岡山県警は本年度、警察官が小型携帯情報端末(PDA)で警察のデータベースにリアルタイムで接続できるシステムを、全国で初めて導入する。事件現場で、盗難車など最新の犯罪情報の照会や現場写真、犯人の似顔絵などの情報を送受信でき、県警内の迅速な情報共有で捜査力強化につながるという。来年1月の運用開始を目指す。
交番勤務の全警察官へ配備予定の端末には、位置情報を示す衛星利用測位システム(GPS)機能を付ける。事件発生時には現場に最も近い警察官を派遣できる。ストーカー被害者に機能を限定した端末を貸し、被害者が端末のボタンを押すと相談先の署に緊急通報が入り、瞬時に被害者の位置と相談内容が識別される。他県で使用した場合は、当該県警にも通報される。
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