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0−66で試合放棄、最弱野球部の熱血…部員は2人
再来年に廃校も奇跡の1勝信じ…

硬式なのに、グラウンドネットはソフトボール用。投手の肩の張りが残る現在は、筋トレや用具の手入れに精を出している=16日午後、埼玉県深谷市
硬式なのに、グラウンドネットはソフトボール用。投手の肩の張りが残る現在は、筋トレや用具の手入れに精を出している=16日午後、埼玉県深谷市
 今月15日の春季高校野球埼玉大会予選で、2回裏一死で「0−66」の大差をつけられ、異例の「放棄試合」を選択した高校がある。昨夏の予選でも「0−68」(5回コールド)で1回戦敗退した“県内最弱校”は、再来年3月に統合による廃校が決定しているが、統合予定校との合同チームを結成せずに“奇跡の一勝”を信じて今日も練習を続けている。それは、わずか2人の野球部員と熱血監督の意地だった。

 「2人は決して弱音を吐かず、毎日まじめに練習に取り組んでいます。しかし、文化系の部員にも助っ人を頼む状況では、まずはケガさせずに無事に試合を終えることで精いっぱい。それでも2人のために試合を行い、2人がいるうちに何とか1勝したいのです」

 こう話すのは、埼玉県立川本高校野球部監督の飯田貴司教諭(41)。15日の県立進修館戦では、1回に26失点、2回一死までに40失点。72人目の打者を迎えた時点で被安打35、四死球20、失策18、許した盗塁21という状況に加え、投手の球数が242球に達していたため、「選手の健康上の理由」から試合放棄を宣言した。川本の攻撃は無安打2四球だった。

 川本は3年生2クラス、2年生4クラスの中規模校で、1年生は募集を終了している。野球部の正式部員は、主将の松崎聖君(3年、捕手)と森勝吾君(2年、投手)のバッテリーのみ。松崎君は小学校から野球一筋だが、本業は外野手。森君は中学時代はラグビー部だったが、飯田教諭が入学時にスカウト。その時点で、部員は後に退部する1人を含め3人だった。

 練習は毎日キッチリ行っているが、もっぱらキャッチボールとトスバッティング中心だ。「同級生もおらず、気持ちもめいってしまうでしょうから、極力近隣校へ“出げいこ”に行っています」(飯田教諭)。

 大会前に飯田教諭ら3人で何とか頭数をそろえたが、メンバーはバレー部から新聞部までさまざま。華の1番サードを務めた3年生もアニメ研究部に所属し、野球経験は小学生時代の1年間だけという。

 そんな逆境の中でも、単独での出場にこだわる理由を、松崎主将はこう話す。

 「父と同じ川本を選んだからには、やっぱり川本として出たいですし、出場すらできない学校に比べれば幸運だとも思っています。試合はもちろん勝ちたかったですが、今回もこんな結果になってしまい、試合後に監督と両親に、『こんなに点を取られて申し訳ありません』と謝りました」

 監督は「一生懸命やったんだからそれでよい。全力で野球すればよい」。両親からも「落ち込むな。気にするな」と激励されたが、くやしさは収まらない。

 「学校のみんなは野球に全然興味がないし、『バイトが忙しい』といって参加してくれませんから、どうしても守備が課題になります。それでも協力してくれる同級生や飯田先生のためにも、最後の夏も出場して必ず勝ちたい」

 勝った進修館は「球児はみな頑張っています。まだ1回戦ですし、特にお話することはありません」と川本を気遣った。

ZAKZAK 2008/04/18

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