転載
広島県呉市消防局の不正採用事件に絡み、市の昨年の一般行政職採用試験でも職員の不正採用を行っていたとして、広島地検特別刑事部は24日、前市長の小笠原臣也容疑者(71)を地方公務員法違反(任用基準違反)容疑で逮捕、前市助役の広田左一(62)、宮久保憲治(58)両被告(虚偽有印公文書作成罪などで起訴)を同容疑で再逮捕した。
小笠原容疑者は容疑を否認、他の2人は認めているという。地検は受験者側から小笠原容疑者らへの見返りの有無について追及する。
調べでは、3人は共謀し、昨年7〜8月の間に、一般職員採用試験の成績に基づかず、1次試験で不合格だった受験者2人を合格させ、採用候補者名簿に記載、採用を決めた疑い。
(読売新聞) - 8月24日20時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000311-yom-soci
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町職員採用に便宜を図った見返りに現金計800万円を受け取ったとして、福島県警捜査2課と石川署は21日、同県石川町長の西牧立博容疑者(60)(石川町塩沢)を収賄の疑いで逮捕した。
また、現金を渡したとして同町議秋山孝(62)(同町長郷田)、団体職員大平周一(49)と妻の美代子(48)(いずれも同町南山形)、無職大竹重信(54)(同町板橋)の4容疑者を贈賄の疑いで逮捕した。
調べによると、西牧容疑者は2005年に行われた同町職員の採用試験で、大平、大竹両容疑者の息子を合格させるよう持ちかけられ、それぞれの側から現金300万円、500万円を受け取った疑い。秋山容疑者は大竹容疑者がわいろを渡す際の仲介役を務めた疑い。同町が今年度に採用した職員は大平、大竹両容疑者の息子だけだった。
西牧容疑者は1990年に初当選。91年の町議選では立候補者に現金を配ったとして公選法(政治家の寄付行為禁止)違反の罪で在宅起訴され、最高裁で禁固3月、執行猶予2年の有罪判決が確定、確定前に辞職した。97年の町長選で返り咲き、現在は通算4期目。
(2006年7月21日11時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060721ic03.htm
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福島県警捜査二課と石川署は16日までに、同県石川町の職員採用をめぐり不正があった疑いがあるとして、贈賄容疑で町役場から関係書類を押収、町幹部ら職員5人と関係者から事情を聴いた。県警は贈収賄事件として立件を視野に捜査している。
調べでは、不正が疑われているのは本年度の大卒職員採用。受験者の近親者から町幹部に利益供与があり、2次試験(面接)の選考結果がゆがめられた疑いがある。
石川町が本年度採用した大卒職員は2人。受験者18人のうち、県町村会主催の1次試験(昨年7月)に合格した9人を対象に昨年秋、町幹部による面接などの2次試験を行い、採用した。町内では今春以降、新規採用職員の出身地が地域的に偏っていることなどから、選考の公平性を疑問視する声が出ていた。
県石川地方町村会のベトナム視察旅行から16日帰国した西牧立博町長は「(福島)空港で総務課長から聞き、驚いている。捜査を受けたことは誠に残念だが、容疑に心当たりはない。詳細が分かり次第、町民に説明したい」と語った。
河北新報 2006年07月16日日曜日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/07/20060717t63012.htm
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広島県呉市消防局の職員採用試験をめぐり、虚偽の成績一覧表を作
成するなどしたとして、広島地検特別刑事部は12日までに、元市
消防局長の佐々木孝之(60)、市消防局次長の池本誠一(59)元市消
防局総務課長補佐の谷本義伸(50)の3容疑者を虚偽有印
公文書作成、同行使の疑いで逮捕した。
3人は容疑を認めているといい、地検は3人が特定の受験者を合
格させるために不正を行ったとみて追及する。
調べでは、3人は共謀し、昨年秋の採用試験で、応募があった1
92人のうち数人の受験者について1次試験の得点を水増しし、虚
偽の合格名簿を作成するなどした疑い。
3人は当時、採用試験の成績一覧表を作成したり、決裁したりす
る立場にあった。
れた受験生数人はいずれも合格。最終的に今春、10人が採用され
ている。
(2006年7月12日19時9分 読売新聞)
呉市前消防局長ら逮捕 広島地検 次長・課長補佐も採用試験に手心
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200607130049.html
