道路を問う
道路建設と巨額財源、そのあるべき姿を考える
【政治】国交省OB、民間に大量天下り 道路財源の契約先企業2008年4月16日 20時04分 国土交通省は16日の衆院国土交通委員会で、道路特定財源を原資とする道路整備特別会計を通じて工事などを2006年度に契約した民間企業約600社に、国交省OB計2641人が在籍していたと報告した。 民主党の川内博史氏が「発注先に元職員がいるのは、世間の常識からあまり好ましくはない」と批判。これに対し冬柴鉄三国交相は、50歳代で辞める国家公務員の早期勧奨退職制度などを引き合いに「65歳にならないと年金がもらえないので、働かなければならない」と反論した。 その上で国交相は「社会も、長い経験を持つ人を求めている」と強調、押しつけ的な天下りではないとの認識を示した。 国交省は、工事契約額と工事以外の企画、物品購入などの契約額が多い各上位300社を対象に調査を実施。589社が回答した。 それによると06年4月時点で、工事契約先には1523人、工事以外の企業は1118人のOBが在籍。うち421人が役員だった。 (共同)
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