もてる女だけど同性から嫌われる女
このコーナーでは、恋愛経験豊富な派遣OLのあたし、美咲(29歳)が
後輩の才媛OLの凛子(27歳・名門女子大卒、当たり前だけど正社員)と
ギャル系OLのミユ(21歳・もちろん派遣)と一緒に恋の成就の秘訣を伝授します。
まあ、ただの給湯室の井戸端会議という話もあるんだけど……。
第3回 男には女の嘘は絶対見破れない!? ~その1~
女のしたたかさを見抜けない男のダメさ加減
ギャルOLはサラリーマンにモテない?
この季節って、お花見とか歓送迎会とか飲み会が多いけど、
そういう飲み会やなんかで
男受けのいいコって、
同性から見るといけ好かないコが多いのよねー。
もちろん嫉妬も半分入ってるけど、
男に見る目がないっつーか、
上手いこと女にダマされてるっつーかさ。
そして、我らがミユちゃんもそんな男の見る目のなさにイラッときている一人なんだけど……。
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- 「あーもうっ、チョーむかつくんですけど!
先週、同じ課のT男に誘われて
行った合コンがサイテーだったんですよ~(泣)」 - 「ウチの女子社員と他社で働いてるオレの友達関係とで合コンやったんですけど、
コイツってば全然モテなかったんですよー(笑)」 だってミユ、可愛いけどギャルだもんね。
ギャルのOLなんてサラリーマンにモテるわけないって。
ギャルのアンタがそんな合コンに参加するのが間違ってるよ。
だいたい、T男もなんでミユなんて誘ったのよ?- 「いやいや、マニア向けっつーか、
ちょっと他の女子とかとは毛色違うラインナップも必要かなと思ったんですけどね。
まったく需要がありませんでした(笑)」 - 「そうそう、私もミユちゃんにはサラリーマンは似合わないと思う。
生きるステージが違うというか……」 - 「えー、そこまで言っちゃいますか~(泣)。
確かにあたし、お兄系とかギャル男が大好物ですけど……。
てか、美咲さんたち、あたしのことをいつもギャルって言いますけど、
あたし的にはギャルっつーより、
ちょい強めのお姉系なんですけどね(怒)」 三十路手前の女にはギャルもお姉系も見分けなんてつかないって。
飲み会でも、さぞかし浮いてたのが目に浮かぶよー。- 「そうそうコイツ、
下ネタとかバリバリで、オレの友達なんてみんな引いてましたから」 - 「てか、ノリ悪すぎ。これだからリーマンはさ……」
- 「お前のは下品すぎなの。
それに、王様ゲームやろうとか言い出して、
すぐエロい方向へ持っていこうとするし」 - 「だって、エロ系って盛り上がるじゃん」
- 「一応、社会人の集まりなんだから、そんなに弾けなくても……」
- 「えー、ウチらの飲み会って、いつもこんなんですよー」
どんな飲み会だよ!
ホストクラブで飲んでんじゃないんだからさ、
嘘でもいいからもっとおしとやかにできないもんかね。
そりゃ、モテないのも仕方ないよー。怒るアンタが間違ってる。- 「あたしがムカついてんのは自分がモテなかったとかじゃなくて、
しょーもない女が男にチヤホヤされてた
ってことなんですよ!」
なんで男って、あんなに女を見る目がないの!?
- 「それって、経理のS子ちゃんのこと?
ていうか、全然しょうもなくないって!オレらの間で一番人気だったもん」 S子って、そんなにモテるんだ。
同性からすると、別にどうってことない感じのコだけど- 「ですよねー。言っちゃ何ですけど、顔もスタイルも全然あたしのが上でしょー」
- 「S子さんて、私と同期だからよく知っているんですけど、確かに彼女、そんなに
他の同期のコたちとも不思議だって話すんですよ」 ミユより可愛くないかはともかく、
あたしもS子がそんなにモテる理由がわかんない。
T男、S子のどこがいいのか言ってみ。- 「ナチュラルで清楚なところかなー。ミユとは対極にあるタイプですよ。
だいたい、ミユなんて、つけマツ毛バリバリだし、
髪型なんて巻き過ぎだし、盛り過ぎだし、作りこみ過ぎなんだよ。キャバ嬢じゃないんだからさー」 - 「キャバ嬢みたいだからいいんじゃん。
あたしみたいな小悪魔系は"盛り"と"巻き"が命なの!」 確かにミユの場合は作りこみ過ぎだけど、S子だって
ナチュラルに見えるメイクなだけであって、
時間と手間は相当かけてる。
全然ナチュラルではないよ。- 「えっ、そうなんですか?
