国際結婚は当分ダメ 人身売買の懸念受け、カンボジア2008年04月18日23時11分 【バンコク=山本大輔】カンボジアでは国際結婚はしばらくできません――。カンボジア政府は4月から外国人とカンボジア人との結婚申請の取り扱いを停止した。貧困家庭の現地女性らをねらったあっせん業者の介入で人身売買の温床になっているなどとする国際社会の懸念に応じた。結婚法を見直し、人身売買を防止する枠組みの制度化までは許可しない方針だという。 政府筋によると、特に問題化したのが韓国人男性との結婚。昨年までの3年間で24倍増の1759件に急増した。あっせん業者による結婚では多額の金が動く例もあるとされる。貧困脱却などで結婚を持ちかけられ、韓国で売春を強要された女性もいる。文化の違いから数カ月で離婚を望む女性も増えているという。 政府筋は「外国人との結婚が裕福な生活への早道と考える女性も多く、対応の難しい問題」と頭を抱えている。 PR情報この記事の関連情報国際
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