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200607140034.html
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200607140032.html
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関川村:1軒の家に2人の役所職員と天下り
http://www.vill.sekikawa.niigata.jp/info/gikai/situmon/173situmon7.htm
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【千葉流山市】 市長の親類を公務員にするために試験後120点加算シマスタ
http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/news/1142175598/l50
1 :( ゚Д゚) ゴルァ! ◆m.2MyuMuho @チューリップ記者 ★ :2006/03/12(
日) 23:59:58.32 ID:???0 ?#
流山市・採用試験加算問題:前市長に罰金10万円の略式命令 /千葉
流山市の02年度一般行政職採用試験で、市内在住者に大量加点さ
れた問題で、松戸区検が、眉山俊光前市長(83)を地方公務員法
違反罪で略式起訴していたことが分かった。
前市長が11日、毎日新聞の取材に答えた。前市長によると、親類
の男性を採用するため、1次試験結果判明後、市内在住者に限って
一律120点を加算する選考基準を作るよう、当時の総務部長らに
指示したという。
試験では計282人の受験者のうち、男性を含め7人は合格。市外
からの171人は全員不合格となった。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1769843/detail
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東大阪市における執行部と労組、関係者等の水面下での折衝、要求
が2年以上にわたって行われた結果は、常勤的非常勤職員の正職員化
の実現であった。その内容は、533名という多数かつ様々な職種の非
常勤職員、さらには新規非常勤職員が、公開公募も実施されず、当
初計画されていた人員数を遙かに超えて、予算上も条例上も根拠も
なく、正職員として採用されることとなった点である。
以上の通り、本件一般職非常勤職員制度の実体は、非常勤職員を正
職員化し、正職員として採用することのみを目的として、具体化さ
れたものなのである。かつ、議会での審議も行われず、条例の裏付
けも、予算の裏付けもなく実施されたものであり、まさに「ヤミ」
人事制度と言わざるを得ないものであった。
http://www.jimin-satsushin.jp/topics/
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北条市の職員無試験採用問題
「去る六月に発覚した北条市の職員無試験採用問題で、同市の市民
から職員採用に平等を逸脱する行為があったとして、地方公務員法
(平等取り扱いの原則)違反容疑で井手順二市長を松山地検に告発
した」というニュースが、二十二日の愛媛新聞に載っていた。
この問題は、今年の六月十四日に、北条市が10年以上にわたり、
縁故による無試験で職員採用を続け、松山市との合併を控えた今年
4月にも、過去15年間で最多となる労務職6人を縁故による新規
採用した、ということが新聞ですっぱ抜かれて明らかになっていた
ことの続報。今回の告発は、この問題を議会でも決着がつけられ
ず、そのままになっていたことに対する市民からの怒りの一撃かも
しれない。
当時、このことを知って、あまりにも前時代的な感覚というか、
市役所の私物化には、あきれ返った。また、合併を前にした駆け込
み採用ではないかと思ったものだ。北条市では、これまで試験採用
をしたことがないというから、これにもびっくりさせられた。
条市職員も松山市の職員になる。無試験、縁故で入った北条市職員
の資質や能力はどうだろうか。心配になる、といったら言い過ぎだ
ろうか。ちなみに、松山市の場合、今年の一般上級職の採用は、
七百十五人受験して採用が二十八人、競争率25・5倍の狭き門で
ある。
の問題なので…」と逃げの答弁。一方、北条市の井手順二市長は
「公平性に欠けていた」と問題があったことを認めているが、な
ぜ、このようなことをしたのかという市民への説明は、いまだに聞
かれない。
合併の前に、不正がなかったことぐらいは、はっきりさせておい
てもらいたいものだ。
