被告2人に懲役3年
被告2人に懲役3年 06/27 19:42

福岡県篠栗町のダムの周回道路を、高速で走行中に友人をはねて死亡させたとして、危険運転致死罪に問われた男2人の控訴審で、福岡高裁は2人にいずれも懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

去年9月、篠栗町の鳴淵ダムの周回道路で、「サーキット行為」と呼ばれる高速走行をしていた当時21歳の大学生が、単独事故を起こしました。

大学生は車を降りて救助を待っていましたが、高速で走ってきた2台の車にはねられ死亡しました。

車を運転していたのは、一緒にサーキット行為をしていた大学生の友人の陣内蘭丸被告と河辺友慈被告で、2人は危険運転致死罪で起訴され今年3月、福岡地裁がそれぞれ懲役3年6か月の判決を言い渡していました。

きょうの控訴審判決で福岡高裁は、「犯行は無謀で悪質であるが、被害者にも事故を回避しようとしなかったなどの落ち度がある」などとして、1審判決を破棄したうえで、2人にいずれも懲役3年の実刑判決を言い渡しました。