でも、ファッションなんかも派手じゃなくて上品な感じだし、
露骨なブランドものとか身に着けてなさそうだし、
付き合っても金がかからなさそうで、
男からすると好感度が高いんですよね」 - 「何言っているんですか。S子さんの身に着けてるものって全部ブランドですよ」
そうそう、
ナチュラルで清楚に見えるファッションっていうだけで、やっぱり結構お金かけてる。
バッグとか腕時計とか見ても、相当なもんだよ。ああいう女ほど、
付き合ったら金がかかっちゃうよ。- 「そうだよ、ホント
男って上っ面しか見てないんだから」 - 「そもそも、私たち同性から見て、 ですね」
男性の前だとコロリと態度を変える女
- 「まあまあ、外見的なところはともかく、性格も可愛いんですって。
ミユみたいに下品なこと言わないし。飲み会でミユが下ネタとか言うじゃないですか。
そんなときも怒るんじゃなくて、
ちょっと表情が曇ったりして……。
『そういう話題苦手なんだなあ』 みたいな」 アホかっつーの!カマトトぶってるだけじゃん。
20歳代半ば過ぎの女で、その反応はないって。- 「いやいや、ミユの下ネタもほとんど理解できてなかったかも。
なんてたってS子ちゃんは清純ですから!」 - 「そんなわけないじゃん。この程度の下ネタ、あたしなんて高校生のときから言ってたし」
- 「それにS子さんって、私たち女性と話すときは普通に下ネタとか言いますよ」
いんだよねー。
男の前だとコロッと態度変えちゃう女。
同性からするとワザとらしさが見え見えなんだけど、
男は全然気づかないどころか、そういう女がモテちゃう。- 「そうそう、そこがムカつくんですよ~。
あたしなんて、男の前だからっつって態度変えたりしませんから」 アンタは少し変えた方がいいと思うけど。
- 「S子ちゃんて、ちょっと天然入ってるというか、計算してない感じがいいんだよなあ」
- 「だから、T男さんに
そう思わせちゃうところが
すでに計算しているんですって」 そうそう、この手の女は
打算的で、絶対に自分は損をしないタイプだよ。
同じ女からすると、相当感じ悪いんだけどねー。
でも、最終的にイイ男を捕まえちゃうのは、このタイプなんだよね。
だいたい、女子アナとかでもそうだけど、
「天然」を売りにしてる人たちってしたたかじゃない。
彼女たちの結婚相手とか見ても、
スポーツ選手とか芸能人みたいな不安定な職業の人じゃなくて、
大体が大手広告代理店のエリート社員とか企業オーナーの2代目みたいな
高位安定な人だよ。
食いっぱぐれないよう、
すごく手堅く計算してるのがわかる。- 「でも、自分よりも収入の低い普通のサラリーマンと結婚した
天然系の女子アナもいるじゃないですか」 - 「それも、実は
だったりしたら、どうします?
お金なんて結婚相手に頼らなくても、自分で稼げるわけだし。
夫を選ぶ基準が社会的地位や収入とか容姿じゃなくて、
自分を一番引き立たせる男性だったということかもしれないですよ。実際、
結婚で
好感度がグンと上がったと思いませんか?」 - 「
斜に構えないで、もっと世の中を素直に見ましょうよ。女の人はホント同性に厳しいなあ」 - 「てか、T男はさ、素直とかじゃなくてボンヤリ女性を見てるだけなんだよね。もうバカかと」
女子アナの話はともかく、
同性から見るとどう考えても計算高くてしたたかなS子が、
男性のT男からすると清楚でちょっと天然の入った計算してない女に
見えちゃうというのは理不尽よね。結局、
んだよね。
そう考えると、
世の中の男性はいかに
女性に上手くダマされてるかがわかるよね。
女が本気で嘘をついたら、
男は絶対見破れないだろうね
次回は、そんな女の嘘について考察してみたいと思います。
サンマリエ株式会社
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