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2008年4月21日(月) 19:15 |
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岡山県教委が携帯電話の利用状況調査
岡山県教育委員会は県内の小・中・高校生を対象に、初めて携帯電話の利用状況を調査しました。調査はおよそ1万3千人の児童・生徒に対して行われましたが、携帯電話の掲示板で嫌がらせを受けたことがあるなど、様々な問題が浮かび上がってきました。
通話だけでなく、メールやホームページの利用など様々に用途の広がる携帯電話です。街中で学生が通学途中に携帯電話を操る姿も、もはや見慣れた光景となりました。 先日の岡山県の調査では、小学生の2割、中学生では半数、高校生はそのほとんどが携帯電話を持っていることが明らかになりました。さらに、中傷や嫌がらせメールを受け取ったことがある人は、全体の15.8%にも上りました。 今回の調査結果には、最近問題となっている学校裏サイトについてのデータもありました。学校裏サイトとは、同じ学校に通う生徒間の情報交換を目的に、非公式で立ち上げられたサイトです。 調査では県内の4割近くの高校生がアクセスした経験があるといいます。 書き込みには、時に特定の人物を誹謗中傷する表現も登場します。いじめや誹謗中傷の書き込みは近年増加傾向にあり、社会問題ともなっています。行政では、チラシやパンフレットを作成して注意を呼びかけていますが、サイトが閉鎖されても、また立ち上げられるという現状です。 携帯電話は、便利な一方で、いじめなどの温床ともなりかねない一面があります。学校や家庭でも、利用に関してモラルを再確認する必要性を感じます。
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