パリ・オペラ座バレエ団名古屋公演
世界最高峰のバレエ団が来日!5月29、30日 愛知県芸術劇場大ホール
【社会】韓ドラへの愛語りたい! 名古屋の女性ら井戸端会議を本に2008年4月21日 夕刊
韓国ドラマをめぐる“井戸端会議”が本になった。名古屋市の50代女性ら6人が1990年代後半から2007年までの150作を選び出し、会話形式で感想をまとめた「美しくも身勝手な韓ドラの日々」(中部日本教育文化会)を出版した。 「75歳の母が疑似恋愛に陥ったの」「私はあまりにじれったくて、とっとと何とかして!って感じだったけど」−。韓流ブームの火付け役となった「冬のソナタ」についての会話の一節。歯に衣(きぬ)着せぬ意見がぶつかり合う。 星の数で表した各作品の評価や、各俳優の出演作を調べられる索引、挿入歌の紹介もあり、ファンならではの気遣いが光る。 出版元社長の妻恒川容子さん(51)=同市名東区=と近所の伊藤千保子さん(52)が韓流談議で盛り上がったのが出版のきっかけ。「何しろ感想を言い合いたかった」と伊藤さん。 恒川さんの旧友で韓国ドラマの所感をノートに書きためるほど執心だった金子あつ子さん(51)=同市東区=ら4人も加わり、仕事や家事が終わる夜から未明まで連日のように激論を交わし、8カ月がかりで活字にした。 「韓国ドラマには日本人が忘れかけている優しさや年長者を尊ぶ心がある」と口をそろえるメンバー。「この本がお気に入りの作品を探す参考になれば」と期待する。 「冬ソナ」が流行語になったのが04年。ビデオレンタル大手ゲオ(愛知県春日井市)の広報担当者は「当時のブームは去ったが、1部門として不動の人気を確立している。年配の女性がレンタル店に入るきっかけにもなった」と話している。 1冊500円(税込み)。問い合わせは中部日本教育文化会=電052(782)2323=へ。
|