http://yagi.typepad.jp/413/cat35363/index.html
2006/03/11(土)
旧北条市無試験採用 松山検審「不起訴は不当」
旧北条市(現松山市)の職員無試験採用問題で、採用に不平等があ
ったとして地方公務員法(平等取り扱いの原則)違反容疑で告発さ
れた井手順二北条市長(当時)を松山地検が不起訴処分とした当否
を審査していた松山検察審査会は10日までに、「明らかに同法に
違反していた」として不起訴不当と議決した。
同地検に告発した市内の自営業男性が2005年4月、不起訴処
分を不服として同審査会に申し立てていた。
かに再捜査する」としている。
申し立てによると、井手市長は04年4月1日付で、専門的な資
格を持たない親せきの男性と別の職員1人を無試験の選考で技能労
務職に採用し、臨時や嘱託職員の計3人を無試験で正職員にしたと
している。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20060311/news20060311035.html
数十年にわたり、無試験で労務職員を採用 愛媛県北条市
【背景】
愛媛県北条市が長年にわたり、無試験で労務職員を採用してきたこ
とが発覚、北条市議会は25日、「職員採用問題調査特別委員会」
を設置。
北条市によれば、公園管理や道路維持作業、公用車の運転などに携
わる職員について、数十年にわたって競争試験を行わず、市長ら特
別職が採用を決めていた。
一般質問にて
北条市議会 「無試験採用は不正の温床になる」
井手順二市長 「(地方公務員法で)選考採用も認められており、違
法性はないが、公平性に欠けていた」
⇒結局、議会側は納得せず、25日の本会議で特別委設置を全会一
致で決めた。
http://www.ukaru.jp/saishin/121/
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世襲制!縁故採用!職員採用試験で試験点数の改ざんを行う地方公務員(消防職員)
256 :非公開@個人情報保護のため :2005/07/16(土) 21:45:18
消防士採用試験で得点水増し!新人の態度悪すぎて発覚
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200505/sha2005053001.html
不祥事が発覚したのは県警に昨年、同組合所属の消防署から 新人職
員の勤務態度を相談する電話が相次いで寄せられたことがきっかけ
だった。
消火活動中の指示に対して「めんどくさい」とはき捨てたり、当直
勤務中に机に足を乗せ、漫画を読む新人職員…。
注意すると「誰に向かって口きいてるんだ」と反抗する−といった
内容で、県警2課が内偵捜査を始めたという。
【社会】"息子を合格させてくれた謝礼"受け取る…採用試験不正で、消防
長を再逮捕
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1119202046/l50
・奈良県中和広域消防組合の採用試験をめぐる点数改ざん事件で、
奈良県警捜査2課などは20日、職員採用試験合格の見返りに現金
を授受したとして、加重収賄などの疑いで消防本部消防長中村隆之
員木綿谷弘之(51)、飲食業林多美子(48)ら4容疑者を逮捕
した。全員容疑を認めているという。
森村容疑者から、2005年度の消防職員採用試験に林容疑者の息
子を不正に合格させたことなどに対する謝礼として現金数十万円を
受け取った疑い。
渡したという。
森村容疑者は「頼まれて仕方なくやった」と供述しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000008-kyodo-soci
※元ニューススレ
・【社会】"★適性0点の合格者も=採用の8割で水増し−消防士試験改ざ
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1119016225/
・奈良県橿原市に本部を置く中和広域消防組合の消防士採用試験結果改ざ
て、同組合消防本部の消防長中村隆之容疑者(62)を虚偽有印公文
書作成・同行使の罪で起訴した。
286人が受験し23人が採用されたが、成績が実際の点数を上回った
受験者は1次、2次試験を通じ19人に及んだ。適性試験が零点で最下
位だった受験者も加点され、最終的に合格していた。中村容疑者は
同消防本部トップの地位にあり、同地検はさらに動機や背景を調べ
る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000193-jij-soci
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年間5000人の国家公務員はコネで採用!?
