スシトミ瓦版 Fw: 『離婚サイン〜熟年の妻より』
Takao Kitamura
takao at sushitomi.com
Mon Oct 13 23:07:26 PDT 2003
○みさんから、またまたお騒がせメールが届いています。
仮面を上手にかぶっているつもりのあなたとあなたとあなた、最近奥さんを何分直視
しましたか?
もしかしたら奥さんの素顔はすでに仮面と化しているかもしれませんよ・・・・・。
> 私の友達で、作家でもあり、離婚コメンテータとしても活躍してる
> 池内ひろ美さんのMLを転送します。
> 本人の許可を得ての転送ですぅ〜!バンバンながしてくださいだってさ。
>
> 今回、池内さんの離婚のサインがあまりにすしとみの輩に
> 必要な情報じゃないか?と思い。
>
> ふふふ。おもしろかった。おたよりコーナーは、たるんだが。
>
>
>
>
> ■ tkl-mm
> ■■ 東京家族ラボ■メルマガ
> ■■■ 第6号
> 0006
> 2003.10.8
> ○みさまこんにちは
>
> キンモクセイのかおる季節になりました。
> 東京家族ラボのある、東京・目白は、都心の田舎と呼ばれる場所
> です。
> 小さな森や池もあります。この時期には、家々のキンモクセイが
> かおりますが、しばらく後には、徳川黎明会前を中心として銀杏
> の葉が金色のじゅうたんになります。
> その前、ギンナンが道路に落ちますが、つぶれたギンナンの臭い
> 匂いもようやく終わった季節でもあります。
> 金色のじゅうたんが楽しみ。
>
> それでは、第6号をお届けします。
>
>
> INDEX─────────────────────────
>
> ■「離婚サイン〜熟年の妻より」池内ひろ美
> ■ おたよりコーナー
> ■ マスコミ案内
> ■ 編集後記「離婚の学校体験記」
> ──────────────────────────────
>
> ………………………………………………………
> ■「離婚サイン〜熟年の妻より」 池内ひろ美
> ………………………………………………………
>
> 離婚は年々増加の一途を辿っている。これは誰でも知っているこ
> とだが、なかでも、85年頃から目立って増えているのがいわゆる
> 「熟年離婚」だ。
>
> 離婚相談では、妻から離婚を申し出られた熟年男性からの相談も
> ある。
>
> 「いきなり離婚を突きつけられた」と肩を落とし、涙を流す。
> じっさい、結婚後20年、30年と経っての離婚はむごいものだ。
> さらに離婚を会社を定年退職する時期にタイミングを合わせた
> 「定年離婚」なんて、男性にとっては、たまったもんじゃない。
> 「会社からも妻からもお役御免と言われたは俺は、もう生きてい
> たってしょうがない」と落ち込むのかどうか、離婚し単身となっ
> た熟年男性の平均余命は、結婚を継続している男性より9年も短
> い。早死にしたくないのであれば、やはり離婚しないことか。
> しかし、妻は、彼が感じたように「いきなり」離婚を申し出たの
> だろうか。
> いや、それは違う。
> 結婚して20年も経った女性に尋ねると多くの方はこう言う。
> 「一度や二度といわず何度も離婚を考えたことがありますよ」と
> おっしゃる。かたやその夫はといえば、「いやいやウチは大丈夫
> ですよ」と根拠のない自信に、胸を張ったり照れたりする。胸を
> 張るのはまだ理解できるが、なぜ照れるのかさっぱり分からん。
>
> とまれ、男性には「いきなり」と感じられる熟年離婚だが、妻か
> らはちゃんとサインが出ているものだ。以下まとめてみたので、
> ご参考まで。
>
> ●妻が離婚を考えはじめたときのサイン(熟年女性の場合)
>
> (1)金銭
>
> 妻がお金関係を調べ始めたら離婚の重大サイン。夫と妻の予
> 定年金額を調べる。夫の退職金を調べる。夫にかけている生
> 命保険の解約払い戻し金額を調べる。とにかく調べる。
