全国的に医師不足などで産科医療機関が減少する中、可児市で産科病院が6月1日に開業する。名古屋大学と岐阜大学の医学部卒業の医師仲間が診療スタッフとして「365日、24時間体制」を整える。
同市でも2年前から、中核的医療機関の岐阜社会保険病院が産科を休止している。
開業するのは、同市下恵土の今渡南小学校南に建設中の産科・婦人科「ローズベルクリニック」。鉄骨3階建て延べ床面積約1850平方メートルで、16床(全個室)の病室にはシャワー、トイレ、CATV、LANを備える。
診療スタッフは、元県立多治見病院医長の三井崇医師を院長に、元岐阜社会保険病院医長の加藤三紀彦医師、元国立名古屋医療センター医長の井上孝実医師。女性医師による外来も夏ごろから開始予定という。三井院長は「名大病院時代の仲間の協力を得られ、開業を決意した。最先端医療で地域医療に貢献したい」と話している。 |
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