2008年4月21日 18時45分更新
去年4月に行われた学力テストの結果について、岡山県教育委員会が分析したところ、自分に良いところがあると思っていない子どもほど正答率が低い傾向があることがわかりました。
去年4月に全国で行われた学力テストでは小中学校の国語や算数、数学のテストのほか、子どもの意識や生活状況などを調べるアンケート調査も行われました。
県教育委員会では、このアンケート調査の結果と学力テストの結果との関係について分析しました。その結果アンケート調査の「自分にはよいところがあると思うか」という質問に対して「そうではない」と答えた子どもほどテストの問題の平均正答率が低かったことがわかりました。
また、平均正答率の低い子どもは、友達との約束を守らず近所の人にあいさつをしないなど生活規範を守る意識が低い傾向があることもわかりました。
県教育委員会では「学力を高めるためには、勉強の仕方を指導するだけでなく家庭や地域と連携して子どもたちを見守る温かい環境をつくり、子どもの意識や生活を変えていく必要がある。」と話しています。