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本当の愛国者を叩く狂気の愛国者たち ニュース記事に関連したブログ

2008/04/18 22:03

 


福島香織さんのブログからですが、米国留学中の女子学生が、チベットに味方したといって、他の中国人から脅しや非難を受けているそうです。
詳しくは福島さんのブログをご覧下さい。

大雑把に要約すれば、今のような対チベット政策では、中国にとって損だと、彼女は言っています。
チベット人の心は中国から離れる一方で、結局は米国になびいてしますと案じているのです。

つまり、彼女がチベット側を擁護するのは、中国の利益の為なのです。
その論理が正しいかどうかは別にして、中国の利益を基盤に考える点で、彼女は愛国者です。

もし、間違いがあるなら、同胞の中国人は彼女にそれを言葉で理解させるべきですが、実際には「売国奴」「切り刻んでやる」などと、脅迫の嵐だそうです。
中国本土の家族も危険になり身を隠したとか。

フランス製品やケンタッキーの不買を呼びかけ、西側メディアは嘘つきだと叫ぶ彼らは、真の愛国者を寄ってたかって叩きのめそうとしています。

中国が国際社会から孤立する事を希望する私としては、彼女のような、本当に国益を考える人が増えると困ります
日頃の鬱憤を晴らすように暴れてくれる熱狂的な愛国者の方を歓迎します。
彼女とその家族は、文革時代さながらに吊るし上げをくうのでしょう。

可哀想ですが、その愚かさが中国の現実です。

中国人の熱狂的な愛国が、中国政府の望む範囲で収まればいいでしょうが、もしそうでなくなったら、今度はこの熱狂的愛国者達は、自分の国から弾圧されるでしょう。
その時に彼らは、何を思うのでしょうか。
文化大革命で学生が組織した紅衛兵が活躍したが、毛沢東の目的が達成されると、彼らは人民解放軍によって弾圧され僻地へと追放された。

日本も同じです。
国の利益を基盤にして考える人たちを、「戦争を望む人たち」とか「アジアに脅威を与える」など、狂気のように非難する人たちがたくさんいます。
彼らもいつか、自分が何の為にそうしていたのかと後悔する時が来るかもしれません。

※長野善光寺が、聖火リレーのスタート会場を辞退しました。
動機はなんであれ、騒ぐ人が多ければ事態は動きます。




カテゴリ: 政治も    フォルダ: 中国   このエントリをイザ!ブックマークに追加 (0 user)

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コメント(3)

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2008/04/19 12:17

Commented by 故郷求めて さん

近衛内閣・東条内閣が対米戦争を回避できなかった国内的要因がこの辺にあります。

あの頃鬼畜米英を叫んだ人々と「アジアに脅威を与える」という人の思考図式は全く同じです。「バスに乗り遅れるな」が両者の合い言葉です。

 
 

2008/04/19 12:48

Commented by やせ我慢 さん

To 故郷求めてさん

これらの単純で感情的な愛国者は、実は彼らを利用する人たちに踊らされているだけです。
それは、戦前の日本でも、今の日本での、中国でも、アメリカでも変わりは無いのかもしれません。

 
 

2008/04/20 15:56

Commented by 手登根 さん

阿比留氏のWeblog、Kyan氏のWeblogと辿って来ました。
貴様に意見具申いたしますので虚心に聞きなさい。

Kyan氏のWeblogの関連のある記事からtruckbackが送られてきたのに削除するとは何事でありましょうや。
僕は2001年に世界初の個人向けWeblog用のCMSであるMovableTypeの最初の版からテスターとして開発を支えてきましたが、そのような行為は"真の言論のToolたるWeblog"の精神を侮蔑するものです。自他の思想や信条を超えてWeblogを結びつけるtruckbackこそがWeblogをWeblogたらしめているのですから。
Toolに対する基本的な理解はToolを使うものの責務であると心得あられたし。

あと、阿比留氏のWeblogに関連もないのにtruckbackしてアクセスを稼ごうとしているようですが、truckback元の記事に阿比留氏のWeblogへのHyperlinkがないことがほとんどです。これはInternet上の基本原則である"相互主義"に著しく反します。これでは、阿比留氏のWeblogからは貴様のWeblogに集客する一方で、貴様のWeblogからは阿比留氏のWeblogへのリターンがありません。
"アクセス乞食"などと揶揄されたくなければ、改めることをすすめます。

最後に、これは言わずもがなかもしれませんが「貴様」というのは最上級の敬語ですので念のため。
「君」は畏れ多くてさすがに使えません。
中国を賛美するものほど支那と呼ぶべし」という持論の貴様ならご理解いただけましょう。

http://catcat.boo.jp/blog2/archives/2008/04/19/151353.php

 
 
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