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中国の武器輸出で武力弾圧の懸念強まる ジンバブエ

2008.4.18 19:06

 【ロンドン=木村正人】ジンバブエ向けの武器を積んだとされる中国のコンテナ船が南アフリカ東部のダーバン港に停泊していることを17日、南ア政府が確認した。ジンバブエでは先月29日に大統領選が行われたが開票は凍結され、ムガベ独裁政権による武力弾圧の懸念が強まっている。圧政国家に武器輸出を続ける中国の姿勢に国際世論の批判が強まりそうだ。

 英紙ガーディアンが入手した4月1日付の書類には、半自動小銃AK47と弾薬、迫撃砲93砲と迫撃弾2500発、携帯型対戦車ロケット弾(RPG)1500発など小火器77トン分が記載されている。中国から輸出され、荷受け人はジンバブエ国防省。船は14日にダーバンに到着、南ア税関当局が検査中だ。

 ムガベ大統領は劣勢だった大統領選をほごにし、白人農地の収奪、野党勢力への弾圧を指示していると伝えられる。それだけに小火器輸入は「武力弾圧の準備」との危惧(きぐ)を増幅させる。

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