2007.11.03(Sat)
背中から腕が生えた女児
―鄭州晩報―
2日、中国河南省鄭州市の第五人民医院で一歳一ヶ月の女児が、背中から生えた手を切除する手術をうけ、成功しました。
女児は、同省登封市に住む張軍さん夫婦の娘、晶晶。
晶晶が生まれたのは、2006年10月のこと。農業を営む張軍さんは産気づいた妻を病院に連れていき、そこで帝王切開により晶晶がとりあげられました。しかし妻がまだ麻酔から覚めないうちに、張軍さんは助産婦から目配せをうけ、赤ちゃんが普通ではないことを知らされます。
産声をあげる晶晶の背に手が生えていることを知った張軍さんは、最初妻には知らせず、三日三晩悩んだといいます。意を決して妻に話した出産四日目。妻はベッドに横たわったままで一日中塞いでいました。しかしため息ばかりを吐いてもいられません。子供の名前を考えたのは夫の張軍さんでした。最初に娘を見たとき、瞳がキラキラと輝いてみえたことから付けたのだそうです。
夫婦は生まれたばかりの晶晶をとりあえず登封市人民病院に連れていき、診断を仰ぎました。それによると手は寄生胎のもの、北京にあるような大きな病院で切除してもらうよう勧められます。しかしながら、畑を耕し、農閑期には出稼ぎに出て年収ようやく3000元という張軍さん夫婦にまとまったお金はありません。
「北京に行って帰ってくるだけで1000元とかかります。とてもそんなお金はなく、(診察をうけるのを)延ばし延ばしにしてきました」と語る張軍さんですが、晶晶の成長とともにその背で成長する第三の腕をほうってはおかれず、10月23日に家にあった1000元に借金2000元を足して、鄭州市第五人民医院を訪れました。
晶晶をうけいれた市第五人民医院が調べたところ、寄生胎の腕は晶晶の頸椎より繋がっており、肩甲骨と鎖骨それぞれ一対にもう一本の腕と思われる長い骨が一本、晶晶の背に埋まっていることがわかりました。
晶晶の体からはほかに軽度の心臓弁膜症が見いだされましたが、病院側では手術には影響ないと判断。頸椎の神経組織を傷つけ、半身不随になる可能性も予見されましたが、この2日、手術をおこない、無事に成功しました。
市第五人民医院によると、中国での寄生胎をもつ胎児の報告はこれまでに20例ほど。といいますが、「胎児内胎児」の例は先月、先々月にもニュースとしてとりあげられましたから、この数字はあまりアテにはならかいかもしれません。
なお晶晶は予後が順調ならば10日後には退院できるそうです。また、費用は一万元まではかからず、病院側では更に減免することも考えているそうです。
HEAVEN 胎児内胎児
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---------引用ここから2 :俄が青春のスぺラン力 ◆4RjUiAYWrI :2007/10/30(火) 10:14:32 ID:UqkgwVuK0 カイザースラウテルンをカイザー・スラウテルンだと思ってた。 5 :あか:2007/10/30(火) 10:54:...
2007/11/07(水) 14:41:23 | 裏planet b.
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