中国で反仏デモ フランス系スーパー「カルフール」に対する抗議デモは数都市に拡大
フランス・パリでの聖火リレー妨害行為などに対する抗議活動が、中国各地で相次いでいる。フランス系のスーパー「カルフール」に対する抗議デモは、中国各地の数都市に広がっている。
19日に大規模な抗議活動があった安徽省合肥市の「カルフール」では、一夜明けた20日、警察官が1,000人規模で店舗内外の警備にあたったが、集まった住民の一部と小競り合いになった。
また、付近のオフィス街では、300人以上が「オリンピック支持」、「チベット独立反対」などのスローガンを掲げて行進。
その後、警察が駆けつけ、デモを強制的に中止させる騒ぎとなった。
市内の別の店舗前では、2日間にわたり、大型のダンプカー20台以上が一時放置され、店は営業中止を余儀なくされたほか、南部の大都市・深センでも、20日午後に抗議デモが行われた。
北京の「カルフール」やフランス大使館前でも抗議活動があったことから、当局は日本時間午後5時半現在、厳重な警備態勢を敷いている。
(04/20 17:38)