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聖火リレー区間の大半非公表 長野市「走者の安全確保」

2008年04月21日21時36分

 26日に長野市を巡る北京五輪聖火リレーについて、運営する市実行委員会は24日、総勢80人いる走者の大半について、それぞれがどの区間を走るかを公表しない方針を明らかにした。実行委は「走者の安全を確保するため」と説明している。

 実行委は当初、23日の記者会見で全員の出走順を公表する予定だった。しかし海外での混乱を受け、事前に走る区間が公になると走者によっては沿道に観客らが殺到し、警備が困難になる恐れがあると判断した。原則非公表とし、警備に問題が生じないと判断できる著名人の一部のみを公表する方針に切り替えた。

 一部の走者の話では、走行区間はすでに伝えられたが、実行委側から公にしないよう求められている。ほぼ全区間で出走順が公表された98年の長野五輪とは対照的な異例の対応になる。

 長野市でのリレーでは、タレントの萩本欽一さんや野球日本代表の星野仙一監督らが走る予定だ。実行委によると、今のところ海外での混乱などを理由に辞退を申し出た走者はいないという。

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