2008年 4月 19日
高松市で殺人未遂・塗装工の男逮捕
18日夜、高松市で、20歳の男が、借金を断られたことに腹を立て、知人の女性を包丁で刺す殺人未遂事件がありました。男は、間もなく、警察に逮捕されました。殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、高松市瀬戸内町の塗装工、大津正人容疑者(20)です。警察の調べによりますと、大津容疑者は、18日午後9時半ごろ、金を借りようと、高松市扇町にある60歳の知人女性の家を訪ねたところ、逆に借金の返済を迫られたことに腹を立て、台所にあった包丁で、女性の首や頭など数カ所を刺した疑いです。女性はケガをしましたが、命に別状はないということです。大津容疑者は、事件直後、警察に出頭し逮捕されました。取り調べに対して、「女性に、借金のことをくどくど言われ、殺してやろうと思った」と、容疑を認めているということです。

岡山大学が後楽園でユニーク講義
日本三名園の1つ岡山市の後楽園で、岡山について学ぶユニークな講義が行われました。これは、岡山について学ぼうという岡山大学の一般教養科目「ThisisOkayama」の出前講義として行われたものです。後楽園内にある鶴鳴館では、元・就実大学学長で、岡山の歴史や文化に詳しい柴田一さんが、出席した約80人の学生に、後楽園の歴史などについて講義しました。柴田さんは政治を行う「公」の場である城に対し、庭園は息抜きの場だったと説明し、こうした関係を頭に入れて園内を散策するとまた違った楽しみ方が出来ると話していました。出席した学生は、半数以上が県外出身者ということで、岡山県が全国に誇る名園の歴史を真剣に学んでいました。

市民団体が岡山市内を清掃
緑あふれる美しい町を目指そうと、市民などによる清掃活動が岡山市で行われました。これは、岡山市内のファッション関係の企業などが作るボランティア団体、「庭園岡山エコクリーナーズ」が行ったもので、はじめに、岡山市の高谷市長が「行ってみようと思われる町になるよう皆で頑張りましょう」と約500人の参加者を激励しました。この後、参加者は、西川緑道公園を中心に、岡山駅周辺を7つのブロックに分けて清掃活動を行いました。主催者によりますと、年2回の大規模な活動の実施で、ごみの量は、着実に減ってきているということで、これからもクリーンな町になるよう、活動を続けて行きたいとしています。

プロの音楽家が子どもたちに出張講座
吹奏楽部の子ども達に、プロの音楽家が直接指導する出前講座が、高松市の小学校で行われました。この催しは、高松市が音楽教育の一貫として、初めて企画したものです。世界的に活躍する指揮者・藤岡幸夫さんと、サックス奏者・須川展也さんの2人が古高松小学校に出向き、吹奏楽の指導を行いました。音の強弱の付け方など、丁寧な指導を受けた子ども達は、早速、自分の演奏に取り入れて、プロとの共演を楽しんでいました。この出前講座は、20日も行われます。

OHKハウジングパークリニューアオープン
最新の住宅を展示した岡山市のOHKハウジングパークが、リニューアルオープンし、開園から大勢の人でにぎわいました。OHKハウジングパークは、10年振りの本格的なリニューアルで、今回は日本を代表する住宅メーカー8社が、9棟の最新モデルハウスを展示しています。オープン直後から、住宅の購入や建て替えなどを考える多くの家族連れなどが訪れ、熱心に見学していました。落ち着いた和風の家から斬新な洋風建築まで様々ですが、各メーカーとも、耐震性や耐火性などを重視した、最新の構造を採用しているということです。OHKハウジングパークでは、6月1日まで、来場者に抽選で旅行券などが当たるオープニングキャンペーンが行われます。

阿藤伯海展に合わせ特別記念講演会
岡山県出身の漢文学者阿藤伯海の作品などを展示する特別展が、20日から始まるのを前に岡山市で記念講演会が開かれました。阿藤伯海は岡山県旧鴨方町生まれの漢文学者で優れた教育者としても知られています。講演会では、はじめに、阿藤の教え子で元日本銀行総裁の三重野康さんが「恩師阿藤伯海を語る」と題して講演しました。三重野さんは旧制第一高等学校時代に阿藤から漢詩を学び、その後、人生の師として様々な事を学んだとエピソードを交えながら話しました。この後、岡山大学名誉教授の広常人世さんが、阿藤の最後の作品「右相吉備公館址作」について説明を行いました。阿藤伯海の作品や弟子との交流を紹介する特別展は20日から岡山市の吉備路文学館で始まります。