ここから本文エリア 堺市、次世代型路面電車(LRT)のルート公表2008年04月16日 低床で高齢者でも乗降しやすい次世代型路面電車(LRT)の新線を計画する堺市は16日、市内を横断する具体的なルートを発表した。今後、沿線住民向けの説明会を開いて電停の設置場所などの意見を募り、阪堺電気軌道(我孫子道―浜寺駅前)と相互乗り入れする基本計画を策定。来年度中の着工をめざす。 ルートは南海高野線堺東駅から市役所前を通り、阪堺線と乗り入れる大小路交差点から南海本線堺駅を経由。市が整備中のサッカー・ナショナルトレーニングセンターの横を通過して、シャープ(本社・大阪市)が液晶工場を建設中の臨海部に至る。全長6.9キロで、堺東駅―臨海部間は約30分で結ばれるという。 市の試算では、10年度の開業をめざす堺東駅―堺駅間と、LRTの車両が走る阪堺線の区間の利用客は1日計1万3千人で、車両購入費などの事業費は約115億円。一方、堺駅―臨海部間は同1万5千人の利用を見込み、市は事業費として約250億円かかるとの見通しを示している。起債と国からの補助などで事業費を賄う方針。 PR情報この記事の関連情報関西ニュース
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