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2007年10月29日 (月)

六ヶ所「あしたの森」グラウディング

235681011111213141516 六ヶ所の現地の人たちは口つぐんでなかなか来てなかったけど映画の中に出演してた最後迄反核燃訴える農家の人やヒッピーや全国からたくさんの人が集って、あしたの森の大地に木を植えました。2000本。いうても、私は当日向かったので3本くらいしか植えてない。一週間も前から泊まり込みで苗木を植える場所を杭打ちし準備してたみなさんほんとお疲れ様でした、お世話になって素晴らしい体験ほんとにありがとうございました。

セヴァンは絶えず六ヶ所の景観に「ビューティフル」ってため息をつく。大地に穴ほりたくて仕方ないみたいでスコップシャベルはなさないで掘りまくってて「グラウディング!」って気持ちよさそうに叫ぶ。

正木高志さんが言う。私たちのベース(基盤)は森。環境問題に問われる今、大切なのはこちら側(焦点を人間ではなく)、向こう側にある自然、森に回帰させ、戻る事が大切。向こう側にいくということは大地、森に木を植えること。木を植えることで大地にコンセント入れ、私たちは大地とつながり自然に回帰できる。これがグラウディング!だからセヴァンは「やった〜!ただいま〜!」って自然に戻った喜びを森のお母さんに訴えたんだねえ。
木を植えてるときからみんな嬉しい。一人一人のひとずくは大きな海になっていった。植樹は一度体験すると病み付きになる。あの快感は何にも変え難い。今日、新しい森が誕生した。大地は喜んでいるように笑っているように見えた。


しかし、六ヶ所のアクティブ実験(試運転)は今も順調に進んでて(時々設計ミスや人事的な事故がある故、その都度一瞬停止もするらしいけど) 毎日大量の放射能が海と空に流れているようだった。
再処理工場も見学し、洗脳場の六ヶ所原燃PRセンターも行く。目に見えないから・・ってウィンドファームの中村隆市さんはつぶやく。

もうどこにいても放射能はあびてしまう世の中に進んでて、ほんま考えさせられました。本格稼動も時間の問題っていうかほんまにどうなってまうんやろって。何万人の人が毎日工場に通勤してる通路のバス停から今日も帰りの駅に向かいました。

この重大な事実を国とマスコミが封じている故日本国民がいまだ知らないこと、この六ヶ所の核燃のことを知らせようとにてんつくマン中村隆市さん6月22日の夏至の日に全国で、環境&平和の種『豪快な号外』を出した。これによって莫大な借金を背負ってしまったことを聞いて、最初、あしたの森の土地購入、その頭金200万を出資していた中村さんに変わって正木高志さんがwalk9で集まった募金が50万(これは決して使わないでおこうと、集まった人々と六ヶ所まで極貧の旅を続けたという)と残りの150万を「「木を植えましょう」「空とぶブッタ」による売り上げで得た収益でまかない、寄付されたと中村さんがうるるんと感謝の辞を述べる。

ちなみに
「「木を植えましょう」を読んだミュージシャンのUAは衝撃を受け、イベントを各地で開催したらしい。私もこの本にインスパイアされ、何回と読んだ箇所がある。

あした森の頭金は正木さんが寄付されたと言えど、あと3000万円残ってるらしいですよ〜〜。
払えなかったら植樹したあの土地かえさなあかんようになるっていうてました。私も寄付せな〜〜!って思いました。六ヶ所に木植えてきたんや、関わってる。六ヶ所村のこと知らせるために『豪快な号外』をつくって多額の借金を背負ってしまった中村隆市さんにも募金せなや〜。そんなん思ってたら、私も家賃だけで大変やのに、いっぱい働かなあかんやん、ぎょ〜ってなった。

が、待てよ。ブッタ様が言われてたな、「豊かだから与えるのではない、与えるから豊かなのだ」。
これや〜。できる範囲でポトリ、ポトリ、ちょっとづつやるんや〜。

青森まではなかなか行けないけど、あしたの森を未来世代につなぐ、たくさんの私たちの夢を育てる森へののひとしずくに御協力したいって方は是非、六ヶ所の「あしたの森」に募金の御協力おねがいします。詳しくはこちらまで↓
  「六ヶ所あしたの森」
郵便振替口座番号 02260−1−105390

六ヶ所あしたの森事務局
住所:青森県上北郡六ヶ所村大字倉内字笹崎1521
花とハーブの里、気付
fax/電話:0175-74-3666


それには「木を植えましょう」「空とぶブッタ」を買うことでも参加できます。
またなぜ私たちの基盤が森なのか、森がなくなったらやがて私たち人間も滅びてしまう、森のつくりかた守りかたが、今回発売されたこの本「セヴァン・スズキの私にできること」に書いてあります。これを購入していただく事もそのお金の一部が森を守る事に費やされます。

そして、みんなに広げよう、号外、号外、『豪快な号外』

最後に私が心に今回残った言葉。
現地六ヶ所村で今でも再処理、反核燃に反対してる現地の人が言いました。
『「なんでそんなどうにももうならないことを、もう負けるとわかってるえらい(大変な)戦いをやってるんだ」とまわりから言われます。もうだめだと思う事もある。だけど僕は自分の次世代の孫から「何故じいちゃんはあのとき反対してくれやんだんや?」って言われることのほうのが嫌なんです。」

セヴァンは言う。
「私の先祖は日本人でした。理不尽な社会のシステム、様々な理由によってロシアでかつて留置所に入れられていたことがあった。その時の理不尽さ、そこから社会と自分との関わり、自然と自分との関わりを問うようになった。私は両親から、自分が信じることがあればそのことについて行動することを教えられてきました。」

未来の子供たちに何をしてあげれるかは私たちの行動でしかない。森にひとしずくを落とすのは、今生きている私たちでないと落とせない。六ヶ所村から大量に放出されるあの放射能は生きている私たちでないと止める事ができない。
もうどうしようも出来ないかもしれない。けれど、声をだし、行動することに意味が在る。そして信じる。

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