世の中にはいろいろなジンクスがある。「黒猫が前を横切ると不幸を呼ぶ」「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」など、一般に縁起の悪い言い伝えをいう プロ野球には「2年目のジンクス」というものがある。1年目に大記録などをつくって活躍した新人が、2年目には成績が悪化するというものだ。例えば、巨人の上原浩治投手は、1999年に20勝を挙げ新人王になったが、翌年は9勝と低迷したようにだ 独立リーグのBCリーグが開幕した。今シーズンから福井と群馬が加わり、新方式に生まれ変わった。2年目を迎えチームには、昨年と同様の応援を受けられるか、という不安があるかもしれない。だが、成績によって応援が左右されるようでは地域密着とは言えまい プロ野球は、いまや北海道から福岡まで地域密着が根付き、それぞれに熱心なファンを持っている。球団がスポーツ市民として地域に貢献していけば、ファンに愛されることにジンクスはないだろう 半年にわたる長丁場。地元球団の活躍が、地域に元気をもたらす「決め球」となる。逆ジンクスを呼び込む快進撃を見せてほしい。
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