母校愛は、一生の宝である。18日は「大学会の日」。
青春時代、キャンパスで正義の拡大に挑んだ同志が、現役の後輩とともに新たな実証を約し合う日だ。
1968年(昭和43年)4月18日の「東大会」結成以来、国内外で大学会が相次ぎ誕生。
今日では、世界約400大学・2万人のメンバーに発展した。
どの大学会も、池田名誉会長との深き縁が最大の誇り。
師匠の手づくりで薫陶をうけた実力派の人材が、各界で大活躍している。
知性と正義と友情のネットワークは40年。今では、父子2代にわたり同じ大学で学び、大学会の集いで少し照れながら“リレー決意”を発表する、といった光景も見られるようになった。池田門下の人材の大河は世々代々、未来へ滔々と広がっている。
「どこまでも民衆に尽くし抜く世雄(=世間の雄)たれ!」との師の期待に奮い立つ使命の友。
卒業後も互いに励まし合い、後輩たちに魂を語り伝える大学会のつながりは、社会のあらゆる同窓の絆の模範でもあろう。
1960年代から70年代にかけて、大学紛争の嵐が社会を席巻し、暴力と破壊の果てに挫折していった。その後、深い哲学性や言論の気風がキャンパスから薄れて久しいのではなかろうか。
「大学は、光と自由と学問の場所であれ」(英の政治家ディズレリ)。学問と平和・文化のフォートレス(要塞)たる大学の本来の姿を蘇らせるためにも、創価の大哲学に生きる学友のつながりは、かけがえないものだろう。
少子化で、“大学全入時代”に突入したと言われる今日。大卒というだけで持てはやされた時代は終わり、有能で人格の優れた人材を、企業はじめ各界は真剣に求めているのだ。
「大学会は、三十年後の創価学会を、二十一世紀の新しき勝利の流れを開きゆく、大切な後継の大人材群である」(小説『新・人間革命』第16巻「入魂」の章)
偉大な創立者のもとに集った「創価大学」の同窓スクラムを手本として、わが実証、わが後輩の育成に励んでいこう。
名誉会長は「(大学会は)学会にとっても、社会にとっても、全員が、大事な人材である。正義の師子の陣列である」と語る。
発足40周年の春。全大学会メンバーが、こうした発足の意義を再確認し、社会の各分野で責任と力ある人材として「師子」の大前進をすることが求められよう。(08.04.17:聖教社説)
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