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北京五輪:「大気汚染、思っていたほどひどくない」

 「大丈夫でした」。北京オリンピックの実際のコースで18日に開催された、国際陸上競技連盟(IAAF)主催の20キロ競歩大会に出場した選手たちは、大気汚染の問題について、「思っていたほどひどくはなかった」と口をそろえた。マラソンの世界記録保持者であるエチオピアのハイレ・ゲブレシラシエ選手が参加を辞退し、女子テニス世界ランキング1位のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)が不参加を宣言するなど、北京の大気汚染が問題となっている。しかし実際に競技を行った韓国選手たちは、「大丈夫だった」と評価した。

 男子で10位となったキム・ヒョンソプや18位のパク・チルソン(ともにサムスン電子)ら韓国選手たちは、「練習のときは大変だったが、実際にレースが始まると汚染の問題はほとんど意識しなかったし、レースに影響を及ぼすほどではなかった」「大気汚染よりもコースが滑りやすいことの方が問題だった」などと述べた。

 女子選手もほとんどが大丈夫だったと語った。8位に入った日本の川崎真裕美選手は、「砂が口の中に入って鼻をかむとティッシュが真っ黒になったりしたが、心配していたほど悪くはなかった」と語った。19位に入ったオーストラリアのピータース選手も、「大気汚染は心配していたほどではなかった」とコメントした。

 男子で3位に入ったメキシコのサンチェス選手は、「特に問題はなかったが、ほこりが多かったため、15キロを過ぎるとのどが渇いて涙も出た」「オリンピックが開催される8月までに大気汚染が収まれば、もっと完璧な大会になるだろう」と感想を述べた。この日北京の気温は13度から26度で、女子のレースが行われた午後3時から5時の間はやや雲が多く、涼しい風も吹いていた。

北京=キム・ドンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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