丹波
小児科を守る会が啓発ステッカー
地域医療を守る運動を啓発するステッカー=丹波市内 |
勤務医の負担軽減を目指す丹波市の「県立柏原病院の小児科を守る会」が、小児科にとどまらず地域医療全体に視野を広げた活動を始めた。発足から一年。今春、同病院の小児科医が二人増えるという成果を手にしたが、病院全体の医師の減少は止まらない。そこで、市民全体の運動に広げようと、啓発ステッカーを作製し、二十日、同市の丹波年輪の里で協力を呼び掛ける。
同会は昨年四月に市内の母親らが結成し、「病院小児科の安易な時間外受診を慎もう」と、市民啓発を行ってきた。病院間の輪番制徹底などの効果も加わり、同病院では軽症の小児救急患者が激減するなどして、医師の勤務環境が改善。全国の医師から高い評価を受け、四月には岡山県内から若い小児科医が希望して移ってきた。
一方で昨年十月、脳神経外科が入院受け入れを中止するなど、病院の機能は急激に落ち込んでいる。そこで同会は「軽症のうちに開業医にかかる」「医師に感謝の言葉を伝える」と、母親に向けて発信した内容を市民全体に訴えようと考えた。
メンバー自身が、「地域医療を守るのは一人ひとりの心がけ」との標語とデザインを考え、ステッカー百五十枚を製作。マグネット式で車に張ることができる。二十日は、寄付金として一枚二百円を募る。丹生裕子代表は「幅広い市民に現状を知ってもらうことが重要な一歩。できることから始めてほしい」と話している。(小林良多)
(4/20 09:59)
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