「チベットに平和を」名古屋でデモ　ネット呼び掛けに５００人　

　中国政府のチベット弾圧に反対する一般市民約５００人によるデモ行進が１９日午後、名古屋市中心部で行われ、参加者らはチベットの旗や「フリーチベット」と書いた横断幕を掲げながら通りを練り歩いた。

　参加したのは、岐阜県多治見市の会社員女性（２９）のインターネットでの呼び掛けに応じた会社員や学生、主婦らで、最初に賛同した愛知県岡崎市の自営業林英樹さん（３４）らが中心となって開催日を決めた。

　林さんは「こんなに多くの人が参加してくれてうれしい。今日のデモで１人でも多くの人がチベットの現状に関心を持ってほしい」と話した。

　日本の知人に誘われて一緒にデモに参加した在日チベット人の男性（４４）は「チベットに家族が住んでいる。中国政府はやっていることを、すぐにやめてもらいたい」と切実な思いを語った。