> 妻がお金のことを調べはじめたとき、夫は、すでに出遅れて
> いる。
> ただし、妻たちはひそやかに調べるので、いつから調べはじ
> めたかどうか気づくことも困難だ。妻が何を考えているか知
> るためには、年金改革特集の週刊誌がリビングにあったり、
> 保険証書が所定の場所になかったりというあたりがポイント
> だ。
> しかし、そのポイントに気づくためにも、ふだん妻がどんな
> 週刊誌を読んでいるか、とか、タンスの中がどうなっている
> か知らなければ「変化」に気づくことができない。
> したがって、出遅れる。
>
> (2)健康
>
> 人間50歳を越えれば、体のどこかが調子悪くなったり痛んだ
> りするものだ。おのずと妻は「飲みすぎないで」「コレステ
> ロールに気をつけて」とやたら口うるさくなる。そう、口う
> るさく言われている間は大丈夫。
> 離婚のサインは、夫の健康を気づかわなくなることである。
> 寝室を分けるのも同じ種類のサイン。一緒に眠っていると、
> ふだんイビキをかかない夫が、ごうごうと音をたてるイビキ
> をかくという変調に妻が気づくことで病気の早期発見ができ
> ることもあるのだが、寝室を分けるとそれはまず無理である。
> 夫が健康か病気か、妻には興味の対象でなくなった証拠であ
> るし、なにより体調を気づかわなくなった妻は夫の顔を見な
> い。顔を見てガミガミ言われているときが華、というわけで
> ある。
>
> (3)子ども
>
> 子はかすがい、というのは旧い言葉で、現在の住宅建築に
> 「かすがい」は使用されていない。同様に、子どもをかすが
> いだと誤解しないこと。
> 離婚を考えはじめた妻は、子どもを囲い込みに入る。
> 子どもの年齢が幼ければ、学校行事やお友だちのことなど、
> 夫には何も教えてくれないし、休日に父親と遊ばせなくなる。
> 大学生あるいは成人し結婚する子どもがいる熟年夫婦にとっ
> ても同じ。
> 息子の恋人がどんな女の子か見せてもらえないし、娘宅へ妻
> だけが遊びに行って孫になにか買ってやったからといっても、
> それがぬいぐるみなのかゲームなのか洋服なのか教えてもら
> えない。子どもの情報から夫がシャットアウトされると、子
> どもの日常を知っており理解できるのは妻ということになる。
> 結果、子どもは妻の味方となる。
> そこで離婚となれば、「お母さんは悪くない。離婚の原因は
> お父さん」
>
> (4)死後
>
> 夫も妻も、熟年になれば、それぞれの両親が介護を必要とし
> たり、葬儀をもって見送ることもある。その年齢となると、
> 両親の介護方法や将来ある親の葬儀や遺産相続について夫婦
> で話し合うこともあるだろう。
> しかし、離婚を考えはじめた妻は、「両親の介護と葬式」に
> ついて話すことはあっても、「自分たち夫婦の介護と葬式」
> について夫が話しはじめると席を立つ。ようするに、私の将
> 来をあなたと考えることはありません。そういう離婚サイン
> の出し方もある。
> 入るであろうお墓の話をすると激怒するかもしれないし、無
> 視されるかもしれない。というのも、「あなたと同じお墓に
> など入りたくありません」
> 妻がそんな風に泣いて訴えたのは一昔前のことであって、今、
> 離婚を考えている熟年世代の妻では、夫に訴えるまでもなく
> さっさと自分用の墓地を購入し準備を終えた人もいる。
>
> ・・・と、ここまで書くと、知りたくなるのはその対策である。
> 熟年離婚とならないためにはどうすればいいんだ、教えてくれと
> おっしゃる方もある。
> 答えは、若い頃から互いを大切な存在だと思うこととしか言いよ
> うがない。
> ようするに、熟年になって離婚を申し出られてからではすでに手
> 遅れだ。
> なにが手遅れかというと、熟年離婚の場合は、けっして明確にダ
> メな理由があるわけではない。明確な離婚原因があればさらに若
