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2008-04-15 (Tue)
■[music] 
Perfume // GAME [Tokuma Japan Communications]
電・撃・盤・石!最早日本におけるテクノポップアイコンとして認知され始めているPerfumeのセカンドアルバム「GAME」が登場。
アルバムタイトルでもある「GAME」が素晴らしい。派手なブリープ音のベースと攻撃的なギター、ひたすら低温を鳴らすビートとハイハットの組み合わせ、他の曲とは全く違う三人のヴォーカルの使い方が完全にクラブミュージックの形。中田ヤスタカワークスの一つ鈴木亜美「Free Free」でエレクトロクラッシュへのアプローチが随所に見られるが、若干下世話な部分も含めて「GAME」は完璧なエレクトロクラッシュと言ってもいいだろう。Perfumeという土壌で本気を出したとしか思えない。これがメジャーシーンにあってオリコンチャートに置かれるであろうと考えるとゾクゾクする。
つまらない言葉で言うと「アルバムとしてPerfumeとしての完成度が高い」。これは素人だろうが玄人だろうが共通してロックするには充分だ。しかし「GAME」という一曲だけを見れば、Perfumeのクラブミュージック側へのアプローチという点である一種の層(つまりジャングリストでもある私や電子音にまみれているハードコアな貴方)をロックするにも充分だ。メジャーシーンにいるPerfume自体がオールレンジにぶっ放されているという事実に痺れる。これは多分、YMOが辿った道だ。
テクノ上の様々なカテゴライズをされたテクノをふんだんに取り込みPerfumeは突き進む。これでいい、と誰もが思うだろうが、これでいいなら面白くない。このまま盛り下がって終わりだ。
クラブミュージックの中の流行を考えると単体のアーティストが流行のトリガーとなる楽曲を作り、他のアーティストがそれに乗っかる形で流行は作り上げられる。つまり大多数で流行は作られる。オリジネイターの存在とカウンター、アンチカウンターの存在が全て一緒になって流行は作られる。
Perfumeがクラブミュージックとしての属性も持つオリジネイターと仮定してこの後にカウンター、アンチカウンターの存在が出てこないと面白くない。YMOのようにオリジネイターただ一つでメジャーシーンを突き進むのは歴史に一つ書かれていることであり、テクノがもうある程度出来上がっているからこそPerfumeと他の存在で新しい歴史をこれからも作っていってほしい。
今や天下無敵のPerfumeの突進に全力で立ち向かえる存在こそ私は待ち望む。それが変態正義電気グルーヴになるのかつんくからの刺客C-uteか次世代テクノアイドルAira Mitsukiかテクノの波動に目覚めた鈴木亜美かニューレイヴに移行したハレパンかブレイクコアを素で取り込む田村ゆかりになるのかその他ニューヒーローニューヒロインかは私には解らない。
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