チベット問題で要望書準備=平和的解決求める−全日本仏教会

19 04 2008

チベット問題で要望書準備=平和的解決求める−全日本仏教会

2008/04/19-06:26  チベット問題で要望書準備=平和的解決求める−全日本仏教会

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、善光寺が出発地点を辞退した理由にもなったチベット問題について、全日本仏教会(東京都港区)は「平和的に解決してほしい」とする要望書を関係先に送付できるよう準備を進めている。
 同会には全国の仏教各宗派などが加盟。チベット仏教関係者と交流がある。昨年11月には、全日本仏教徒会議にダライ・ラマ14世を招き、「信じる心と平和」との演題で特別記念講演を開いた。
 チベット騒乱後、ダライ・ラマ法王日本代表部からは「関心を寄せてもらっていることに感謝する」と言われたという。
 既に「対話による問題解決の可能性を模索するよう強く求める」との声明を出しているが、事態を重くみて、さらに要望書をまとめることにした。ホームページなどにも掲載する予定で、「一般の人にも賛同してもらえる呼び掛け」にしたいという。 
 同会の職員は、出発地点の辞退について「口出しすることなく、善光寺の決定を尊重したい」と話した。(了)


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