> い年齢で別れていただろう。なんとなく我慢しながら熟年まで来
> たからこそ熟年離婚となるのだから、熟年離婚を避けたいのであ
> れば、この先もなんとなく我慢しながら続けていく方法を見つけ
> るのがベストである。
>
> そのためには、どうするか。「急激に変化しない」ことだ。
> よく定年退職を機に熟年夫婦で海外旅行をし、これからは妻と2
> 人で仲よく、なんて夢見がちなオヤジがいるが、妻が離婚を考え
> ているかもしれない熟年夫婦の海外旅行ほど危険なものはない。
> 海外では、自宅のようにテレビが会話の触媒となってくれない。
> 英語圏ならまだしも、ふんぱつしてヨーロッパへ行くと財布が軽
> くなるだけで気持ちは重くなる。さらに、飛行機での移動ならま
> だしも豪華客船だったりすると、海の上。まわりは波ばかりで逃
> げ場がない。
>
> あ。熟年の夫が妻から捨てられない方法で、ひとつだけできるこ
> とがある。
> 魅力のある男性となることだ。捨てるには惜しいと思わせる男性
> となれば離婚を申し渡されることはない。
> とはいえ、ふだんの妻を見ていなければ、あなたの妻が求める
> 「男性の魅力」が何であるかが分からないため、これもまた無理
> な話しだが。
>
> ………………………………………………………
> ■ おたよりコーナー
> ………………………………………………………
>
> ●マキコさんより 40代
>
> まだ登録して間もないですが、水曜日を楽しみにするようになり
> ました。
> このメルマガには毎号、気づきがあるのがすばらしいと思います。
> 私が興味がある法律的な問題についてもとてもためになりますし、
> その他に必ず気づきがあるのです。
> たとえば5号は、池内先生のメッセージの中から、「愛していな
> いこと=離婚ではない、子のために続ける結婚もある、そして情
> としての愛は残る。」「愛することを大切に」というところが心
> に残りました。自分自身あまり夫に愛情がないということを長年
> 悩んでいましたが、そのまま結婚生活を続けていることが罪悪と
> は限らないのだと、肯定していただいたようで安心しました。
> 愛されることは幸せだと思いますが、愛することができれば、
> もっと満たされるのだと思います。
> それから、村野さんも空腹と睡眠不足=不機嫌、なんですね。ふ
> つうそうかもしれませんね。夫はこれが極端なので、嫌なのです
> が、それをやりすごせばけっこういい人かもしれない、と思った
> りしました。これも気づきですね。
>
>
> ●Erikoさんより
>
> 愛されたいと思っている方もおられるんですね。
> あたりまえのことですが。
> 愛など無くても、役割として、結婚生活を送ることができる、、、
> そうですね。
>
> 離婚について、ずっと考えていましたが、
> 最近は、別居という方法もあるわね、、と考え直しています。
>
> そのほうが、お互い嫌な思いをせずに、暮らせるかな、、と。
>
>
> ●ミチさんより
>
> ■「夫から愛されない」 ですが、
> 「げっ!!これって2年半前の我が家みたいじゃないか〜!!!」
> でした(笑)。
> うーん、耳が痛い。いや読んでる目が痛いんだわ(笑)。
> 特に
> >「(現在の)夫から愛されるための努力を行なう」ためには、前
> >述した承認と守ってあげることが大切になってくる。帰宅した彼
> >が求めていたのは何か。「自室に入る」「ゲームをする」。なぜ
> >こうなったのか、独身時代からそうだったのかは保留として(愛
> >されるための努力をするなかでいずれ行き着く問題ではあるが)
> >今の彼にとっては大切な時間だということを知る。その時間を侵
> >したことの謝罪からはじめることだ。これは、悪いことをしたか
> >ら謝るのではなく、気づかなかったことに対する謝罪である。
> >そこからはじめる。
>
> うんうん(。。)(¨)(。。)(¨)。
> そうなんですよねー^^;。
