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2008年4月19日 (土)

民族自立と自分の立場

チベット問題について、スポンサー企業や人権NGOは旗色を明らかにすべきだ、みたいなことを書いておきながら、自分の立場はハッキリ書いてなかったように思えます。

失礼しました。

遅まきながら、書いておきます。

まず、基本的に僕は民族派なので、どのような民族であれ、独立派は擁護する、という立場であります。

もちろん、民族問題は複雑な事情があることも多いので、一概に言えないという議論も分かりますが、原則的にはそう考えています。

で、チベットに関して言えば、
基本的にはチベットの人々が独立したいと考えているなら、独立を認めるべきだと考えています。

しかし、チベット問題の本質は、中国が独立を認めていないことではなくて、
「チベット人がチベット独立問題について、自由に議論することを認めてない」ことが問題だと考えているわけです。

議論と暴動は違う、という意見もあるでしょうが、普通、人は理由なく暴動を起こしたりはしません。

「こうでもしないと、誰もオレたちの意見を聞いてくれない」という、チベット人活動家の悲痛なアナウンスは、共感してしまいます。
だからといって、テロまで容認するかといういのは、別問題ですが。

#難しいですね。

あと、何でこのブログで、しつこくチベット問題を取り上げているかというと、個人的な関心もありますが、戦略的CSRが、今後の企業戦略にとってますます重要になると、政治的な問題も、これまで以上に避けて通れなくなるとので、動向に注目しているわけです。

本来、企業は政治問題に関わりたくないものですが、そうもいかなくなる。

これは、しょうがないですね。
避けて通れない問題ならば、対処方法を考えざる得ない。
その時、問われるのは、それぞれの企業の原則的な姿勢です。
どのような状況でも、原則論を貫いた企業が評価される。そんな消費社会にしたいものです。(竹井)

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