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【社会】草薙さん、講談社側を批判 「取材記録を無断使用」2008年4月21日 21時24分
奈良県医師宅放火殺人の少年の供述調書を引用した「僕はパパを殺すことに決めた」の著者草薙厚子さんが21日、東京の弁護士会館で記者会見し、出版元の講談社が設置した第三者調査委員会について「取材に使ったICレコーダーの記録内容を無断で使用、公表した」と批判した。 調査委はレコーダーの記録内容を引用した上で「出版社と筆者の脇の甘さが公権力介入を招いた」とした報告書を9日に公表している。 会見に同席した清水勉弁護士は、報告書から無断使用部分の削除と、謝罪を求めた申し入れ書を講談社側に送ったことを明らかにした。 会見で草薙さんは「このような調査が前例となることを危惧する」と主張。また、取材先の精神科医が秘密漏示罪で起訴されたことについて「わたしにできることはこの捜査がいかに不当かということを伝えることです」と語った。 (共同)
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