毎年5000人以上の国家公務員がひそかに、政治家や役人などの
コネで情実採用されている――この大失業時代に、こんな許し難い
不公平がまかり通っていることが、12日の衆院予算委員会での長
妻昭氏(民主党)の追及で明らかになった。国家公務員には難しい
試験をクリアしてなるものだと思っていたが、やはりここにも抜け
道があったのだ。
「国務大臣や裁判官、自衛隊員などの特別職と、郵便局や造幣局な
どの現業職員を除いた
非現業の一般職の国家公務員は約50万人いる。実にその6割以上
が試験なしで採用されているのです。
例えば00年度に採用された2万4677人の非現業職員のうち、無試験
師など専門知識が必要な職種が約1万人で、残りの5000人以上
が不明朗な方法で採用されているのです」(長妻氏)
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2003年02月12日 【衆議院予算委】
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815620030212009.htm
○長妻委員 それと、もう一つの問題は、実は、常勤の国家公務員の方も、一般職の国家公務員の方、八十万人おられるんですが、うち試験じゃない採用の方が四六%もおられるということなんですね。ですから、これらの方々、三十七万人、今、一般職の国家公務員の全部で八十万人のうち三十七万人が試験じゃない採用だということであります。その中には、私も聞きましたら、自動車の運転手の方、この方々は、免許を持っていればコネで採用している、国家公務員を。そういうところもありました。あるいは、特定郵便局長。五人に一人が世襲だというふうにも、聞くところそういうお話もありますけれども、試験を受けさせないんですね。試験の合格率が、平成十二年度九六%、平成十三年度八八・八%、試験を受けた人はほとんどが合格する。年収が、五十二歳平均九百十万円、定年六十五歳。大変いい仕事でもあるわけでありますが、こういうコネ採用が一般の公務員にもある。
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非常勤職員として採用後、正職員の欠員状況を勘案しながら、1〜
2年の間に正職員として採用しています。
http://db.pref.tottori.jp/KenminH17.nsf/KenminPageM4?OpenPage&Start=12&Count=1000&ExpandView
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臨時職員が安易に正職員となった例をあげると、小学校の通学路な
どで子供を安全に誘導する「みどりのおばさん」(学童擁護)は夫を
亡くした女性の失業対策事業としてスタートした当時は日雇いでし
たが、非常勤職員を経て、1965年から正規職員に格上げされま
した。江東区の場合、その月額給与は67万円で年間で802万円
(平成13年度実績)にもなります。朝夕の登下校時以外は学校の清
掃業務などに当たるというが、実働2時間半の業務内容にこの給与
は見合っているでしようか。
http://web.archive.org/web/20050305181516/http://www.iwao.gr.jp/oh_01.html
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http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1103253988/
1 :番組の途中ですが名無しです :04/12/17 12:26:28 ID:oRNZitAA
徳島県西祖谷山村が9月に実施した職員採用1次試験で、合格者5
人全員が同村の幹部職員の子供だったことが17日、分かった。
幹部職員5人は本年度末で依願退職する予定。中岡幸敬村長は「早
期退職の代わりに、子供を職員として採用することになっていた」
と“世襲”を認めており、「行政の私物化だ」と批判の声が上がっ
ている。
この制度は中岡村長の発案。課長級以上の幹部職員に「勧奨退職に
応じれば、代わりに子供を採用する」と持ち掛けた。
1次試験は9月19日に徳島市内で実施され、6人が受験。幹部職
員の子供5人が合格し村外からの受験者1人は不合格となった。
現在は作文と面接による2次試験の途中で、最終的な合否は決まっ
ていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000058-kyodo-soci
幹部職員の勧奨退職と引き換えの”世襲制“や無試験採用など不適
正な職員採用が問題になり、住民から強い批判を受けた西祖谷山村
が、二〇〇五年度に採用する職員をあらためて公募している。役場
前の掲示板で公告するだけでなく、今回初めてインターネットの村
ホームページや広報紙などで採用予定を告知し、職員採用の透明性
確保を図った。
村によると、職員採用は昨年度まで休止していた地籍調査業務を本
年度から再開するため。すでに村内外から十人が願書を取りに来た
という。中岡幸敬村長は「これまでの採用計画に不適切だった部分
がある。住民や職員から、公募による適正な採用を求める声もあ
り、今回の募集に踏み切った」と話している。
採用するのは一般事務初級で若干名。受け付けは八月八日まで
で、一次試験(筆記)は九月十八日に徳島市内で行われる県町村会
の統一試験を利用する。一次合格者は、十一月中旬に二次試験(面
接)を行う。採用は十二月一日以降の予定。
同村は昨年十二月に幹部職員五人が退職する代わりにその子供五
人を”世襲採用“しようとしていたことが発覚し、断念。中岡村長
は今年六月にも再び、退職した幹部職員の子供一人を無試験で正職
員に採用する計画を立て、批判を浴びていた。
http://www.topics.or.jp/News/news2005073006.html
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02/04/29
http://kumanichi.com/news/local/main/200202/20020201000597.htm
八代市の職員採用をめぐる汚職事件を調べていた県警捜査二課と八代署
は一日午後九時二十五分、収賄の疑いで同市長の沖田嘉典容疑者(73)
=
同市中片町=を逮捕した。同市長は容疑を否認している。
県内の市長が収賄容疑で逮捕されたのは、平成元年五月の菊池市長以来。
調べでは、沖田市長は平成九年十二月初旬、同市内の男性から長男の
市職員採用試験に便宜を図ってもらいたい趣旨であることを知りながら、
同市内の市議(当時)を介して現金三百万円を受け取った疑い。
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津市史年表:2006年4月
http://blog.goo.ne.jp/tsu18890401/e/f980ff6cf09b8ba093fdf1360b55363c
0401 旧一志町長の長男を安芸美地区清掃処理施設利用組合が縁故採用していた.
