群馬県庁に近い前橋市中心街の路上で19日、プランターに植えられていたチューリップ約65本が切断されているのが見つかった。「第25回全国都市緑化ぐんまフェア」が開催されている同市内では今月に入って同様の被害が続いており、これで3回目、計約1915本となった。
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前橋署の調べでは、19日午前0時ごろ、同市大手町などの県庁前から東側約600メートルまでの国道や市道を中心に、同フェア用に路上に置かれているプランター18個から、チューリップ約65本がちぎられたり切られたりしているのを警戒中の署員が見つけた。犯行は18日午後10時半以降とみられる。
同市内では9日に約1050本、14日には約800本のチューリップが切断されているのが見つかっており、同署では器物損壊容疑で捜査するとともに、深夜から早朝のパトロールを強化していた。同一犯の可能性もあるとみて調べる。
同市では被害を知った富山県砺波市などから1000本以上のチューリップが贈られたばかり。今回、被害にあったのはこれらの花ではなかったが、19日朝に散歩をしていた会社員、関原信夫さん(54)は「意図が分からず気持ち悪いし、他県民のせっかくの思いを踏みにじる」と苦々しい顔で話していた。
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