『武士語』が今時の若者のトレンド !
「侍言葉」の復活・・・今、若者の間で「侍言葉」にアクセス殺到 !
「それがし、さむらい言葉で、ちと話し申そうと存ずる」
「おぬし、なかなかやるではござらぬか?」
「いやいやさほどでもござらぬ」
「恐悦至極に存知あげまする」
侍言葉”変換サイトが静かなブーム 「これは異なことを」
「なんと面妖な」「これは異なことを」。ちょっと堅苦しいはずの「侍言葉」が若い世代で静かな人気を呼んでいる。
メールの文章を面白言葉に変換するサイトでは「武士語」にアクセスが殺到し、時代小説に登場する武士の日本語を集めた本がヒットする。遊び感覚ではあるが、失われがちな品格も感じさせてくれる。
トランスメディアＧＰが運営する文章変換サイト「もんじろう」は先月、ユーザーの要望を受けて「武士語」変換を追加した。「あなた→お主」「平社員→平侍」をはじめ「デモ→一揆」「クッキー→南蛮風せんべい」など、投稿で集めた「ちょっとゆるい」約１５００語を収める。
シャープも自社製携帯端末向けのダウンロード辞書に、侍言葉２５２語を収録。最
近４カ月間のダウンロード数は「大阪弁とともに上位に食い込む人気」だという。
メールに面白語を織り交ぜるという福岡市内のＩＴ企業に勤める女性（２５）の最近のお気に入りも侍言葉だ。「普段は使わない言葉なのに、どこかなじみがある。知的なイメージがするのも魅力です」
一方、昨年９月に刊行された『使ってみたい武士の日本語』（草思社）は、著者の野火迅さんが時代小説から２００語を選び、現代への応用を提案するユニークな本。武士の精神論にまで踏み込む硬派な内容ながら２０〜３０代の女性にも好評で、すでに６刷を重ねた。
今、なぜ侍言葉なのか。日大の田中ゆかり教授（日本語学）は「ギャル語など女性的なものが出尽くした感がある中、侍言葉の重くて男性的なノリが新鮮に映るのでは」と分析する。
また近年は「戦国無双」「戦国ＢＡＳＡＲＡ」といった戦国モノのアクションゲームが人気を呼び、新選組を題材にした少女漫画『風光る』（小学館）を愛読する女子中高生も多い。従来の時代小説や時代劇以外にも侍言葉への“入口”が広がっていることも、ブームを後押しする。
野火さんは「侍言葉は独特のリズムと品格が魅力。現代でも使える言葉も多いので、教養として正しく知っている大人がもっと増えてほしい」と話している。
< 武士の日本語 >
つい百五十年前まで日本を覆っていた「武士の世」で話されていた、味わい深い言葉の数々。声に出して使ってみれば、日本語本来の豊かさ・面白さが身にしみる。卒爾ながら(突然のことで失礼ですが)、それは重畳(大変けっこうなことだ)、異なことをいう(また妙なことを)、これはしたり(これは驚きだ)、念には及ばない(確認するまでもない)…。会話で・メールで・手紙文で、ひとことうまく使ってみたい「極上の日本語」を紹介する。
「卒爾ながら」（突然のことで失礼ですが）、「これはしたり」（シマッタ！）、「ぜひもない」（やむをえない）、「やくたいもない」（約にも立たない）、「恐悦至極に存じます」（大変うれしい）……。つい百五十年前まで日本を覆っていた「武士の世」では、声に出すだけで身の引き締まるような、凛とした言葉が使われていた。忘れてしまってはもったいない、品格ある美しい言葉の数々を紹介する。
目次
1章 武士の決まり文句
2章 春夏秋冬が薫る言葉
3章 武家社会の言葉―切腹という「しきたり」
4章 武家社会の言葉―敵討という「義務」
5章 剣術の醍醐味を伝える言葉
6章 行動・しぐさを表す言葉
7章 人物を評する言葉
8章 酒と色を語る言葉
武士の時代の言葉だけでなく、侍の精神力とか節操・品格そして忍耐までも復活するといいのですが・・・まあ、一時の流行かもしれません。
若者は、時代の変化に敏感だから「武士道」の大切さに気がつき始めたのだろうか。まあ・・・悪いことではござらんと、せっしゃは思っている。
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侍言葉を使うと、なんだか武士になったような気がするのではないでしょうか。そしてその精神も広がれば良いですね。武士だけでなく、武家の女性の言葉も流行って欲しいですね。そんなこと「おやめくださりませ。そこもとなりませぬぞ」なんて言わないで。
2008/2/17(日) 午後 4:38
花ひとひらさん侍言葉から入り、武士としての魂まで広がると嬉しいですよね。日本に帰れ武士道に帰れですね。
2008/2/17(日) 午後 5:19
へえ、おもしろそうですね。でも、社内メールで使ったら怒られそうですが。「その方、手討にしてくれる！」なんて。
2008/2/18(月) 午前 5:53
くろひつじさん、何もかも洋語交じりの変な日本語よりも侍語の方がいいです。出来れば明治時代に読まれた本が読まれるといいですね。『葉隠』は大切ですからね。
2008/2/18(月) 午前 10:56
侍言葉も良いですし、文語体も好きです。
日本語は奥が深い。日本人は目に見えないものをも
感じ取り、表現を考え大切にしてきました。
昔の人は凄いですね。
2008/2/18(月) 午後 6:34 [ 翡翠 ]
翡翠さん、日本語の奥の深さ言葉の味わいが見直されるといいですね。
2008/2/18(月) 午後 9:45
この本は、本屋さんで立ち読みしました(本屋さん、済みません)。
｢卒爾乍ら･･･｣｢是はしたり｣｢是非も無い｣｢益体も無い｣｢埒も無い｣｢御意に｣｢えぇい、痴れ者！｣この辺りは、気付かず結構常用して居りますが･･･(^_^;) 変な奴？でしょうね。
あと侍言葉とはちょっと違いますが、「･･･其の方の罪、ゆめゆめ軽からず･･･重々不届の段により、依って斬罪に処するものなり。由って件の如し！」と、斬って捨てたい輩は沢山居ますね。
2008/2/19(火) 午後 3:28
久左衛門さん、卒爾ながら、御意など重々しい言葉でいいですね。其の方の罪、ゆめゆめ軽からず･･･重々不届の段により、依って斬罪に処するものなり。由って件の如し！」と、斬って捨てたい政治家ばかりです
2008/2/19(火) 午後 5:55
侍言葉ですか〜、時代劇は楽しく見ていますが、本当の所はどーなんでしょーか、地方、地方で言葉が、多分違うだろーし、場所場所で使い方も違うだろーし、標準化されていないものも多いはずですよね。機会があったら、読んでみたいですね。
2008/2/20(水) 午後 5:56
武士の一分もなかなかすばらしく、侍言葉はいいものです。
2008/2/20(水) 午後 10:28