0413 縁故採用問題で旧町長が市長を訪ね長男の辞職を提出.
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地方公務員の縁故採用制度にかかる新聞記事など 02/02/03
http://nouzeisya.hp.infoseek.co.jp/link4enko.htm
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村職員の選考に絡み、便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして、山形県警新庄署は2日、同県鮭川村村長の津藤太右エ門(つとう・たえもん)容疑者(60)を収賄容疑で、自営業山科晃一(73)ら3容疑者を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。同村では97年、村長選で落選した前村長が選挙直後に公職選挙法違反容疑(買収など)で逮捕されており、2代連続で村長が逮捕されることとなった。贈賄容疑でほかに逮捕されたのは、いずれも同村の会社役員荒木長一容疑者(53)と、農業矢口聡容疑者(46)。
調べによると、津藤容疑者は99年8月上旬、役場で運転手だった山科容疑者の40歳代の息子を臨時職員から正職員に採用した見返りに現金を受け取った疑い。
村幹部によると、臨時職員から正職員への選考は津藤容疑者の一存で決めていたといい、この採用でも村幹部への相談もなく、手続きを進めていたという。
津藤容疑者は現在2期目。同村では97年5月、落選した前村長が津藤容疑者と一騎打ちの選挙戦を行い、公職選挙法違反容疑(買収など)で逮捕されている。
(2002/2/2) 朝日新聞
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職員採用に絡み一宮町長の早河正弘容疑者(61)ら4人が贈収賄容疑で逮捕された事件で、現金100万円は採用試験の合格発表後、中村邦広容疑者(58)が早河容疑者宅で、妻の梅子容疑者(57)に渡していたことが分かった。県警もこうした経緯について、さらに詳しく調べる方針だ。早河町長は2日にも、弁護士を通じて辞職願を提出する見込み。
関係者の話では、99年10月29日の合格発表直後、中村容疑者が早河容疑者宅を1人で訪れ、梅子容疑者に現金100万円を手渡した。早河容疑者は不在だった。梅子容疑者はいったんは断ったが、中村容疑者に「町長に見せれば分かる」と言われ、最終的には受け取ったらしい。現金は、息子を採用してもらうため砂田貢容疑者(58)が用意したとみられる。
早河容疑者は接見した弁護士に、「1度は断ったが、応援してくれる人だったから依頼に応じてしまった」と話しているという。
県警は梅子容疑者を「身分なき共犯」と位置づけており、夫へのわいろと知りながら現金を受け取ったとみている模様だ。
後援会幹部によると、早河容疑者は町議時代から就職あっせんの相談を持ちかけられることが多かった。
町長就任後も、町職員の採用時期には「就職依頼が多く、断るのに嫌な思いをする」と漏らしていたという。
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職員採用で山梨・一宮町長逮捕 夫婦で100万受け取る(朝日新聞 H13/9/30)
山梨県警は29日、職員採用にからみ現金100万円を受け取ったとして、同県一宮町長の早河正弘容疑者(61)=同町中尾=と妻の梅子容疑者(57)を収賄の疑いで逮捕するとともに、同県御坂町夏目原、会社役員中村邦弘容疑者(58)と甲府市千塚4丁目、会社役員砂田貢容疑者(58)を贈賄の疑いで逮捕した。
調べでは、早河容疑者らは99年10月下旬、中村容疑者らから知人の男性を同町の職員採用試験に合格させるように依頼され、現金100万円を受け取った疑い。男性は職員として採用された。
早河容疑者は98年12月に初当選し、現在1期目。99年4月から1年間、町職員約90人全員に誕生祝いのケーキを贈ったとして、県警が公選法違反(寄付行為)の疑いでも捜査していた。
