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【鉄道ファン必見】500系新幹線「こだま」に転用 東海道ラストランも秒読み (1/3ページ)
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ジェット戦闘機のような容姿から東海道・山陽区間を走る新幹線の中でも絶大な人気を誇る500系新幹線。営業最高時速300キロを達成し、停車駅の少ない最速の「のぞみ」として活躍してきた。ギネスブックにも載った韋駄天(いだてん)だが、今年12月から山陽区間だけを走る各駅停車の「こだま」での運用が中心となる。500系を所有するJR西日本は車両のリニューアルを進め、「スピードから快適性に役割を変え、山陽新幹線を代表する車両になってもらいたい」としている。
■マニア愛してやまず…
500系は平成9年3月に新大阪−博多間でデビュー、同年11月に東海道区間に乗り入れ、東京ー博多間を4時間49分で結んだ。「(カーブを通過する際に減速幅が少ない)車体傾斜システムはないけれど、スペックや能力はまだまだ最新のものと変わらない」とJR西の関係者は話す。
16両編成の全車両がそれぞれモーターを搭載し、設計最高時速は320キロ。フクロウの羽を参考にした翼型パンタグラフや、セミアクティブサスペンションを初めて導入し、騒音や揺れの軽減に努めた。
「円筒形の車内は狭くて圧迫感がある」などと「居住性に難あり」との指摘もあったが、熱烈なファンは「個人的にはそうは思わない。グリーン席の背もたれにある枕部分のクッションなどはなんとも気持ちがいい」(30代男性)と擁護する。