
ただしマスコミ業界以外でお願いします。
まちがってもコメンテーターとかででてくるなんてしないでくださいね。
by NO NAME (2008-04-22 15:54) 
まさか
弁護団が上告したから、
次の判決が決まるまで、ジャーナリスト続けるってことないよね?
上告認められて、無期になるって考えで?

あとブログ削除するなよ!
お前の保存してあるからね

by まさか (2008-04-22 16:24) 
NO NAME
加害者の人権、被害者の人権とあるが、その人権の刑法上の定義から考え直す必要あると思いますね。
この事件の主犯は、生い立ちはどうであれ、人になれなかったと個人的には解釈しています。
判決まで9年・・・その間に
せめて、心底反省の色を見せていたら(人になれたら)結果は違ってたんじゃないでしょうか?
個人的には保身しか考えてないように思いました。
二次被害が出ないためにも、今回の判決は妥当だと思います。
人肉の味を覚えた「獣」は処分されるのが今の世の中。
どうしようもない悪もいるというのも考えた方がいいかと。
by NO NAME (2008-04-22 16:38) 
市井の人
この国のリベラリストと呼ばれる人達は何かおかしい。
イラクの事にはしゃかりきになるくせに、チベットの事は黙殺。
要はリベラリストではなく隠れコミュニストなんでしょ?
ベルリンの壁が崩壊し、共産主義の幻想が消滅した今、唯一の共産主義希望の星である中国や北朝鮮が大事で仕方がない。時代錯誤のペテン師かつ人権侵害擁護者といったとこですか。
そして我国においては、死刑に反対する人達とこういう似非リベラリストは残念ながら重なります。でもこういう似非リベラリストと共闘してる限り、死刑廃止運動とやらも全く世間から支持は得られないでしょう。国民は馬鹿ではないですし。
私はしがないサラリーマンですが、愛する妻と娘をもつ身として、本村氏には心より同情致します。そしてそういう本村氏の気持ちを理解しようとしない、似非リベラリスト(あなたのことです)には消えて欲しい。あなたは今般、自ら引退を表明されておられますが、とても嬉しいです。人の親の心のわからないような、変なジャーナリストは消えて欲しいのです。不愉快かつ変な言葉を巻き散らかれたくないですから。
by 市井の人 (2008-04-22 17:00) 
私が書いておきますね
2008年4月21日午後8時35分、広島にて、
綿井健陽のジャーナリストととして最後であった。

by 私が書いておきますね (2008-04-22 17:13) 
売文もどきがw
で、いつ辞めるんだって?
by 売文もどきがw (2008-04-22 17:14) 

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ブログななめ読み~本村さんの7年を想う(レンガのまいHOME 2006-06-21 18:43)
ニュースでみるたび やりきれない。 山口県光市母子殺害事件の判決から 一日たって・・。 加害者の父親と本村さんは同じ会社だったのですね。 父親のインタビューは みなさんのいうとおり あんぐりでした。 親は 最後まで 子供の味方であるべきだけど 被害者に申し訳ない..

死刑を禁じている国は認めている国の2倍あるという(芸術的な日々 2006-06-20 22:52)
Excite エキサイト : 社会ニュース ふとこの記事を読んで、そんなことを思い出した。ちなみに先進国中では、死刑を認めているのは、アメリカと日本だけだという。ちなみにアメリカでは州によっては禁じている。 死刑には犯罪抑止効果は実質的にはないという。それは、殺人を犯す人間は…[続く]

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