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合格17人中16人が「縁故」 札幌市外郭団体の採用で
公募で約3100人が受験した札幌市の外郭団体「札幌市生涯学習振興財団」の2000年度の職員採用試験で、合格した17人中16人に市幹部や市議らの口利きや縁故があったことが、朝日新聞社の調べで分かった。財団の常務理事は、受験者名簿の余白に、紹介者の名前や役職名を書き込んだことを認めたうえで、「依頼者の声を完全に排除できず、無意識のうちに意識したかもしれない」と話している。
財団によると、採用1次試験(筆記)は約3100人が受験、書類選考も加味して1次合格者18人と補欠者4人に絞った。このうち19人には市幹部や市議らの口利きなどがあり、最終の2次面接で採用された17人のうち、コネがないのは1人だけ
だった。
入手した資料によると、受験者名簿には応募者3647人のうち、93人に口利きをした人や縁故者の名前の書き込みがあった。合格者の書き込みの内訳は市特別職4人、局長ら市幹部4人、市議3人、財団幹部ら3人、元市幹部2人。また、合格者のうち4人は現職の市幹部の子供だった。
同財団は広報さっぽろなどを通じて高卒以上の18―39歳までの約20人を公募した。(朝日新聞)
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(朝日新聞H13/9/5)
奈良県天理市の職員採用をめぐり受験者を合格させる見返りに現金100万円を受け取ったとして、奈良県警捜査2課は4日、天理市長の市原文雄容疑者(70)=天理市杉本町=を受託収賄容疑で逮捕した。
市原市長が試験業者から届いた筆記試験の採点結果を改ざんし、特定の受験者の得点を水増ししていたことが県警の調べで分かった。
県警はわいろを受け取って不正行為をした場合に適用される、より罪の重い加重収賄容疑での立件も視野に入れて捜査を進めている。
県警は受験者の父親で農協職員、藤吉宏之容疑者(57)=同市東井戸堂町=と、2人を仲介したとされる元農協組合長、西川貞男容疑者(77)=同市西井戸堂町=も贈賄容疑で逮捕した。
試験後、業者は受験番号と点数、順位が記入された採点結果を市に郵送した。人事課で受験者の名前を入れて一覧表に打ち直し、これを元に、市幹部でつくる「職員採用試験委員会」の委員は成績上位者から順に1次試験の合格者を選抜したという。
市原市長は、業者から届いた採点結果を人事課に回す前に特定の受験者の得点を水増ししていたという。改ざんされた結果が試験委の合否判断資料になったため、合格ラインに達していなかった受験者が合格者扱いされたとされる。
市原市長の逮捕容疑は、98年9月末ごろ、西川容疑者から採用試験で藤吉容疑者の息子を合格させるよう依頼され、見返りとして100万円を受け取った疑い。この息子は正式採用された。
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【朝日新聞 1998年11月13日】
和歌山市の職員採用をめぐる汚職事件で逮捕された尾崎吉弘・和歌山市長が、辞意を市議会に伝えた。30日に正式に辞表を提出するという。
辞職の申し出が市議会を通じて市選管に通知されると、50日以内に出直しの市長選が実施される。
尾崎市長は、昨秋の市職員採用試験で、市職員の家族の受験に便宜を図った謝礼として、100万円を受け取った収賄容疑で今月2日、大阪地検特捜部に逮捕された。側近の秘書課長が収賄の共犯として、贈賄容疑で市の職員2人が逮捕されている。
事件は、市長による職務の逸脱にとどまらない。有力議員や幹部職員、後援会関係者などが採用を働きかけていた実情も明らかにされている。縁故採用された職員が、異動や昇進の際に優遇されていたこともわかった。
市長を頂点に、有力な議員と職員が、互いにもたれあって市政を私物化してきた構図である。
このためであろう。議会からも市の職員側からも、市長の不正を追及する表だった動きは、いまのところまったくない。
それとは対照的に、一般市民から報道機関などに寄せられる憤りの声は、かつてなく険しい。「友人3人が市職員になっていますが、みんな不正採用です」「歴代市長が市役所を私物化してきた。市長を追及もせずにいる議会はだらしない」「チェック
