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     プロデュースしたお菓子をPRする、“ニューハーフ”でモデルの椿姫彩菜(中央)ら=18日、東京・渋谷

    ニューハーフモデルがPR  女の子のためのお菓子発売


     現役の青山学院大学生でファッション誌のモデルとして活躍中の椿姫彩菜が、女の子のためのお菓子のブランドをプロデュース、東京・渋谷で発売イベントを開いた。

     きれいな瞳と笑顔が魅力的な椿姫だが、実は“ニューハーフ”。幼少期から性同一性障害で悩み、青山学院大を休学中に女性として生きていくことを決意し、性別適合手術を受けた。

     戸籍上も女性となって昨年春に大学に復学。ファッション誌のモデルの仕事を始め、女性としての生き方やファッション、美容に対する熱い思いを紹介していくうちに、多くの女性たちの支持を集めるようになった。

     「小さいころからずっと女性としての幸せを感じることができなかった。今は一つの個性として女性の幸せを前向きに追求していきたい」とさわやかな笑顔。

     そんな彼女が今回手掛けた菓子のブランド名は「ガトー・デ・フェ」。「こんなお菓子があったらいいな」をコンセプトに、女子高生や女子大生にネットでアンケートした結果を参考にしながら仲間のモデルと協力し、甘くておいしい、でもカロリーは少なめという3種類の味のお菓子を完成させた。

     椿姫は「寝る前にいっぱい食べても罪悪感を感じないお菓子を作りたかった。女の子はルージュなどをつけているので、こぼさず1口で食べられることにもこだわりました」と振り返った。

     この日のイベントは、あいにくの雨の中で行われたが、制服姿の女子高生らが行列をつくり、限定100個発売のお菓子は瞬く間に完売。購入後に椿姫と握手した女子高生らは「超カワイイ」と感激していた。


      【共同通信】

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