来日中の楊潔〓(ようけつち)・中国外相は19日、大阪府門真市の松下電器産業本社を訪れ、大坪文雄社長と懇談した。
78年、当時副首相だったトウ小平氏が、松下のテレビ工場を見学。79年には創業者の松下幸之助氏が訪中して工場開設を約束、日本企業進出の先駆けとなった。
大坪社長が「中国での事業は順調に発展し、関連会社は81社、従業員9万人に達した」と話すと、楊外相は「今後も中国と(松下と)の関係は、いい成果を上げることができると確信する」と応えた。【宮崎泰宏】
毎日新聞 2008年4月20日 東京朝刊