をするはずの職員労組は何をしていたのでしょうか」
和歌山市では、このような不正が過去にもたびたび指摘されてきた。前任の市長も、その前の市長も、不正採用を巡って議会から追及を受けたことがある。
にもかかわらず市は、その刷新になんら手をつけることなく、ここにいたった。市民の怒りの高まりは当然である。
驚くべきことに、採用の透明性を保つ目的で設けられた「市職員採用審査会」制度が昨年限りで廃止されている。その結果、採用の権限はそれまで以上に、市長が集中的に握る仕組みになった。
不正採用の温床が改められるどころか、かえって強化されたのである。
地方自治の担い手としての誇りなど、どこにも感じられない。住民に奉仕すべき市政の中に、深いやみを見る思いがする。
これは必ずしも、和歌山市だけの出来事ではない。最近も、東大阪市や三重県鈴鹿市などで、似たような不正採用の事例が報じられている。
住民の信頼のないところに、地方自治は成り立たない。同時に、自治を実りあるものにするためには、住民自身が不断に行政のありようを監視し続ける必要がある。
市政をゆだねられた市長や議員、職員に危機感のかけらもないとすれば、刷新の大仕事に立ち上がるのは、市民の責任だ。
出直しの市長選挙、それに続いて来春には市議会議員選挙がある。そこで、市政改革への意思を表明することである。
それにはまず、市長選に改革への期待を託せる新たな人物を担ぎ出し、当選させればよい。そこで力が示せたら、市議選でも刷新派の進出が容易になるはずだ。
宮城県では、ゼネコン汚職への県民の反発が市民派の知事を当選させた。東大阪市でも、前市長の市政私物化に怒った市民が共産党員の市長を誕生させている。
住民の意思が、こうした形で結実した例は、少なくないのだ。
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職員不正採用の「袖の下」を町長に取り次いだ議員が辞職してしまいました(石川県能都町)
現金100万円をもらった見返りに、職員採用試験で男性受験者を合格させた疑いで山瀬秀町長が逮捕された能都町。その山瀬町長に、受験者側から差し出されたワイロの受け渡しを仲介した久田良平町議が10日、議長に辞職願を提出し、受理されました。先月下旬に町長が逮捕されたときから「仲介役」と
指摘されていた久田町議は当初、「(採用された子が)職場でよく仕事をしているのを見て、良かったと思っていた」と報道機関のインタビューに語っていましたが、辞職の際には「町民の批判を素直に受け止める覚悟」などと書かれた詫び状を発表しました。
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「鈴鹿市は職員情実採用」、賠償求め建設不動産会社、給与支給違法と提訴。掲載日:1994/02/08 媒体:日本経済新聞 名古屋朝刊 ページ: 21
三重県鈴鹿市の職員採用をめぐり同市の建設不動産会社が七日、「市は職員を情実採用しており、職員への給与の支払いは違法」として、衣斐賢譲市長に対し職員四十人に支払われた給与計約二億九千万円を市に賠償するよう求める訴訟を津地裁に起こした。
訴えたのは同市算所五ノ五三ノ三、三重林業(藤田幸雄社長)。訴状によると、九一、九二年の二年間に同市で採用された職員は八十七人いたが、このうち地元選出の国会議員や県会議員、市長などの推薦を受けた四十人は成績順位が低いにもかかわらず、情実で採用されたという。三重林業は「採用後支払われた給与は同市の公金支出による損害」と、四十人の職員に対する今年三月までの給与支払い総額を賠償するよう求めている。
鈴鹿市では昨年十一月、応募者の成績順位や紹介者の氏名などが記入された個人データが外部に漏れていたことが判明、衣斐市長は翌十二月の市議会でデータ流出の事実を認め陳謝したが、情実採用については否定していた。
健次郎 2006/08/01 15:23 無試験採用、情実採用、加点採用、これら不正な採用で公務員になった人は今も公務員として働いているのですか?
採用という行政行為が重大な違法性を持つのだから当然その職を失うはずですね?
でも世の中はそうなっていない???
法律的にもおかしいのでは?