> 夫婦も十年以上やっていると「ありがとう」とか「ごめんなさい」
> を「今更言うなんて。」となりがちなんですよね。
> しかしそれが落とし穴となる。
> 赤の他人同士が縁があって人生をともに歩くわけですから
> 最低限の礼儀は忘れてはいけないと思います。
> どれほど身近であっても配偶者は”自分ではない人間”なのだから
>
> それから後記の
> >「承認すること」「守ってあげること」というのは、つまり
> >「愛すること」と同義な気がします。
> 同感です。相手がどうしてほしいと思っているか
> 観察して見守る、のが本当の愛情なのかもしれませんね。
>
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> ■ マスコミ案内
> ………………………………………………………
>
> 今週の池内ひろ美
>
> 10月10日(金)『日経新聞』
> 夫婦で契約書を交わす「マニフェクト婚」の増加
> 10月第1週 『週刊大衆』
> 熟年離婚の増加が離婚件数を支える
>
> ………………………………………………………
> ■ 編集後記
> ………………………………………………………
>
> 第6号、いかがでしたか?
> 是非、ご意見・ご感想お寄せください。
> info-tklmm at as-you.net
>
> <離婚の学校体験記>
> 10月5日開催の離婚の学校にひょんなことから出席すること
> になり、その体験をみなさんにお話したいと思い、今回の後記
> は、「離婚の学校体験記」です。
>
> 2年ほど会っていなかった友人が離婚の学校を受講するという
> ので、久しぶりに会いたいと思い、目白の事務所までの案内を
> かってでました。入口で挨拶をすると「折角だから聞いていけ
> ば」とのこと。「では、是非」ということで、即席受講生にな
> りました。
>
> その日受講された方は、20数名でした。
> まず、アイスブレーキングがあり、全体の講義の案内がありと
> いうように進んでいきました。
> ここで使うテキストがまた圧巻で、離婚の本1冊より資料とし
> ても濃く、心構え集としても頼りになると思います。
> 扱う内容は、「離婚の経済面」「離婚の法律面」と超堅く、出
> てくる言葉も「法律」だから難しめなんだけど、講師の池内が
> 関西芸人としても通用するのではないかというくらい笑わせて
> もくれました。
>
> 離婚というのは、場合によっては長調場になるわけですが、そ
> こへ一歩踏み出す勇気と強くしなやかな心構えを与えてもらえ
> る気がします。
> 同時に、やりなおすことができないかとお考えの方、この学校
> で話されている内容は「離婚を巡る具体的な事柄の数々」なの
> ですが、夫婦関係の持ち方への視点の転換を促す言葉もたくさ
> ん盛りこまれていて、やりなおすヒントにもなると思いました。
> (内緒話:テレビではみられない楽しくおかしい池内の側面が
> みられますよ)
>
> 離婚の学校
> 毎月2回 月曜日と日曜日に開講
> 午前・午後2部制10:30〜12:00(昼休憩)13:00〜14:30
> [離婚の経済面]
> [離婚の法律面]
> [結婚と離婚]
> [離婚と子ども]
> 詳しくは以下で
> http://www.ikeuchi.com/rikon/gakkou/index.html
>
> 「Q&Aコーナー」へのご質問も募集中です。
>
> では、また来週!
>
> ──────────────────────────────
> 2003年10月 8日発行
> [WEB ]http://www.ikeuchi.com/
> [MAIL]info-tklmm at as-you.net
> [発行]東京家族ラボ
> [編集]村野秀子
>
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