金の要求断られ「キレた」
金の要求断られ「キレた」 04/18 19:26

福岡市の連続女性殺傷事件です。

強盗殺人の疑いで逮捕された男が、犯行当時の状況について具体的な供述を始めました。

男は、「カツアゲしようとしたが断られたのでキレタ」などと供述しています。

静かな住宅街のアパート前で、田中久子さんの胸などを果物ナイフで刺して殺害したとして逮捕さた無職の野地卓容疑者。

当時の状況について「“金を出せ”と脅したが田中さんが“誰か!”と叫んだため刺した」と供述してることがわかりました。

野地容疑者は、次のようにも話しているといいます。

「キレた」という野地容疑者は、十数回にもわたって田中さんの胸などを執拗に果物ナイフで刺したのです。

「消費者金融などに40〜50万円の借金があった」などと話している野地容疑者、ひと月3万5,000円のアパートの家賃のほか携帯電話の料金、1万数千円を滞納し、利用を止められていて、「携帯電話代が欲しかった」などとも供述しているということです。

ところで、先月25日の女性会社員刺傷事件でも、野地容疑者は現金を奪うことは出来ませんでしたが、この事件後に、家族から数万円の仕送りを受けていました。

警察は、家族から送られた金を使い切った野地容疑者が、再び犯行を決意し、田中さんを襲った可能性が強いとみています。

また、逮捕当日に任意同行を求められた際、野地容疑者が、アイスピックを持っていたこともわかっていて、二度の事件で金銭を奪うことが出来なかった野地容疑者が、第3の犯行を計画していた疑いもあるとみて、警察が詳しく調べています。