チベット弾圧で抗議デモ 名古屋市内で

 チベットに平和を―。インターネットの呼び掛けで集まった有志らによる「中国政府のチベット弾圧に抗議するデモ行進」が19日、名古屋市内で行われた。同市中区の若宮広場から大津通を通って栄の中心街を1周し、チベットの惨状を広く訴えた。
 デモ行進の提案は3月末にネットを中心に広がり、学生や主婦などさまざまな世代、職業の人が参加。6人の在日チベット人や日本の僧らも列をつくり、チベット国旗やプラカードを掲げた。
 デモ行進は「チベットに平和を。言論の自由を」と500人が声を上げ、交通状況などを見守る警官とともに移動。参加した在日チベット人男性は「チベットを消滅させるわけにはいかない。怖いけど問題を知ってもらうためには声を出さないと」と訴えた。ネットで知って参加したという春日井市の30代女性会社員は「名古屋は人が多いのに黙っているのは歯がゆかった。チベットで起こっていることをたくさんの人に知ってもらいたい」と懸命にチベット国旗を振った。
【写真説明】チベット弾圧に抗議するデモ行進に集まった人々=19日午後12時半、名古屋市中区栄の若宮広場

(2008年4月19日更新)


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