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横内知事:就任1年、成果強調 県政報告会、「全県的後援会」狙いも /山梨

 横内正明知事は就任1周年を記念し、20日、アイメッセ山梨(甲府市大津町)で県政報告会を開いた。企業誘致が進んでいることなど自らの政策の成果を強調した。報告会には、横内知事と同じ建設省出身で、岩手県知事を3期務めた増田寛也総務大臣も駆け付け、記念講演を行った。今回の報告会は横内知事の全県的な後援会組織を作る狙いもあるとみられ、横内知事は終了後、「機が熟してきて、自然の流れで全県的な組織ができるのは結構なこと」と話した。

 横内知事が自民党を離党したこともあり民主党の国会議員も代理出席を含め4人が顔をそろえ、会場は県議や支援者ら約2500人で埋まった。

 横内知事は、山梨の活性化のために取り組んできたことを強調し、企業誘致▽観光振興▽地場産品の販路拡大--など7項目について目に見える成果が出始めたことを訴え、「残り3年の任期も緊張感を持ってがんばりたい」と、今後の県政運営に自信を見せた。

 増田総務相は、「地方の再生に向けて」と題して記念講演を行い、地方分権や自治体間の格差解消のために地方交付税増額の重要性を訴えた。

 報告会の前に、増田総務相と県内の市町村長との意見交換会も行われ、「小児、産婦人科医を確保しないと地方はまいってしまう。国の医療計画は間違っている」などの意見が出された。増田総務相は「地域全体の話であり都会でも問題が出始めている。必ず対策をまとめて実行に移します」と答えた。

 甲府市和田町、無職、高橋昭充さん(80)は「成果がわかりやすかった。観光施策などで実績を残していると思う」と話し、横内県政を評価した。【沢田勇、小林悠太】

毎日新聞 2008年4月21日 地方版

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