チベット問題平和解決願い「宣言」採択 岐阜県仏教会
18 04 2008チベット問題平和解決願い「宣言」採択 県仏教会
2008年04月18日10:44
チベット問題の平和的な解決を願い、県仏教会(寺町研山会長)が「平和宣言」を理事会で採択した。県内の約2000カ所の寺院に文書で宣言の内容を伝え、広く解決の機運を高めたいとしている。
「暴力ではなく、平和的解決を」と願う声が寺院から同会事務局に寄せられたことなどから、理事会で検討。全会一致で採択した。
宣言では、まず、「同じ仏教徒として、チベット問題に深く心を痛めている」と事態を憂慮。「宗教や民族の問題は相互の理解に基づいた対話によってのみ解決する」として、中国政府代表とチベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマ14世が真摯(しんし)に対話を重ねるよう求めている。
同会の杉山令憲理事長(59)は「われわれ仏教徒も、チベットの仏教徒も平和を願う思いは同じ。じっくり話し合う場を持ち、解決の糸口を見いだしてほしい」と話している。
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