唐とチベットが交わした協約に基づき長安とラサに建てられた会盟碑。
旅行中、ここは案内して呉れなかった。
これは、「チベット歴史紀行」(河出書房新社)からのコピー。
会盟は783年と821年の2回に渡って行われた。
碑文には
「チベット、中国の両者は現在支配する領域を守って、
東方すべては大中国の地に、
西方すべてはまさに大チベットの地にして、
これより後は互いに敵対し争うことなく…
チベットはチベット国において安らかに、
中国は中国において安らかになさん」
と刻まれている。
チベットが独立国であった証拠ともなるものだけに、
現在、碑文は高い塀で囲まれ、碑面が読めない…
と、この本は紹介している。
もとに戻ります。