岡山放送局

2008年4月20日 19時46分更新

がいせん桜まつり

岡山県北部の新庄村で、日露戦争の兵士のがいせんを記念して植えられた「がいせん桜」が見ごろを迎え、桜を見ながらさまざまな催しを楽しむ「がいせん桜まつり」が開かれました。

「がいせん桜」は、日露戦争に出征していた兵士たちがふるさとの新庄村にがいせんしたのを記念して村内の道路沿いにおよそ400メートルにわたって植えられたもので、およそ140本のソメイヨシノは今、見ごろを迎えています。

20日は恒例の「がいせん桜まつり」が開かれ、県の内外から訪れた家族連れなどおよそ5万人が満開の桜を楽しみました。

会場にはおよそ40の出店が並びヒメノモチや葉わさびなどの特産品を販売しました。

また地元の人たちが、鈴がついた和傘を持って踊る郷土芸能の「傘おどり」を披露し、祭りを盛り上げました。

「がいせん桜」は、枝や幹の傷みが進んでいることから、会場には桜の治療に充てる寄付金を集めるための募金箱も設けられていました。

新庄村のがいせん桜はあと数日は満開の花を楽しめるということです。