2008年4月18日 18時50分更新
県内の小学6年生の児童のおよそ6%が特定の仲間しか見られない携帯電話のサイトに友だちの中傷などを書き込んだことがあり、高校3年生の15%が出会い系サイトにアクセスしたことがあると答えていることが岡山県教育委員会の調査でわかりました。
県教育委員会はことし2月、小学校から高校までの子どもたちとその保護者あわせておよそ2万5000人に携帯電話の使い方について調査しました。
調査結果によりますと、県内で携帯電話を持っていると答えたのは、小学6年生で25%あまり、中学3年生で64%あまりに上りました。
また、携帯電話を使っている子どものうち、特定の仲間しか見られないサイトに友だちの中傷や嫌がらせを書き込んだことがあると答えたのは、小学6年生でおよそ6%、中学3年生では9%あまりに上りました。
さらに、出会い系サイトにアクセスしたことがあるという回答が高校3年生で15%あまりに達し、中には、小学生が援助交際をしようと利用したケースもありました。
県教育委員会では「無防備に携帯電話を使うといじめや犯罪を引き起こす恐れがある実態が明らかになってきたので調査結果を詳しく分析して今後の対策に生かしたい」と話しています。