ま じ め な 私
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将棋の話
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東京都の教育

 近頃はマスコミの取材が「東京都」に偏しているかのようです。銀行のこともでしょうが私の所へも来るんですね。勿論私は何も申し上げない。
「教育庁がおかしいぞ」という取材も一社のみならずあります。コメントを出すのには私が適役ということでしょうか。
 杉並区の中学校の塾についてもノーコメント。「たわけ。あのようなパフォーマンス教育の猿芝居をしおって」等とは言いません。

 地獄耳というのでしょうか。私が腹を立てて何か発言するように持ちかけてくる社もある。
記者「7月人事で次の次長はご存知なのでしょう」と来た。
米長「はい。私を尊敬しているという人が昇格すると思いますが、あくまで推測です」
記者「行政職と一部の学閥が手を握って4月1日付の人事を決めていることについてお伺いします」
米長「なぜそんなことを聴くのですか」
記者「石原都政は銀行を含めて都庁職員のやりたい放題だからです。紙面で叩きたい」
米長「固くお断りします。教育のことでしたらある程度のことは話しますが、他の事は分かりませんし、私は石原慎太郎ファンです」
記者「副知事をはじめ、もっぱら息子の伸晃先生人事との評判ですが」
米長「私のような下々の者には分かりません」
記者「教育庁内の人事と校長への締め付けは全て米長先生の改革と正反対の方向へ行くそうですね」
いよいよ来たか。

私も話したいことは山程あるが、しゃべれない。
米長「どうでしょうか。私の応答はYESかNOかの二通りだけにして下さい」
それにしても良く調べていますねぇ。そうか、60才過ぎの再就職先をごく一部の行政職と学閥関係が握っているのか。
米長「今年の4月1日付はそうかもしれません。問題は7月の教育長になる人ですね。H氏かO氏かと言われても私には答えようがありません。これは知事がお決めになることです。
万一、少数民族が多数を押さえて教育界を私物化しているのであれば、それは必ず天罰が下りますね」
 どうか記事はお手柔らかにお願いします。

将棋と教育

 第2回普及会議学校教育編が3月26日に行われました。
 大勢集まりました。森内名人を始めプロ棋士が居る。指導棋士も居る。女流棋士も多くが参加しました。
 将棋会館の2Fがムンムンした熱氣でした。この日は「プロ棋士が授業ではどのように教えるべきか」を勉強する会です。強くなる方法ならプロは誰でも分かっていることです。しかし指導する方法はきちんと分かっていない。現役の教師と元校長の先生が2人講師です。
○お願いします。
○負けました。
○有難うございました。
この三つが大切ですと教えられました。日本の伝統文化の基本です。礼に始まり礼に終るのが将棋ですが、礼というものを学校教育で教える機会が少ないようです。

 子ども達に45分、50分の間興味を持たせ続けるテクニックとは。途中でアクビをする、騒ぐ子が出てくる。そんなときどうするか。やっぱり大事なのは校長先生が自信を持って自校の中に将棋を導入することが一番です。
その校長先生に「将棋はええなぁ」と信じていただくことが問題です。
将棋好きの教師が赴任しているかどうかも大きなポイントです。
最も大きな応援団はお母さん達です。
「将棋は良いわね」と多くの女性陣に認知されることがポイント。そこで教えに行く将棋の先生の教え方、言葉遣い、氣配りが大きいです。
 さあ、お母さんにモテるプロになろう。お母さんに好かれる女流棋士になろう。プロもアマも楽しい普及を目指そう。

教育庁

 60才過ぎの就職先というか処遇が実は公務員にとっては大きな関心事です。いわゆる天下りとは大きな違いですが、それなりの生きがいのあるポジションを与えられるのは人生を左右します。嫌われた人や「いじめ」られている人は、本人が望んでも無役無係の運命を辿るよりない。
 私は石原改革のもと、都立高校立て直しと学閥一掃に尽力しましたから、当然味方も多く敵も多い。高校の校長は良く事情を知っています。校長人事に辣腕を振るった学校経営指導担当参事だった森口氏は、60才過ぎの就職について徹底的に尽力されたと仄聞しております。
 私は委員を辞めましたが、やはり都立高校長人事と将来が、一部の人間に左右されてしまうようでは困ると思っている一人です。しかし、数年経たずしてまた春が来るんだよね。

 あれも書きたい、これも書きたいと思ってはいるんですが、6月になるとマスコミに出ますので、続きは又ここでお知らせします。

わんぱく宣言

 小中学生の作文スピーチコンテストがあります。ニッポン放送主催で、優秀作品数点は5月5日に放送されます。これは作文を書いた本人がそのままスピーチするのですが、うまいまずいよりも「わんぱく度」が採点の基準になります。
 4月20日(日)が決勝戦。場所は大手町サンケイプラザ4F。観てみたいという人はわんぱく宣言事務局(TEL03-3211-3508 平日11時〜17時)まで問い合わせてみて下さい。
 審査委員長が私。委員の中には榊原郁恵さんがいます。協賛はタウンページ。

 将棋もそうですが、子どもの頃の方が伸び伸びして面白いです。書もそうです。習って少しくらい上手くなるよりは我流の方が味わいがあります。人生?これは私には分からない。

女流棋士に愛の手を

 将棋界の女流棋士は2つの団体に分かれました。日本将棋連盟所属が41名で「女流棋士会」と称します。
 とちらの団体も健気です。片方の代表幹事は中井広恵さん。こちらは会長は谷川治恵さん。この二人が対等です。
 ここの辺りに誤解があるようで、会長の私をはじめ日本将棋連盟は女流の相談、手助け、応援はします。しかしあくまで女流は自分達で頑張ってゆくのです。

 その好例が4月26日(土)に行われる女流棋士のイベントです。これは女流棋士達の手作りのものです。会場の確保から当日の進行、チケットの販売、PR等々全て女性だけ。
 私にしても当日は欠席。というよりは関係なしです。ただ自筆の色紙10枚はプレゼントですね。
 彼女等の手作りのイベントは下記のURLを読んで頂き、是非参加してやって下さい。

 彼女達は桜前線と称して箱根に、関宿にとイベントを行いました。PR不足やファンへの対応もイマイチどころかイマジュウです。赤字にはなる、人の集まりも少ない、サービスもどうか。等々反省すべき点は多いです。これらを点検し、次には失敗しないように全員が力を合わせて前進する。心無い人々が、箱根での集客の少なさをブログで書いたりしています
 女流棋士会を応援して下さる方をこれから募集します。応援してやって下さい。
 全国の支部会員の皆様、総力をあげて彼女等に暖かい支援をお願いします。「私はあなたを好きです」と言ってくださるだけでも良いのです。

 日本将棋連盟がついているからとか、米長会長がついているから等々は関係ありません。私は見守るだけですし、何よりも応援して下さる男性が余りにも少ないのが現状です。
 あなたも女流棋士会のファンになってね。

http://lppg.shogi.or.jp/