米の空港、安全保障のため乗客の「裸撮影装置」導入!?

新華社ワシントン(米国):17日、アメリカのロサンゼルス国際空港とニューヨーク・ケネディ国際空港で安全保障のための人体スキャン装置が導入された。この装置を使えば乗客の衣服を透過してその体の輪郭を見ることができ、乗客が武器や爆発物などを隠し持っていないかどうかを確認することができるという。
報道によれば、プライバシー保護の観点から装置で検査される乗客はその顔が隠される仕組みになっているという。またスキャンされた画像は記録、印刷、転送することはできないという。さらに、スキャンされた画像を見ることができるのは許可を受けた作業員だけだということだ。
現在のところ、全ての乗客がこのスキャン装置で検査されるわけではない。金属探知ゲートで反応があった乗客だけが検査の対象になるわけだが、スキャンによる検査を受けるか、検査員の手による身体検査などを受けるかは乗客が選択することができる。
アメリカの関係当局職員は、このスキャン装置は乗客のいわゆる「裸映像」を撮影するものだが、プライバシー侵害を避けるという点で検査員の手による身体検査よりずっと優れているとしている。しかし多くのアメリカ国民は、この装置はプライバシーを著しく侵害するものだとして使用禁止を求めているということだ。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】